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作者:

みんなが私のほうをみてると錯覚するとき

それは私のほうがみんなよりちょっと上だって思ってるとき

私はみんなより上だって思ってるとき

私はみんなよりちょっと少しほんの少し秀でている

とりわけみんなが私の方を見てくるときの

秀でた私をみるときの感情のない目を

思い出すと私は明らかに勝っている優れている

人より劣った人より

だいぶ人より

私はまし

なはず

ましな人間である

はず少しは

私は平均値より

私は上に

多分、

私は下を

みる私は

下をみると

落ちる足場が

ないことが

分かってしまうから

ゆらりと身体が

ふらりと

バランスを失って

足元が不安定

ですぐに

手をつかむ

ものがない

やばいひどい

こんなこと

こんなことってないよ

私はだんだん

姿を見えなくして

だんだん

底の方へと流れていく

ようにして

だんだん私は

だんだんだんだんだんだん


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