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銃と魔法を片手に  作者: 葉月はき
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1話 島付旅館

下関第一確認ダンジョン 通称 島付旅館(しまつきりょかん)

難易度としては、学生が1階を実技訓練に使うぐらいには、簡単であるがこの島付旅館は見た目と中の構造が一致しておらず見た目は5階ほどにしか見えないがまだ最上階が確認されておらず最大進出階で6階、調査は3階までしか終わっていない。

敵性個体の強さは1階から6階まで一律でさほど強くない。

しかし、館内の複雑さから、県自治体が定める護衛試験に合格した護衛がいる。

「相変わらず不思議な内装だな」

「音を立てないで目的地までに弾を消費したくない」

そう言いながら、小銃を構え廊下の曲がり角をクリアリングする。普段無口な、唯だがダンジョンに入ると饒舌になる。

ちなみに、構えている銃はトーチカス社のTK06、比較的小型の取り回しのいい銃である。

この歳にしては、小柄な彼女にはこのくらいの銃がいいので愛用している。

「いた...スケルトンが3体」

そう言ってサプレッサーを付けた銃が鉛を撃ち出す。

全く音がならないのは、高性能なサプレッサーを、使っているのではなく減音魔法を併用しているからだ。

「1kill....2kill」

距離を一定に保ち射撃を続ける。

「All clear」

「お疲れ」

「あなたも、護身用の銃免許くらいとったらいい」

「取得するために、勉強するぐらいならここの調査をした方がましだ」

「あなたのわがままには、つくづく頭を悩ます」

「その分、部屋を使わせたり報酬を払っているだろ?」

「...」

もう何回、繰り返したか分からない内容を、話しながら目的地に着いた。

「今日は、何号室?」

「407」

「本当に、ここの資料はあるの?」

「わからん、なかったらまた他を探せばいい」

仲山は部屋に入り、唯は扉の前で待つ。


☆☆☆


仲山が調査に入ってから10分がたった、ここの敵はおつむが弱いから一気にこず、散発的にくる。

「14...多い...敵が多い早く調査を、切り上げた方がいい」

「...ん...これは地図か?」

「聞こえてる?」

「あっあぁ、すまない」

「はやく、多分、明日とかは調査に行けない」

ダンジョンは、不定期に普段より敵性個体の数が増える。

「県に連絡しなきゃ」

そう言い早歩きでダンジョンを抜ける。

「ふぅ...」

「体力、無さすぎもっと運動して」

「40のオッサンにはきついよ」

「コンビニ行こ」

仲山の自虐ネタをまるっきり、無視して言う


☆☆☆


「ほらよ」

コンビニが出てきた仲山が、唯にアイスを渡す。

「ありがとう..」

そう言ってアイスを舌で舐める。

突然だが、唯は他人から見たら可愛いの部類に入る。つまり、はたから見たらおじさんが、少女に餌付けしてるようにしか見えないのだ。まぁ、その少女は背中に銃を背負ってたりとかなり、物騒なのだが

「高校の準備は、出来たのか?」

「制服も買った、教科書も買った」

「銃は?」

「これでいい、そういえば新しい護衛は?」

「その件だが、しばらくは友人の研究所の、連中に同行することにした」

「ふぅん...今日、14killした報酬、期待してる」

「アイスを、買ったからいつも通りだ」

「ぶー」

たいして、感情のこもっていないぶーを言いながら、アイスを舐める。


☆☆☆


4月 それは出会いの時期である。そしてここ、国立青上魔法高等学校こくりつせいじょうまほうこうとうがっこうの講堂前では、真新し制服に身を包んだ少年少女が、新しい出会いや仲間との再開に花を咲かせた。

そこに、白い髪の毛でショートカットより少し長い女の子が来た。

皆がその姿を、認めると口々に小さな声で話し出す。

「あれが下崎の...」「うわっ、小さ...」「可愛い一目惚れしたわ..」

「(後で真ん中のヤツ締めよう)」そう思いながら受付に行く。

さすが国立の最新設備を、整えた学校なだけある。現に受付は機械で行うのだ。

タッチパネルを触り、受験番号や指名をかく。誰の趣味か知らないが、音声による確認の画面がでてくる。

「あー」周りを見ながらマイクに口を近づけいう。

隣で受付操作をしていた、男子が操作をやめ、チラッとこっちを見る。

「(周りの視線が痛い)」昔からだが、どうも人に注目されるのは、慣れない。


☆☆☆


そして、入学式が始まった。

入学式は60年前とたいして変わっていない。校長のお話、生徒会長挨拶、そして新入生代表挨拶だ

「ふぅ...」

校長のお話の途中、緊張を和らげるために息を吐く。

「そんなに緊張、しなくていいのよ」話しかけてきたのは生徒会長の白雪 早苗(しらゆき さなえ)

「はい...ありがとうございます」

「あなたならきっとできるわ」

そう言いながら生徒会長挨拶に行く。お話が終わった校長先生は生徒会長と軽く会釈し、唯に微笑んで行った。

「...」

そうして生徒会長挨拶が終わりとうとう新入生代表挨拶だ

ゆっくりと演台の前へ、歩いてゆく。すうぅっと息を吸いふぅと息を吐く。

「穏やかな春の日差しが続き、桜も咲き乱れる季節となりました....」

こんにちは葉月です。

やっと学校編に行けました。本当は青上学園というなまえのはずだったのですが、ありがちかな?っと思いわざと高等学校にしています。まぁ私立でもないので妥当ですよね!

ちなみに、TK06って銃とかトーチカス社とかは完全に想像です。私が銃をあまり知らないのもありますが、もし何かを間違えていた時に大幅な書き直しをしなければならないので空想のにしています。唯の可愛いですよね?ね?無口の白髪少女とか最高ですよね?

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