日記とアイテム整理
めちゃめちゃ遅れました。本当に申し訳なく思っていますm(_ _)m
ほぼ一ヶ月過ぎようとしてますが(笑)
明けましておめでとうございます!
蒼始は骨折を想造魔法ですぐに治してから、転けた原因を探そうと思った。ただ気になったからである。
「うーん、確かこの辺で着地したから、この辺りか?」
落下地点から逆算して、転けた場所付近を探すが、お目当ての物は直ぐに見つかった。
――それは、何年前の物かわからない程古ぼけた箱だった。
「まさか、これが俺が死にそうになった原因か?」
蒼始は気になって箱に対して超鑑定を使ってみる。一応念の為にだ。
すると、こんな情報が出た。
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宝箱
ダンジョン内に生成される宝箱の1つ。何が入っているかはわからない。
・罠無し
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「珍しく変な情報が出てこなかったな。それにしても転けた原因は宝箱だったのか…って宝箱? ダンジョン内に生成されるとか書いてあるけどここダンジョンだったのか。」
そう、ここはダンジョンだったのだ……!
「宝箱開けてみるか。罠が無いみたいだし。」
そうして中を開けると、中には本が3冊入っていた。
どれも薄汚れていて、かなり古いものだとわかる。
勿論気になるし見ない訳ない蒼始は状況整理がてらに見ることにした。
「しかしここがダンジョンだったとはなぁ。草原だからそんな感じは全くしなかったんだが……」
どう見ても広すぎる草原。あのスライムを除けばのどかな環境であることは間違いない。
(本を見るときは危険だけど、テント建てて聖剣でも地面に刺しておくと大丈夫かな?)
ということでなるべくテントを建てやすいように平らな所へ移動し、想造魔法でテントを作り、聖剣を地面にぶっ刺しておいた。スライムが聖剣を見て逃げ出したので刺しておけば安全だと見込んだ。
こんな使い方をしているが、この様子を昔の人々が見ると、「なんてことを……!」と崩れ落ちていただろう。だが、それ程までに聖剣は大切で神聖な物なのだ。
そんなことは知らずに聖剣を使っていた蒼始はドサッと寝転がると、意外に疲労が体に溜まっていたことに気付く。
(休みながら漕いだはずだけど、やっぱり疲れは貯まるよな。)
異世界にいるという状況でかなりおかしいテンションになっていたので、そのテンションで疲れをあまり感じなかった。それに時間が過ぎるのがとても早く感じていた。
このまま寝てしまいたいという激しい衝動に駆られるが、聖剣を刺してるとはいえダンジョンはダンジョン……らしい。命の危険は実感していないが、なんとか気合を入れて起き上がる。このまま寝転がっているときっと寝落ちするからだ。
そして眠いときによく飲んでいる珈琲を想造魔法で出してカフェインを取り、寝ないようにする蒼始。勿論ブラックにして苦くしているが、正直蒼始はブラックが苦手だ。これも寝ないために我慢してちょびちょび飲んでいる。
蒼始は手始めに一番薄い物から読み始めることにした。これ自体も週刊少年○ャンプなみの厚さがあったが、残り2冊は広辞苑並の厚さがあった
本の中の内容はこうなっていた。中身はよくわからない文字で書かれていたが、言語理解のスキルがしっかりと仕事をしてくれたようだ。よくわからないのにまるでいつも使っていたかのような感覚で読めた。
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○月△日
今日から日記を書こうと思う。いや、一週間に一回だから週記と呼ぶのか?まあ、そんな細かいことはいい。
最近、仕事もようやく落ち着いてきたので、前から気になっていた異世界の言語を勉強するついでに、日常での出来事を書くとしよう。目標はいずれ「日本語」とやらで日記を書けるようになることだ。
こういう所から案外今まで気付けなかったことに気付くかもしれないし、あいつらがしでかした事でも記録して、今後それらを話のネタにしてやろうではないか。
あいつらに言葉を教えてもらうのは少々癪だが、この世界には無い価値観やアイデアがあいつらの言語から分かるかもしれない。我慢して学べるところは学ぼう。
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○月□日
やはり他言語は難しい。あいつらが何を書いているかさっぱり分からない。これが理解できるようになるのはいつになるだろうか。
そういえば、あいつらが「スシ」や「テンプラ」とかのことで騒いでいて、料理長に頼み込んでいた。どうやら故郷の料理らしい。転移のことに対しては本当に申し訳なく思っている。せめて本物に近い物ができるよう私も手伝おう。
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「…………一週間に一回書く日記か。これに出てくる『あいつら』で『日本語』ってこれ異世界召喚っぽいな。仕事がどうとか料理長とか言っていたからこれを書いた人は王様かその他貴族とかか?」
そう考える蒼始の予想はほぼ当たっている。
「確かに寿司食べたくなってきたな……」
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その後、何度か意識を奪われそうになりながらもなんとか半分くらいまで読み、重要な情報を手に入れた。
例のボッシュート事件の事が書かれてあり、「あいつら」とは、今地面にぶっ刺してある聖剣を使っていた勇者だと判明した。それに勇者は2人いて、片方が戦闘系、もう片方は生産系と役割が別れていた。
また、これを書いた人は勇者を召喚した国の王様だった。
国がどのようにしたら発展していくのか等もよく考えたり、国にデメリットな事が起こると、この世界のルーズベルトと言わんばかりの解決策を出していて、頭が切れる聡明な王様だったと言える。
さらに、王様は日本語の習得がかなり早く、半年もすると日記がほぼ日本語に置き換わっていた。
英語に数年掛けても大半の人が簡単な会話しかできない、ましてや日記の様に書くことができない事を考えると圧倒的に早い。
閑話休題
とにかく、村を発見する重要な情報をこの日記から手に入れることができた。
だがもう外は暗くなっている。できれば明るいときに移動したいと思っている蒼始。
それに腹も空いてきた。
「腹ごしらえのついでにアイテム一度全部超鑑定で見てみるか。」
逆に何故今までアイテムを超鑑定で確認しなかったのだろうか。
食事は高級保存食で済ました。とにかく噛めば満腹感は出てくるので、蒼始は干し肉がシーチキン並の食感になるまで噛んだ。
食事を済ませ、それからアイテムを一つずつ取り出し、超鑑定をしていった。
ちなみにあの宝物庫にあるアイテムはほぼ全て生産系勇者が作った物らしい。
「よし、これで全部か。」
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□装備品
・オプティカルネックレス
・エクスペリエンスミサンガ
・収納の指輪
□武具
・勇者の鎧
・ライトセーバー
・聖剣
・スナイパーライフル
・馬鹿には見えない服
・ニワ○コの杖
□道具
・万能調理器具
・超高性能テント
・壊れたコンパス
・高級ベッド
・モンス○ーボール
・携帯電話
□消耗品
・エリクシール×10
・1級品ポーション×50
・2級品ポーション×70
・3級品ポーション×100
・1級品マジックポーション×80
・2級品マジックポーション×120
・3級品マジックポーション×40
□食べ物
・高級保存食(88食)
・和食洋食中華の様々な食べ物(90食)
□その他
・キレイな石(洗濯かご1杯分くらい)
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蒼始はこんな感じでメモをとった。
自分がメモを取らなくていいと思ったものはとっていない。
正直収納の指輪でアイテムを取り出すときに頭の中にぼんやりと出てくるので余り必要性は無いが、必要になるかもしれないので、一応だ。
こうしてしっかりと見てみると、回復アイテム系がとてつもなく多かったり、蒼始が収納した憶えのない物まで入っていた。
蒼始はスナイパーライフルなど、手にとった瞬間びっくりし、思わず手から落としてしまった程だ。
「うん、やっぱり何で今までアイテムを鑑定しなかったんだよ……!」
このアイテムの中にある「超高性能テント」
それは確かに超高性能だった……!
まず、ワンタッチで広げることができるため、設置する作業が無い。
次に、温度調節機能。テントなのに。
そしてなんとステルス機能がついている!超鑑定によると99.9%モンスターから見えなくなるようだ。
本体の見た目はどう見てもお掃除ロボットだったので蒼始は気付くことはできなかった。
「ああ、こんなことならスライムに襲われることは無かったのに……」
そんな後悔は今更遅い。
とにかく眠たかった蒼始はこのテントで眠ることにした。
「重要な情報は手に入った。あとはそれを頼りに探すだけだ」
蒼始はもう少しで村を発見できそうだ。
馬車「もしもし、私メリーさん。今、あなたの後ろにいるの」
蒼始「君に決めたっ! スライム !溶解液だ!」
馬車「あっ、ちょとまっ…………」
シューー




