表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

わが青春のマリアンヌ  1955年 フランス映画   幻想的青春映画   (極私的映画レビュー) ジュリアン・デュヴィヴィエ 監督

作者: 舜風人

わが青春のマリアンヌ  1955年 フランス映画 カルト青春映画





青春幻想映画といえばこれだろう。

原題  Marianne de ma Jeunesse


ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の代表作と私は思っている。

ペーター・メンデルスゾーンの小説、「痛ましきアルカディア」を、デュヴィヴィエ自身が脚本化して作った青春の夢想と永遠の少女への憧れを歌った一編である。




あらすじは、、


以下私の記憶だけで書いてるのでもしかしたら記憶違いがあるかもしれません、。



霧の巻く森の中にある。ハイリゲンシュタットの寄宿学校を舞台に、南米アルゼンチンから帰国して入校転校した、主人公の青年バンサン(ドイツ語版はヴィンセント)が体験する不思議な古城で、であったなぞの少女マリアンヌ(マリアン・ヌホルト)との恋を描く幻想物語である。


バンサンはある日対岸の古城へ仲間と探検に出かける、

仲間とはぐれて一人さまよっていると、

そこでなぞの少女マリアンヌと運命的な出会いをするが、屈強な執事の命令で船に乗せられ送り返されてしまう。


それ以後、バンサンはその娘のことが頭から離れない。

寄宿舎の園長?の娘(姪?)のリーゼ(ドイツ語版、リゼロッテ)はヴァンサンへ思いを寄せて積極的に誘うが応じてくれない。

リーゼ(イサベル・ピア)は金髪の娘で、大胆にも、裸でヴァンサンに迫ったりするのだったが、、バンサンはそれも受け入れない。リーゼはそのためにわざとシカを殺してヴァンサンに見せつける、


そしてある日、対岸の船の少年がバンサンに手紙を届けた。

そこにはマリアンヌから「助けて」と書いてあった。


リーゼはヴァンサンの後を追うが、、鹿の群れに踏みつぶされて死んでしまう、おそらく?鹿殺しの天罰が下ったのだ、


バンサンは一人、湖に向かうが船がない、

泳いで対岸に渡るが、引き戻されて、、

対岸沿いに古城へと向かうのだが、、

その後しばらくして

バンサンが血まみれの姿で、流れ着いているのが発見される。



バンサンが語るところによると、古城に行ってマリアンヌに会うと、マリアンヌが、言うには老主人とむりやり、結婚させられるという。バンサンは、老主人を打ち倒そうとするが、屈強の召使に、やっつけられ猟犬に襲われて逃げ出してきたというのだ。


唯一の理解者のマンフレドはヴァンサンとともに急いで古城に向かう。


しかし、そこはもぬけの殻で、ただマリアンヌの肖像画が壁にかかっているだけだった。

バンサンはその前で涙に暮れるのだった。


果たしてこの話はバンサンの妄想なのかそれとも事実なのか?

何しろマリアンヌを実際に見ているのはバンサンしか居ないのだから、


その後、

バンサンはアルゼンチンからの母の手紙で急遽、帰ることになりハイリゲンシュタットから一人去っていくのであった。


と、、、、、親友のマンフレッドが、語るのであった。という、お話である。



青春の一時期訪れる恋への妄想、なぞの美少女との恋物語。

これは、バンサンの妄想から生まれたとも思える結ばれようもない恋物語なのかもしれない。


霧の舞う古城、シカたちの群れる湖岸と、幻想的な雰囲気はぴったりだ。

寄宿学校も古い館で雰囲気あるし、映画のムードは全編幻想的。

バンサンに思いを寄せる寄宿学校のリーゼが居るがバンサンはマリアンヌしか頭にないという設定も凝らされている。


さて

この映画を私が、独自に?勝手に?分析してみると、、


要するに、、古城に幽閉されているマリアンヌは、狂女、なのである。

その妄想に惑わされてヴァンサンが、信じてしまうが、それに気づいた老主人が古城からマリアンヌを別のところへ移してしまった。。ということなのであろう。(という私見)

男爵に閉じ込められているマリアンヌは、、実は精神を病んでいる、

その妄想にヴァンサンが、信じ込まされただけ?なのだろう?


これはドイツ版 Marianne, meine Jugendliebe(マリアンヌ、マイネ、ユーゲントリーベ)と


フランス版Marianne de ma Jeunesseが作られて、主人公のバンサン(ヴィンセント)は、まったく別の役者が演じている。


ドイツ版の主役は、あの、ホルスト・ブッフホルツである。


当時日本で公開されたのはフランス語版だったようです。

改めて今ドイツ語版を見比べてみるのもも白いかもしれない。


昔の映画では二か国語版が細部を変えてその国に合わせて?つくられたという、良くこんなことが行われていたらしい?。


ところで、、

この映画今でいうところの、「カルト映画」でもあるのです。

「カルト映画」とは一部の熱狂的な信奉者を持つマイナー映画という意味です。

(くれぐれも、オカルト映画ではありませんよ、)


例えばそういう信奉者としては、

影響を受けた人としてはあの、松本零士がいます。

彼の漫画で「わが青春のアルカディア」がありますがそのタイトルはまさにこの映画へのオマージュでしょう。?


そういえば?

メーテルというキャラもどこかマリアンヌに通底していますよね?


それからアルフィーの「メリーアン」という歌がありますが、、あれってこの映画の筋書き通りな歌詞をなぞってるんですよ。


知ってましたか?




私にとってもまた、青春の思い出の


中に輝き続ける青春映画の金字塔です。




わが青春のマリアンヌ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ