―1.「世界」を救った宝玉―
21世紀―世界では様々な問題が深刻化していた。中でもエネルギー問題と地球温暖化現象は危険視され始めていた20世紀末から比べると目に見えて悪化しており早急な対策が必要とされていた
しかし、具体的な解決策が見つからないまま時間だけが過ぎ、人類は破滅に向かってゆっくりと破滅へと向かっていた
2022年―状況をすべて解決に導く、そんな夢のような奇跡的な発見をすることとなる
月の調査を行っていた観測隊が地中から謎の鉱石が発見されたとの連絡がはいった
地球に帰還後に鉱石の解析が行われたが、当初は地球上には存在しない物質であること以外の情報は謎のままであったが、後にこの鉱石を人体に移植することによって人間自身で電気を生成することが可能になる事が判明した
人間は脳から電気信号が流れる。この信号が脊髄や神経を通じ、筋肉に伝達することによって物をつかんだり歩くことができる。また、外部からの刺激によっても電気信号が流れ、それらが脳に到達することによって痛みを感じたり、温度を感じたりすることができる
この鉱石はこうした電気信号を意識的にエネルギーに変換し蓄積することが可能であり、蓄積したエネルギーを変換し放出することも可能である
つまり鉱石にエネルギーを貯めようと考えるだけで、脳からの電気信号をエネルギーとして吸収し蓄積し、エネルギーを放出したいと考えるだけでそのエネルギーを自由に放つことができる。また運動を行うことでも一部をエネルギーとして蓄積することができるため、人体内臓のバッテリーと言い換えることができる
さらに驚くべきはエネルギーの生成量である。一般成人男性の1日の運動量で4人家族の1日平均電気使用量を上回るほどである
この驚くべき効果から異例の速さで研究が行われ、その結果電気エネルギーにのみ変換することが容易となり、発見からわずか数年で普及まで駒を進めた
この鉱石の普及により、エネルギー問題が解決しはじめ、また地球温暖化の原因とされる物質の生成も減少し、後に人類の破滅への足を止めることに成功したのだ
人々はこの奇跡の鉱石を生命の宝玉と呼ぶようになった
しかし、生命の宝玉の恩恵はそれだけではなかった
社会的背景を書きました。
変な説明になってますが、かなりご都合主義な感じになってます(笑)