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産唄  作者: panipany
8/12

〜悪友〜

そんな懐かしい情景を思い出していた。



当時の俺はすぐに心を奪われ、

その後のスケジュールも忘れてずっと小池を

目で追っていた。



本当に面白かった。

周り全てを不良達に囲まれ、色で言えば

そう、グレーだった。


そのグレーの景色にピンクが差している様な

そんな感じだった。



それから暫くの間もうんうん唸っていたが

突然飛び上がる様に頭を上げるとまた、

萎れる様に机に突っ伏してうんうんと

唸っていた。


そんな小池と仲良くなるのにそう時間はかからなかった。



まぁ、それでも少しは努力もしたが。



はじめはマニュアル通り出身中学や

お互いの地元などつかず離れずの質問を

繰り返していたのだが、その度に気の無い返事を

返された。


それからは手を変え品を変え

何度となくトライしたが、その度に

気の無い返事が返って来るだけだった。

それでもめげずに毎日の様にあれこれ話しかけてみた。



そのうち相手の反応などお構いなしに

こちらが一方的に話すだけになっていた。


半ば小池からの反応を諦めていたのかもしれない。


そんなある日、家を出る間際に母親と

些細な事で喧嘩をした事を話したら

突然こちらを睨みつけ大声を張り上げた。





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