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産唄  作者: panipany
7/12

~悪友~

小池とは高校入学と同時に出会った。


人様に自慢できないが偏差値の低い高校だった事もあって

周りは年季の入った不良から

二つ隣の町まで名が知れている様な大物、

かと思うと高校デビューを絵に描いたベイビーフェイスまで

まあ、平たく言えば全員社会から敬遠される人物ばかりだった。



俺はというと、

ただただ勉強が嫌いだっただけで、勿論前述の不良達の様に

喧嘩に明け暮れる訳でも、ましてや高校からそんな茨の道に

足を踏み入れる根性など持ち合わせてはおらず、


一人二人のごく少人数で毎日を平穏に過ごせて

最終学歴が高卒になってくれれば儲けものと考えていた。



入学式も無事に終わり担任の先生を待つ間、

私の席から一つ飛ばした列に周りの不良達とは

異質な人物を発見した。


その人物こそ小池だった。


小池の異質さに関してはやる気の無い私から見ても

全くといっていい程のダラけぶりで、


一触即発とも言える教室の中で周りの不良達が

見えていないという感じで

机につっぷして一人うんうん唸っていた。


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