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気持ちを寄せ合う

プラチナ視点→マリアライト視点→プラチナ視点という視点ころころ回。

性的描写を匂わせる言動があります。ご注意ください。

「嫌いじゃないのに、どうして婚約者を辞めようとしたんだ?」


まっすぐと見つめてくる黄緑色の瞳。真意を知りたいと訴えていた。

深刻な理由でもないのだが、プラチナは迫力に押されて息を呑み、恐る恐ると口を開いた。


「あなたは、ただの婚約者であるわたくしに優しいからですわ。家同士が決めた婚約者に過ぎないのに、気を遣われるほど好意的ではありませんか。それが不審で、何事か企みがあるのかと勘繰ってしまいましたの」


「・・・・・・」


スフェンの目が細められる。そこにある感情は喜びや怒りとは違うもの。射抜くような眼差しは、不満という気持ちが一番近いかもしれない。


「あのね、プラチナ」


「はい」


ひたすら自分に優しかった理由が聞けると分かり、彼女は頷いた。


「僕が優しいのは君のことが好きだからだよ。大好きな君に嫌われたくないから優しくしていたんだ」


「まあ、わたくしが好きだから優しく・・・え、わたくしが好き?」


言われたことを噛み砕いて理解するために復唱するが、より理解ができなくなった。

スフェンは何の思惑もなく、プラチナを好きだから優しくしていた。そう言っている。そうとしか聞こえない。


「スフェン殿下は、わたくしが好き?」


呆然としながら聞き返した。


「そうだよ。この世で一番、君を愛している。僕にとって唯一の人だ」


「・・・え、あの好きで、愛してる?え・・・どちらです?」


混乱して思考も言葉も定まらない。自分が何を言っているのかも分からない彼女は、ひたすら見つめてくる彼の綺麗な瞳を眺めていた。


「好きの先にあるのが愛だから、どちらもかな?恋しいのも愛してるのも君だけだ」


「いつ、から・・・です?」


「初めて目にした瞬間から僕は君に恋をした。輝く君を欲しくなったんだ。絶対に手に入れようと、父上にお願いして婚約に漕ぎ着けたんだよ。誰にも君を奪われないように、僕だけのものにしたんだ」


「え・・・え?・・・ええぇっ!!?」


聞かされた言葉は、脳内で反芻され、それを単語に分けて整理をして、ゆっくりと復唱した。全て脳内で処理をしたことだが、プラチナは理解と共に叫ぶような声を張り上げた。


スフェンはプラチナのことが好き、誰よりも愛している。


それが優しさの理由。

理解はできた。ただ、分かりたくはなかった。プラチナは恋などしたことがない。異性からの好意など今まで・・・否、スフェンはずっと向けていたようだが、それを気付かないほど恋が分からない。

分からないことで更に頭が混乱してしまう。この向かい合う美しい王子が、自分に恋をしているなどあり得るのだろうか、と思ってしまう。


「あ、あの、わたくし・・・こ、恋など分からないもので、スフェン殿下の優しさを、企み事があると思ってしまい、その・・・」


謝るべきだろうか。そう思っても、何について謝るのか分からない。ぐるぐるとする思考。目も回っているように感じた。まともに座ることすら儘ならないと、プラチナは上体を屈める。

そんな彼女の耳元に、スフェンが唇を寄せた。


「ああ、恋が分からないから僕の気持ちに気付かなかったんだね。そうか、それなら今までの態度も理解できるよ・・・ねえ、プラチナ。今から僕と恋をしようか。僕がどれだけ君を好きなのか、じっくりと教えてあげれば恋が分かるんじゃないかな?」


吐息が耳を擽る。声と感触に震えたプラチナは、顔を真っ赤に染め上げると、勢いよく腰を上げた。

その動作のおかげでスフェンの手が外れる。


「っ、か・・・」


「・・・か?」


「考えておきますわ!!」


リビングに響き渡る大声。素早く歩き、慌ただしく階段を駆け上がる。淑女ではいられないほど動揺しながら、二階の自室へ逃げ込んだ。

大慌ての彼女には、スフェンの表情など見えなかった・・・───。






───・・・マリアライトの部屋。

ヘリオドールに背中を支えられながら、彼女は宛てがわれた自室に戻った。そこは素朴なデザインの家具が数点あるだけ。整理整頓を心がけていることで、余分なものは顔を出していない。

共に入室した彼も、部屋の清潔感を心地良く思ってくれただろう。そんなことをぼんやりと考えてしまっていた。

カチャリ、と金属が填まる音が聞こえる。不思議に思って振り返れば、ヘリオドールが後ろ手に扉の鍵をかけたのが見えた。

彼は素早く手を離して、マリアライトへと近付いてくる。


(なぜ、鍵を?)


優しそうに微笑む人は、彼女の最愛の男性である。手を触れ合い、身を寄せて、キスすら受け入れることができる人。

それなのに、目の奥の瞳に熱があると分かった瞬間、ヘリオドールが怖くなった。安心感を欲して近寄ってはいけない相手だと、本能が訴えてける。

布製の部屋履きを擦るように後退する。向かい合う彼はクッと喉を鳴らした。


「何を怖がっている?」


「怖がっては、いません・・・ただ、近付いてはいけないと思いました」


「どうして?」


長身のヘリオドールの歩幅は広く、一歩踏み出しただけでもマリアライトに詰め寄った。

迫ってきた圧巻の胸板。咄嗟に見上げれば、ギラつく金色の瞳が彼女だけを見ていた。


「ヘリオドール様、今は、きゃあっ」


言葉は最後まで紡げない。

肩に触れられたと思った瞬間、マリアライトはベッドに上体を押し付けられていた。床に足は付いているが、その足の間に彼の体がねじ込まれてくる。

何を成そうとするのか分かった彼女は、近付いてきた男の胸を押した。


「だ、駄目です!ここでは、駄目!この部屋はプラチナにお借りしているだけなので、このようなことは」


「ならば、どこだったらいい?遠く離れた王都の私の部屋か?そんな悠長に構えていたら、また君に逃げられるだろう?」


彼の唇が近付いてくる。

思わず顔をそらせば、頬に落ちた。軽く触れると音を立てて離れる。


「書庫での続きをしようか、マリアライト。今度は逃さないぞ」


「あ、だめぇ!」


ヘリオドールの唇が肌を撫で、大きな手は彼女の柔らかな胸に触れてきた。熱と感触が、「オトメゲームノアクヤクレイジョウ」について王城に出向いた日を思い出させる。体を好きなように弄られた記憶も蘇ってしまい、熱が上がった。

幼い頃からヘリオドールの婚約者だったことで、マリアライトの体は真の意味では清らかである。ただ、妃としての学習だとヘリオドール自身から色々と教え込まれている。つまり肌に触れるのも、汚すのも婚約者である彼で、ゆえに最後まではされたことがないだけだった。


「いけま、せん!こんなこと、だめです!」


「世継ぎを生むのも妃の役目だ。それが少し早くなるだけのこと・・・二度と逃げられないよう」


身に付けている薄地のワンピースの襟元が下に引かれて、大きな胸が零れ落ちる。小さくも高い悲鳴を上げ、身を捩って恥ずかしがるマリアライト。

いやらしい笑みを浮かべながら眺めるヘリオドールは、服を乱した手を更に下に動かし、下腹部まで移動させた。二本の指で臍の下をなぞる。


「ここに、溢れるほど注いでやろう」


「あぁ・・・んんっ」


意味を理解したことで全身が震える。欲望を成そうとする男を前にして、彼女は身じろぎすらできなくなった。

その震えた唇にヘリオドールの唇が触れると、すぐに深く長いものへと変わっていった・・・───。






───・・・夜の帳が落ちて久しい時間。

セラフィが用意してくれた湯から出たプラチナは、スフェンがいないことを確認すると二階に上がった。自室に入る前、マリアライトの部屋に目を向ける。

ヘリオドールに連れられて自室で休んでいるが、全く起きてこない。昼食と夕食はセラフィが運び、看病している彼が受け取ったらしいが、彼女の姿は見せてくれないそうだった。

心配に思うも、傲慢な王子が部屋に入るなと釘を差している。物音すら聞こえないことから、精神的疲労で寝入っているのかもしれない。


(クロイツ伯爵に襲われて、スフェン殿下からお叱りの言葉を受けていらっしゃったもの。心の負担にならないほうがおかしいですわ・・・)


下劣な心を持つ美貌の伯爵の顔を思い浮かべ、次にスフェンの顔を思い浮かべた。


『今から僕と恋をしようか』


「・・・うぅん」


囁かれた言葉すら思い出したことで頬を赤らめる。胸が締め付けられるような感覚を得ながら、自室の扉を開けた。

照明の消えた室内は、カーテンが開けられている大きな窓から月の光が差し込んでいる。このまま月光浴をしながら眠れば、きっと気持ちいいだろう。

だが、まだ眠るべきではない。後ろ髪を引かれながらも、プラチナは壁にあるスイッチを押して照明をつけた。天井にあるかすみ草の花束のような照明は、温かなオレンジ色の光で部屋を照らす。


「休むのは書類に署名をしてからにしましょう」


口に出すことで自分自身に言い聞かせると、窓の近くにある机に向かった。外から見られないように、窓にある白いカーテンを引こうとする。

彼女の目は、月明かり照らされた薄暗がりの前庭を映した。ヘリオドールが連れてきた近衛騎士達がいる。警護を請け負う彼らは、庭を拠点としたようだった。蔦の塀の側で立っている者、巡回と歩く者、庭に置かれたガーデンチェアで休憩している者もいた。

その中にセラフィがいる。深緑色の髪をした彼女は、同じ髪色の二人の騎士と何かを話しているようだった。ただ、プラチナが認識してすぐに一人の胸ぐらを掴んで片手で吊るし、もう一人は近付かせないように短剣の先を向けていた。


「な、何をしていらっしゃるの!」


侍女が王子の騎士達に暴行・・・文面がおかしいが、つまりはドルヒリッター家出身の猛者が鍛え抜かれた精鋭の騎士達に戦いを挑んでいる。何事か問題が起こったと思い、止めに入るため部屋を出ようとした。

駆け寄るように扉へと進み、躊躇もせずにドアノブを掴む。

瞬間、目の前の扉が二回ほどノックされる。突然のことに彼女の体は小さく跳ね上がった。


「プラチナ、今は大丈夫かな?」


そして、扉越しに聞こえた美声に心臓が跳ね上がった。どくどくと脈打ち、全身に血液が駆け巡るのを感じる。


(ス、スフェン殿下!どうして・・・いえ、窺いにいらっしゃった理由は分かりますわ。お昼前から顔すら合わせなかったのですから)


自室に閉じ籠もったあと、アクセサリーショップの仕事をすることでスフェンから逃げていた。同じロッジの中にいるため、顔を合わせないなど困難だったが、セラフィを通じて事なきを得ていた。スフェンが室内にいないとき食事を運んでもらい、別室にいる隙を突いて入浴をする。

彼の提案に怯んでいた。恥ずかしくて、恋というものが分からなくて、引き篭もることで選んでしまっていた。

だが、こうして向かって来られたら逃げられない。プラチナは自室の中。彼を招けば袋小路で、招かずに無視をするなどやってはいけないこと。


(スフェン殿下は、わたくしのことを慮ってくださったのですわ。返事すらしないのは不敬以前の問題です)


「はい、大丈夫です。今、扉を開けますわね」


扉を引き開けば、スフェンは真正面に立っていた。いつもと変わらない知的な美しい顔、眼鏡のレンズの奥にある黄緑色の目も優しい眼差しをしている。ただ、いつもは服を着込むのに、上半身は黒いインナーだけだった。逞しい胸板が盛り上がり、腹部にも筋肉があると分かる。腕も、鍛えられた男性のものだった。


(もし抱き寄せられたのなら、逃げられませんわ)


中性的な彼からは想像できなかった肉体美に息を呑む。そんな彼女に向かって、彼は笑みを溢した。


「だらしない格好でごめんね?そろそろ寝ようと思ったんだけど、その前に君に会いたくて・・・話をしても大丈夫かな?」


視線を戻せば、優しい眼差しのままだった。少し困った笑みを浮かべているのは、迷惑をかけたとでも思っているのかもしれない。

それでも会いに来てくれた彼の気持ちを蔑ろにしてはいけないと、プラチナは思った。


(いつまでも逃げていてはいけませんもの。逃げないとも言いましたし、向かい合わねば!)


「ええ、お話をいたしましょう。お入りになって」


「えっ、君の部屋に?」


「勿論ですわ・・・ああ、そういえば、セラフィが近衛騎士様相手に暴力を振るっていたようですけど、まずはそちらへ伺ったほうがよろしいですわね!」


「あー・・・いや、あちらは大丈夫だと思うよ。既知の仲らしいし、積もる話をするつもりだって言っていた」


何かの衝突音と破壊音が庭から聞こえた。咄嗟にプラチナは顔を向けてしまうが、スフェンの手が肩を掴んだことで意識はそれる。


「あ、あの・・・」


「勝手に触れてごめんね。でも、今のうちに話しておかないと蟠りが残ると思うんだ」


「・・・そうですわね」


体を横にずらし、スフェンが部屋に入れるようにする。


「どうぞ」


「ああ、うん・・・君は無垢だね」


少し躊躇いがあったようだが、スフェンは小さく呟くと部屋の中に入った。そのまま中央まで足を進めて、プラチナへと振り返る。


「スフェン殿下からすれば狭い部屋だと思いますけど、我慢なさってくださいませ」


彼女は彼の横を通り、机の前にある椅子に触れた。少し持ち上げてベッドの前に置くと、自分自身はベッドの縁に腰を下ろす。その白くほっそりした手で椅子を指し示した。


「家具も少ないので、スフェン殿下がお座りになってください。不躾になりますが、わたくしはベッドを使いますわ。申し訳ございません」


頭を下げて謝罪をする。

すぐに正してスフェンを見れば、口元を手で押さえて立ち尽くしていた。その顔は赤く染まって見える。


「どうかなさいました?」


「君は・・・大丈夫だ、僕は兄上とは違う。自分のことなど完璧に制御できる」


何かを呟いているようだが、プラチナには聞こえなかった。小首を傾げて彼を見上げる。


「これは試練だ・・・」


そう言うと、なぜか深呼吸をしてスフェンは椅子に腰掛けた。狭い部屋ゆえにお互いの膝が触れ合い、感触に彼女は気恥ずかしくて頬を赤らめる。


「僕を試しているのか?」


「え、はい?なんですの?」


「いや、なんでもないよ・・・」


彼はまた大きく息を吸い込むと、ゆっくり吐き出しながらプラチナと視線を合わせた。


「プラチナ、君に話したいことがあるんだけど」


「はい」


「・・・『今から僕と恋をしよう』」


「あっ・・・はい、そうですわね」


思った通りの話題に彼女は赤い顔を伏せた。見えるのはくっついているお互いの膝。


「いや、待って。それについての説明をしたい」


「説明、ですの?」


様子を窺うため、上目遣いにスフェンを見る。視線が合った彼は短く小さな唸り声を上げると、赤い顔のまま口を開いた。


「恋をしようっていうのは、恋に発展して欲しいという僕の願望なんだ。僕は君を好きだし愛している。それは変わらない。でも、君は僕を苦手だと思っているだろう?まだ好意すら抱いてもらっていない」


「そうですわね・・・でも」


(わたくしは苦手だと思っていても、不快や嫌悪はありませんでした。わたくしに優しい理由も分かりましたし、今は特に苦手とは・・・思っていない?)


プラチナは、自分の気持ちを顧みることで気付いた。もはやスフェンに対する苦手意識はなく、恋心を向けてくれることを好ましく感じている。


「プラチナ?」


「あ、いえ、続けてくださいませ」


心に生まれた感情に戸惑ってしまうが、心配そうに覗き込むスフェンの顔が見えたことで、心の奥に封じて取り繕うことを選ぶ。

今はまだ、自分には早いと感じたからだ。


「そう、じゃあ続きだけど・・・君と僕は必ず結婚をする。僕の妃になることは決定しているんだ、これは絶対に覆らない。でも、このまま好意すらなかったら君は苦しむだけだと思うんだ」


(この方は、わたくしのことをそれほど想ってくださっていますのね)


「だから、結婚までの一年間で少しでも仲良くなろう。僕は君の嫌がることは絶対にしないし、望みがあれば叶える・・・ああ、ほら、君はアクセサリーショップを経営しているだろう?それに注力したいのなら僕も手伝うよ。君の役に立ちたいんだ」


「まあ・・・」


吐息を漏らし、スフェンの顔を見つめ続ける。真剣な顔ではあるが、目は熱を帯びていた。欲があるとプラチナですら分かってしまう。

それなのに不快感はなく、何故嬉しく思うのだろうか。


「スフェン殿下、もし結婚後も経営者でありたいと願ったら叶えてくださいますの?」


「勿論だよ、君が望むなら支援する。第二王子の妃だから多少は融通も効くからね」


「まあ!嬉しいですわ。アクセサリーショップの経営はわたくしの実績ですの。皆様に愛されている店を持ったことを誇りに思っています」


「分かってる、君はいつも頑張っていたから」


そっとスフェンへと手を伸ばす。彼が膝の上に置いている大きな手の上に重ねれば、自分よりも大きな体がビクリと跳ねた。


「本当に優しい方・・・一年後の結婚式まで、あなたのことを異性として好きになりたいですわ。今のわたくしでは、その様にしか言えませんが・・・それでもどうか、お願いします」


「・・・うん、僕も君に好かれるように頑張る」


「頑張らなくてもよろしいのですよ?ありのままのあなたで・・・いえ、駄目ですわ!スフェン殿下は少々、他者に対して威圧的ですもの!まずは皆に優しいあなたとなってください!」


「・・・それは無理かな?どこにいても馬鹿が多いし」


「そういう発言も控えてくださいませ!」


顔を顰めて注意をすれば、スフェンの目が丸くなり、すぐに笑みで細まった。重ねていた手が動き、逆に彼女の手に被せられる。少し強い力で握られた。


「うん、大丈夫。頑張って気を付けるよ。君に嫌われたくないからね」


「ええ、気を付けてくださいませ・・・」


手を包む温もりに愛しさを感じながら、プラチナも微笑んだ。そんな彼女に彼の顔が近付いてくる。


「ねえ、プラチナ」


「・・・はい」


「もう殿下呼びはやめてほしいな。心の距離を感じるし、仲良くなるには不必要だと思う」


「そうですわね・・・スフェン様」


額が触れそうなほどお互いの顔は近い。プラチナの視界にはスフェンの綺麗な瞳があり、それに映る自分の微笑みが見えた。

とても嬉しそうに笑う顔が映っている・・・───。

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