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妖精に間違えられて

目覚めてから朝食を取ってすぐに仕事をしていたプラチナ。最後の許可承認書にサインをすると、使い慣れた万年筆を音を立てずに机の上に置いた。指を交差した両手のひらを天に向けることで伸びをした彼女は、一息付くとゆっくりと腕を下ろす。インクが乾くのを待ち、やはり音を立てずに椅子から腰を上げて、書類の束を手に取った。

肩は剥き出しで、袖がケープスリーブのゆったりとしたラフな濃紺のワンピースを身に着けたプラチナは、太ももまでは隠れている裾を翻して、自室の魔道具の前に立つ。小型の転送装置に書類をセットして送り込むと、別の書類をセットして送る。全ての書類を必要な部署ごとに送り終えた彼女は、本日の仕事は終わったと達成感を得た。


(新しいアクセサリーデザインを考えねばいけませんが、明日でも大丈夫ですわね)


急ぎではない、時間はたっぷりある。ベッドと書斎机、クローゼットしかない素朴な自室から出ると、階段をゆっくりと降りた。

もうすぐ昼食の時間。一階にいるはずのマリアライトを誘ってウッドデッキで食べようと予定を立てる。

だが、降りてすぐのリビングには彼女の姿はなく、続きにあるキッチンにはセラフィがいるのみ。カウンターで食事の準備をする様子に、プラチナは体の向きごと変えた。


「マリアライトはどちらに?」


「はい、私の調理の手伝いをしていただいたのですが、ご用事があったようで離れられました。恐らくは庭にいらっしゃるかと」


「そうですの」


軽いやり取りをして、疑うことなく庭に向かおうとした。信頼しているセラフィの言葉に間違いはないと、マリアライトが内部にいないなら外だと、そうして足を進める。

だが、玄関の前を横切ろうとしたときに扉が勢いよく開く。びしょ濡れの子供三人と、同じくワンピースを濡らして、何故か裾を上げて縛ることで片足が太ももまで見えてしまっているマリアライトと対面した。

知らない子供達と扇情的なマリアライトの姿にプラチナの目を丸くするが、すぐに口が大きく開いた。


「すぐに暖炉とタオルと着替えの用意を!!」


水滴すら落とす有り様の幼子達のためにセラフィに指示を送る。背後で落ち着いた足音が聞こえる。それを耳にしながら、彼女は子供達を室内に招き入れた。


「あの、ぼくたちビチョビチョで」


「ええ、存じています!いくら春先とはいえ水浸しでいれば風邪を引いてしまいますわ!さあ、脱ぐのです!」


「え、えぇ?」


狼狽える子供達。気にしてはいられないとプラチナは衣服のボタンに手をかけた。男の子達の服を脱がせば、タイミングよく戻ってきたセラフィが大きなタオルで身を包み、火の灯った暖炉に誘導する。

女の子はマリアライトが体を隠すように立ち塞がることで服を脱がせ、セラフィから受け取ったタオルですっぽり包んでいた。


「マリアライト、あなたは着替えてください」


「ええ、あの子の髪を乾かしたら一度着替えてきますね」


片足を晒したスタイルのまま、マリアライトは頭まで濡れた少年へ身を寄せた。絨毯の上に座って暖炉の火に温まる彼の髪を、タオルで優しく拭い始める。


(一体何が起こったのでしょう・・・まあ、後々聞かせていただきますわ。今は子供達の体を温めなければ)


脱がした彼らの衣服をセラフィに手渡す。


「魔道具を使って洗濯と乾燥をしてくださる?」


「畏まりました」


「それと暖かいスープの用意をお願いしますわ。あちらの少女の唇の色が悪いのです。体調を崩しかねませんから、栄養のあるものを用意してくださらない?」


「はい」


緊急時だからか、セラフィは軽く頭を下げると直ぐに歩き出した。彼女の背を視線で追いながら、小刻みに体を震わせている少女の後ろに屈み込む。


「こんなに震えて・・・余程のことがありましたのね」


「・・・おおかみに食べられそうになったから、みずうみに入ったの・・・だから、びっしょりになっちゃって」


「まあ!そのようなことが」


少女の体の水分を拭いながら、マリアライトに顔を向けた。彼女は簡潔ながら分かりやすく事情を話し、その勇気ある行動にプラチナは感嘆してしまう。


「流石ですわ。幼子達を守ったあなたは正しく聖女ですわね!」


「いえ、咄嗟のことでしたから」


「勇気ある行動に敬意を表します・・・ですが」


女の子の体を拭き終えると、体格のいい男の子の後ろに陣取る。背後から覗き見しつつ体を拭いてあげるが、彼は不服そうに口を尖らせていた。


「悪いことをしたと分かっていますわね?」


「別に、わるいことはしていないよ!」


「あら?では、何故そのように不機嫌なのでしょう?わたくしに怒られると察したのではなくて?」


「おこられるとは思うけど、わるいことはしてない!」


ふっと息を漏らす。目尻の上がった目が細めれたことに、彼は悟ったらしく顔をそらした。


「いいえ、悪いことですわ!子供だけで獣のいる場所に行くなどいけません!彼女がいなければ、あなた方は大変なことになっていたのですよ!危険な場所には行かないと大人から学んでいるはず。それを破るのは悪いことなのです!!」


上から大きな雷を落とせば、男の子は体を跳ね上げ、つらつらと説教をすることで徐々に身を縮こませた。

彼女は背後から抱き締めるように腕を回してその顔を覗く。視線はそらされたが、恐る恐ると目を合わせてきた。


「・・・ごめんなさい。ちょっと前におとうさんと火の鳥を見かけて、また見たくなったんだ」


「その行動力と勇気は称えますが、無謀とも言いますのよ。考えて行動ができていませんの、分かります?」


「むぼー」


「むぼーしてごめんなさい」


体格のいい男の子が頷けば、他の子供達も小さく呟き、しょんぼりしながらも頷いた。分かってくれたことに安堵したプラチナは、しっかりと男の子の体を抱きしめる。


「あなた方が無事で良かった」


安心から柔らかな微笑みを浮かべた。それに子供達は目を見開き、すぐに真っ赤にして伏せる。行動は不可思議だが、暖炉の火に体が温まってきたのだとプラチナは思った。


「お嬢様、少年達には私のブラウスを着せます。そちらの少女にはお嬢様のネグリジェをお持ちしましたが、よろしいですか?」


「ええ、着替えさせますわよ」


衣服を数枚抱えてやって来たセラフィから受け取り、三人でそれぞれの子供達に着せた。大人の服はぶかぶかだが、厚手の生地のおかげで温かそうに見えた。実際、彼らはぬくぬくとしながら暖炉の火に当たっている。

プラチナは体を拭いていたタオルをセラフィが持っていたタオルと交換する。再び子供達の体に包むと、すっかり髪が乾いた男の子から身を離すマリアライトに近付いた。


「マリアライトも着替えていらして」


「ええ、そうさせていただきます・・・プラチナ」


「なんですの?」


「子供達に献身的で驚きました。もしかして、ご姉弟のお世話をされたことが?」


「すぐ下のユークレイスは流石に世話などしたことがありませんが、アクロアとセレスは・・・あの子達、少々やんちゃですので」


プラチナが声に出すほど笑みを零せば、マリアライトは釣られたように笑う。


「ええ、そうでしたね。とても元気のいい子達でした」


「それに、わたくしは子供が好きなのですわ。見ていると手を差し伸べてしまいたくて・・・今、お母様のお腹にいる子が生まれたら、きっとデレデレに甘やかしてしまいそうですわ」


昔のマリアライトを思い浮かべながらも語る。どうにもか弱い存在にプラチナは弱いらしい。守らなければ、と体が動いてしまう。

和やかな会話を二人の視線には淡々と野菜スープ入りのマグカップを子供達に渡すセラフィが映った。

彼らは息を吹きかけて少し冷まし、こくりこくりと飲んでいく。愛らしいの一言に尽きる。どの子も元気を取り戻したことで、肌色と体つきから健康的で生活に不自由はないと分かた。近隣の村の子らしいが、恐らくは猟師の村であるヴォルフスアンゲルの子供達だろう。


「では、着替えてきます。少しの時間ですが席を外してごめんなさい」


「よろしいのよ、子供達のことはわたくしが見守ります」


マリアライトがゆっくりと階段を上っていく。その姿を視界の端に捉えながら、プラチナは思案した。


(ヴォルフスアンゲル村の子達なら、ここから徒歩二十分・・・いえ、子供の足ならば四十分ほどですわ。これは少々心配ですわね。魔物になりかけの狼は倒されたわけではありませんもの)


うーんと鼻を鳴らして考えれば、マグカップを手にしたまま女の子がもそもそと近付いてきた。唇の色も健康的になったのを確認しながら、彼女は上体を屈めて目線を合わせる。


「どうかなさいました?」


可愛らしい女の子に対して自然と笑みを浮かべれば、彼女の瞳はキラキラと輝き、少し紅潮した頬で見上げてきた。

スープが美味しかったのだろうか、あとで自分もゆっくり味わおうとプラチナは考える。


「おねえちゃんは、よーせいさま?」


「・・・え?」


考え事をしていたせいで反応が遅れた。すぐに否定できずにいたら、他の子供達も声を上げる。


「ようせい様なの!?」


「すごくキラキラだもん!ようせい様だよ!」


「え、あの、違いますわよ?」


勢いに押されていたが否定はできた。しかし、子供達は納得せずにプラチナに詰め寄る。


「こんな森の中にすんでるのにようせい様じゃないの?ようせい様は森とか海とかにいるんでしょ?」


「ええっと、森とか海とか限定的ではなく、自然の深いところに妖精はいるそうですが」


「じゃあ、よーせいさまだよね!だってキレーだもん!かみもツヤツヤだし、おかおはキラキラだし、つよいし!えらいよーせいさまなんだ!」


「いえ、ですから違いますわ」


妖精はフリーデン王国でも存在の確認されている。小さいものは光の粒のような姿でどこにでも漂っているらしい。そして、自然豊かで人が入植していない奥地には人間と同じ大きさの妖精がいる。高い魔力と祝福の力を持ち、性別はないが非常に麗しく人間の男女共に魅了する姿をしているそうだ。そのような妖精は加護を貰うために出向いたり、契約をして召喚魔法を用いらなければ会えない。

子供達の嬉々とした様子から、プラチナのことを人間サイズの妖精だと思ったようだった。間違いは訂正しなければと手を上げる。


「よろしくて?妖精とはこの程度の自然の中にいないのです。確かに小さな妖精はどこにでも漂い飛んでいるそうですが、わたくしと同じ大きさの妖精はここにはいませんの」


「じゃあ、おねえちゃん達はめずらしいようせい様ってこと?」


「わたくし達を妖精だと前提にして話を進めないでくださいませ・・・いえ、おねえちゃん達?」


複数形に眉を寄せれば、階段を降りる足音が聞こえた。プラチナが顔を上げれば、マリアライトがライラックカラーのワンピースに着替えて戻ってきた。変わらずに豊満な胸を主張したラフな姿だが、それが妖精だと言われれば納得してしまう。

今のマリアライトは清らかさよりも妖艶さが引き立っていた。人の心を奪う美貌の妖精。


(・・・納得しかけるところでしたわ!訂正を続けなければ!)


そうして子供達に視線を向き直すと、女の子が降りてきたマリアライトに駆け寄ってしがみついた。慈しみのある薄紫の瞳と優しい手付きで頭を撫でる姿は、聖女と言うより聖母といった雰囲気がある。


「よーせいさま!」


「妖精様?」


不思議と目を丸くするが、幼子を労る手付きは変わらない。マリアライトの視線はプラチナに向けられた。同じく男の子達にしがみつかれて、「ようせい様」だと言われる彼女は、途方に暮れながらもマリアライトに説明をする。


「まあ、私達が妖精だと思うのね」


「そーだよ!ぎん色のおねーちゃんはキレーでつよくて、黒いおねーちゃんはキレーでかいふくまほーつかえたもん!人間でキレーでかいふくまほーをつかえるのはマリアライトさまだけなんでしょ?」


「え、あ・・・ああ、そうですね」


女の子の発言にマリアライトは動揺する。本人ではあるが、魔物ということでこのロッジに隠れている状態だ。名乗ることはできないと曖昧に微笑むだけ。


「マリアライトさまはおーひさまになるんでしょ?おーひさまならおーとにいるんだもん。マリアライトさまじゃないおねーちゃんがかいふくまほーをつかうのは、にんげんじゃなくてよーせいさまだからでしょ?」


「そうだよね?」


「そうだよ!」


納得してしまった子供達。

プラチナは彼らの説得をマリアライトと共にしようとしたが、こうなっては訂正はできない。彼女達は魔物だからと王都から逃げてきた。正体を言えるわけがなく、かといって回復魔法が使える嘘の理由などすぐには思い浮かべられない。


「妖精でよろしいのでは?」


悩むプラチナ、何も言えなくなったマリアライトのところにセラフィがやって来る。子供達のマグカップを淡々と回収した彼女は、何の感情もないという顔のまま告げてきた。


「あのおねえちゃんもようせい様かな?」


「きれいだからきっとそうだよ!服は・・・メイドみたいだからようせいのじじょとかだ!」


「じじょうってなーに?」


「侍女です。お二人のお手伝いをしています」


質問を投げた女の子に答えると、セラフィの顔はプラチナに向かう。子供達は「お手伝いようせいだ!」と嬉しそうに言っていた。


「下手な言い訳を考えるよりも、この場は流すことで納めたほうがよろしいかと」


「そう思います?」


「相手は小さな子供です。難しい言葉では説き伏せることもできず、かといって簡単な言葉で納得させようにも夢見心地のご様子からまともな会話は難しいと感じます。もう会うことはないのですから、妖精だと言って話を終えましょう。そうすれば時間の削減にはなるかと」


「そう、ですわね・・・」


セラフィの助言にプラチナは乗ることにした。マリアライトに目配せをすれば、苦笑だけを返される。彼女も適切な説得はできないと表していた。


「むずかしーおはなし?あたし、わかんなぁーい」


女の子の顔を見る。眉を寄せて困惑していることから、困らせてしまっていると感じた。プラチナは口元を緩めて優しく語る。


「難しくありませんわ。正体を隠していましたから、お返事ができなかっただけですの・・・ええ、わたくし達は妖精です。奥の森に入ろうとする悪い子を注意するためにこの場所に住んでいますのよ!」


意を決して嘘を吹き込めば、子供達の顔は明るくなる。一人、体格のいい男の子は口を尖らせたが。


「やっぱりようせい様なんだ!」


「よーせいさま、たすけてくれてありがとー」


明るい声が室内に響き渡る。

嘘を言ったことに罪悪感はあれど、場は収まったからプラチナは良しとした。マリアライトも居た堪れないといった様子だが、そう思うことにするしかなかった。

そんな彼女にセラフィが近付く。いつの間にかマグカップを片付けたようで、腕に子供達の衣服を抱えている。


「服が乾きました、着替えさせましょう」


「そうですわね・・・あ、セラフィ。男の子二人の着替えをお願いできて?わたくし、思い付いたことがありますの」


「畏まりました」


男の子達のことを任せて階段を上ったプラチナ。自室に行くと、二本の皮の紐が交わるように編み上げられたバングルを手に取る。バングルの中央には、原石の形を残したクリスタルが付いていた。

彼女は宙に掲げて光を当てる。煌めきの中に失せぬ光が灯っていることを確認した。

頷くと、自室を出て階段を軽快な足取りで降り、「急がずに余裕のある足取りで降りてください」というセラフィの注意を受けながら、着替えの終わった体格のいい男の子の前で身を屈めた。

にっこりと微笑めば、彼は暖炉から離れているのに顔が赤くなる。


「おねえちゃん、どうかした?」


「ええ、無謀ですが勇ましい冒険者様に贈り物がありますの」


「ぼ、ぼうけんしゃ様・・・おくり物?」


男の子は恥ずかしそうに呟いたあと、言葉がひっかかったようで不思議と首を傾げた。

プラチナは、着替えさせられている他の子供達の視線も向けられていると確認すると、再び男の子を真っ直ぐに見つめる。

彼女は彼の小さな手を取ると、クリスタルが飾るバングルを付けてあげた。


「これは?」


照明の光を受けて煌めく結晶に男の子だけではなく、二人の子供達も目を輝かせた。


「冒険者様への贈り物ですわ。あなたの勇気と称え、無事を祈るための魔除けの石が付いていますの。その石の力で先程の魔物の狼は近付けず、獣すら避けますわ」


「お守り?」


「ええ。あなたが一人で森に入っても大丈夫な年齢、大人になるまであなたのことを獣から守ってくださいますわ。その石の力は凄まじく、側にいる者も守るので、お帰りは三人で手を繋いで行くのですよ?分かりました?」


渡したバングルは、魔力が溜まりやすいクリスタルに高名な魔法使いが「獣避けの結界」を込めたものだった。プラチナのショップで冒険者用に売り出そうと考えていた試作品だが、効力は本物。小さな彼らをどんな獣からも守ってくれるだろう。


「・・・ありがとう、ほうせきのようせい様!」


「まあ、宝石の妖精ですか」


「うん!いやしのようせい様も、ぼくたちを守ってくれてありがとう!」


「・・・どういたしまして」


純粋なお礼に言葉は挟めない。素直に受け入れた二人は子供達から身を離す。

代わりにセラフィがずいっと近寄ると、彼らの背中を押して玄関に誘導していった。


「さよなら?」


「はい、早く帰らないと家族の方が心配しますよ」


「そっかー・・・おてつだいよーせいさま、スープありがとー」


「おいしかった!」


セラフィは玄関の扉を開け支え、子供達を順番に出していく。プラチナとマリアライトは最後まで見送ろうと、開け放たれた扉を潜って外に出た。


「バイバイ、ようせい様!」


「またねー」


「また会えるの?」


そんなことを言いつつ、手を振ってくれた子供達は蔦の塀を越えた。彼らの姿は途端に見えなくなるが、


「ああ、木にかわってるー!」


「さっきのおうちは?」


「ようせいのりょーいきってやつだ!」


楽しそうな声は聞こえ、すぐにそれも遠ざかっていった。

ホッと息を漏らしたプラチナは、マリアライトへと顔を向けた。彼女も気を緩めたようで頬すら緩んでいた。


「怒涛でしたね」


「そうですわね・・・でも、子供達を無事に帰すことができましたわ」


「久しぶりに子供のお話相手をしました。可愛かったですね」


笑い合う二人に、木の葉を巻き上げたそよ風が優しく体を撫でる・・・───。

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