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詩❲情景❳

空が落ちてくる

作者: 日浦海里

照りつける太陽が

大地をジリジリと熱し

雲ひとつ無い青空は

陽射しを遮ることなく

ただただ熱線が届くまま


夏を感じさせる蝉の声が騒がしく

橋から見下ろす川の流れが

僅かながらに涼を感じさせる


雲ひとつ無い青空は

いつもよりも高く遠く

ただただ蒼が広がるまま 


空に浮かぶ白い影が

空の青さでより際立つ

大海の中を浮かぶ小舟のように

ひらりひらりと舞っている


今日も暑くなりそうだ

明日も暑くなるだろう


続く暑さは辛いものだが

この程度ならかわいいものだ


照りつける日差しは強くとも

纏わりつくような熱風にさらされようとも

この程度ならかわいいものだ


たとえどれほど暑くとも

涼める場所があるのだから


視界の端で、きらりと何かが輝いた








あぁ、空が落ちてくる


最後までお読みいただきありがとうございます

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