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異世界から異世界  作者: こしやす
序章
7/33

異世界から異世界だと!?

 

【翌朝、ロード城、監獄室】


「おはようございます!!!」


 キレッキレのお辞儀をするグルモ。


「おはよう」


 目をこすりながら返答。


「準備の方、大丈夫ですかね?」


「OK、行こう」


「では、案内します!」


 監獄室を出て、儀式を執り行う魔法室へ向かう二人。


「確か、作戦の内容は、何聞かれてもガン無視で急いで転生だったっけ?」


「うす!質問に下手に返答して墓穴を掘るぐらいなら、もうガン無視の方向で行こうかなと」


「強引だね」


「そうっすね、あっ、この先の角を曲がった先から幹部達が待機してるので作戦決行で」


「分かった」


 上手くやれるだろうか?


【魔法室前】


 幹部達が立ち話をしている。

 その前を通り過ぎる高次とグルモ。

 幹部達から好奇の視線を浴びる。

 突っ切って、魔法室入口前へ。


「ここだ、時間が無い入れ」


 外用の話し方に変えるグルモ。

 魔法室へ入室。



【魔法室】


 部屋の真ん中に大きな魔法陣が描かれている。

 恐らく、あれで転生するのだろう。

 その魔法陣を囲うように、座席で取り囲んだ円卓を複数設置している。


 お洒落レストランの様だ。


 そこに座っている幹部達、ガンダラの姿も確認。


「グルモ王よ、本当にその人間を信用するおつもりで?」


「複世廻廊に挑戦させるだなんて、正気ですか!王よ!!!」


「おい!人間!なんの目的で寝返った!何を企んでいる!」


 幹部達の質疑を、全く意に介さないグルモ。


「時間が無いのだ、転生準備を」


 幹部達の質問を無視して、魔法陣へ向かう高次。

 腕時計の方をチラチラ見て、急いでいるアピールとかしてみる。


 腕時計、着けてないけど。


 魔法陣の上に立つ。


「転生実行!!!」


 複数の魔術師達と共に、魔法を詠唱し出すグルモ。


 凄い・・・

 本当にガン無視で突っ切るつもりだ・・・

 心の準備が全く出来てない、そういえば、最初の転生もこんな感じだったな。


 でも、そこまで緊張はしていない。

 眩い光が高次を包み込む。


「慣れって怖いよな~」


 新道高次、二度目の転生完了・・・


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