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3話 モンスターハントの準備

日曜日投稿するといっていたのに遅れてすみません。


僕らはエルディムのいる洞窟から外に出た。


外に出る前に、ホームの魔法をセットしておいた。

これでいつでもこの場所に戻ることが可能だ。


そして、僕らはリコールをつかって町に帰った。

そのあとすぐにルミのいる祠に赴いた。

そこでやりたいことはルミからとあるモンスターについて情報を引き出したかったのだ。


そうそれは、RPGゲームをやったことのある人ならわかるだろう。

経験値をたくさん手に入れられるMOBのいどこだ。

そいつを複製すれば、家から少し出ただけでたくさんの経験値を得ることができる。


さらに、そのMOBを沸かせることによって、エルデン草原に訪れる人が増えてほしいというのが僕の願いだ。

ただ、エルデン草原では、すべてのMOBがバカにならないくらい強くなるので、来る人も限られるだろう。

3年前エルデン草原に訪れたSランクPTくらいの人たちならここにいるMOBは相手にできると思う。

そういう人たちが入ってくることを僕は願う。


それで、僕らはルミの目の前までついたわけだけど、ルミがこういったんだ。


ルミ「知らないわけじゃないし、いるにはいるけど、捕まえるのにはかなりの根気と体力がいるよォ?あいつ素早いし、なによりちいさいからさ。ただエルデン草原につれていけば大きい個体になるんじゃないかな?あのダンジョンそういう風に設定したしねえ。それで・・・本当に行くんだね?」


ミ「元よりそのつもりだよ。僕はそこに向かうけど、カエデはどうする?」


カ「そうだな。そういえば、ルミ、おいしい果物がたくさん生るモンスターはいないのか?」


ルミ「いるにはいるよ?だけどそいつもかなり手ごわいよ。なんせ、ものすごい硬いんだから。まあ君たちなら余裕かもね。」


イーナ「あの!ルミウス様!極上の毛皮が取れそうなモンスターっていませんか?」


ルミ「いるにはいるよ?だけどそいつもねぇ。突進したら周りの木々が散乱するくらいには強いよ?まあミキ君の魔法があるなら何とかなるだろうねえ。」


ルミは僕らの質問に淡々と答えて行った。

そして場所を告げる。


ルミ「この世界の経験値モンスターはデッパーっていうモンスターなんだけど、デッパーの生息地は基本的に湖だね。あいつらは木や石を拾ってきて水中から入ることのできる家を作るんだ。だから捕獲するならその時を狙ったほうがいい。それで、起きているときに対峙するとねぇ。すごい速さで発達したまえばで襲い掛かってくるんだ。これにやられると腕は持っていかれるね。経験値目当てで狩る人間のなかには顔を持ってかれた人もいたよ。場所なんだけど、この町から東にいったあたりにあるデンシア湖ってとこにいるよ。とりあえずデッパーについてはこれでおしまい。あとは自分たちで何とかしてくれ」


ルミは長々と説明した後それでつぎねといって話し始めた。


ルミ「次はね、ヒュージュトレントだね。ヒュージュトレントたちは頭にたくさんヒュジュのみという果物をはやすんだ。赤くなった頃がちょうどおいしい時期で食べごろだね。ヒュジュのみにはHPとMPを回復させる効能があるんだ。それでそれを食べて寝るとぐっすり睡眠できるそうだよ?で、ヒュージュトレントはものすごく硬い皮膚に覆われているんだ。まあ全部木だけど、木炭にして売るとすごく儲かるんだってさ。だから燃えるのも遅いらしいし、何よりダメージが届かないんだよ。だからヒュジュのみはその現場のプロくらいしか味わえないって話さ。ヒュージュトレントに関してはこれくらいしか出せない。場所は、この町からさらに北にあるエレントの村の周辺の森だ。」


ルミ「最後に、ガラジャに関してだね。こいつは獰猛な猪だ。よく山に生息している。ここからだと一番近いのはヴァン山脈かな。彼はね強いよ。覚悟していったほうがいい。捕獲するならミキくん。君が魔法を作らなきゃだめだ。生半可なものじゃこいつは捕まえられないよ。こいつの毛皮は売値としては結構な額を行くけど。BOSSモンスターだからね一応。だからちゃんと準備していくんだよ。話は以上だ。」


ルミは1つ1つ丁寧に説明してくれた。

聞くことは聞いたから僕らはありがとうと言ってその場から立ち去ろうとすると。

ちょっと待ってくれと言われルミに剣を渡された。

それを見た僕は少し驚いた。

その剣はうちの家に伝わる剣のうちの1本。

過去に行方不明になっていた一本だった。


ミ「これは刃ノ礎・・・なんでここに?」


僕は疑問に思ったのでルミに聞いてみた。

するとこう答えたのだ。


ルミ「それさ、10年位前かな、僕の住んでるとこに落ちてきたんだよね。で、今回君に渡した理由なんだけど、よくよく見てみたら15代目刃谷当主ってかいてあったんだよ。だから刃谷の血を継ぐ君に渡すことにしたんだ。君に使ってもらったほうがその剣もうれしいだろうさ。」


ミ「ありがとう!今まで探してもなくて、家族が心配していたからこの剣が見つかってうれしいよ。とりあえず、持っておくよ。」


僕はルミにそう返事をして、刀を受け取った瞬間、その刀が光って、僕の腰に収まった。


ミ「これはいったい・・・?」


ルミはそれを見た瞬間に一瞬だけ口を開いて驚いたがそのあとすぐにそうかそうかそういうことか!といって微笑した。


ルミ「君はその刀に愛されてるねえ。その刀は君のことが大好きみたいだよ。ずっと持っておくといいさ。きっと君の力になってくれるよ。」


ルミはそう一言を述べた後、ボクはねるよ。おやすみ~といって奥の部屋に引っ込んでいってしまった。


それを見届けた僕らは、まず初めにデッパーを捕獲しに行くため、町に戻った。

僕は魔法を作った。

隔離捕獲籠(キューブケージ)これは弱ったモンスターを小さい箱に閉じ込めておくための結界だ。

昔やっていた、アニメをイメージして作ったが簡単にできた。

たぶんデッパーや普通のモンスターならこれで捕獲可能だろう。

つぎはガラジャ用の魔法だ。

完全隔離領域(パーフェクトケージ)

この魔法は弱ったBOSSモンスターを閉じ込めることができる魔法だ。さらに小さく圧縮することもできる。これで持ち運び可能となる。


この魔法を作れば、だいたいは準備できたといっていいだろう。それから僕らはデンシア湖に向けて足を進めた。


そして、そこで見たのは、たくさんの出っ歯の動物たちだった。

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