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2話 まさかのダンジョン発見?!またまたトラブル発生!

遅れて申し訳ございません。


明日、続きを投稿します。

僕らは、洞窟の中に入った、そして人が目の前にいた。

その人物は、こちらを見据えている。

僕らは、十二分に警戒しながら、その人の姿をとらえた。

髪はショートカットで緑色の髪、瞳は底が見えないくらい深い緑色の瞳、身長はだいたい150Cmくらい、胸が少し膨らんでおり、たぶん女性だろう。ローブを羽織っていて、服はほぼ私服のようなもの、武器は持っていない。


その人物をよく観察していたら、話しかけてきた。


???「ど、どうもっ!こんにちは!えっとはじめまして?私はエルディムっていいます!この草原の管理者でこの草原の神様?的なのやってます!あなたたちのお名前を聞かせてください!」


エルディムと名乗った少女?は僕らの名前を聞いてきた。


(エルディムはたしかにこの草原の神さまだ。しかも今の話が本当なら、僕らの目的の一つが完了するかもしれない。)


ミ「僕は、ミキだよ。でこっちの眼鏡をかけてるのがカエデ、それでこっちの女の子はイーナ。それで聞きたいことがあるんだけど、ホントにエルディム様なの?にわかに信じがたいけど・・・」


エルディムにそう話すと、エルディムは最初はにぱっ!とわらったが、少し暗い顔をして話し出した。


エルディム「はい、私はエルディムでこのエルデン草原の管理者です。証明なんですが、このダンジョンコアを見てもらえばわかります。じつはエルデン草原自体がダンジョンなんです。ここがそのほぼど真ん中、ダンジョンの核なんですよ。それで、皆さんにお願いがあります!」


エルディムはこの通りと言わんばかりに土下座した、そして僕らの目はエルディムではなく、ダンジョンコアに視線が言った。「ダンジョンコア」これは淡く赤色に光っていて、とてつもない魔力を感じる代物だった。ダンジョン制圧にはこのコアを破壊すればいいのだと、制圧されたダンジョンは、モンスターが消滅し、鉱山や、町が建設されたりするのに役に立つそうだ。

僕らは、エルディムに内容によるという主旨を話し、エルディムがありがとうございます!と言って話し始めた。


エルディム「このダンジョンには現在、ミミズと兎と植物しかモンスターがいません。あっ、でも最近鶏も追加したんですよ?それでもまだ足りなくて、あと数体は増やしたいのですが、そこで、皆さんに、このダンジョンの外のモンスター数体を生け捕りしてほしいのです。無論無理にとはいいませんし、報酬も出します!私はダンジョンマスターでありこのエルデン草原の神様的なのをやっているのでここから外へは出られません。ですが、皆さんが連れてきてくれるなら新しいモンスターが生み出せるのです!どうか私目にお恵みを!」


エルディムはそういってまた土下座した。

(別に生け捕りはいいんだけどさ、それってつまり、エルデン草原ってフィールドであり、ダンジョンであるってことだよね。たぶん鶏は運よく迷い込んだものなんだろうけどさ、でもおいしいからなあ、ここのモンスター、やるべきかなあ。カエデとイーナに相談しよ)


ミ「どうする?二人とも。僕は、やってもいいんだけど。」

カ「肝心の報酬の内容を聞いてないしな、まだ悩んでるんだよな。」

イーナ「私は、お兄ちゃんがいいならその方向でいいよ!」


イーナはともかくカエデは報酬が気になるらしいので聞いてみた。


エルディム「報酬は、このダンジョンでの経験値二倍と、このダンジョンの地下に皆様一人一人が居住する場所を構える。で、どうですか?もちろん、お庭も広めのやつを作りますよ。さらにですけど、5体以上連れてきてくれたら、エルディム草原地下1Fを開放して、そこもダンジョンにします。階段も教えます。それと1つ条件を付けたいのですが、ダンジョンコアは破壊しないでください!私の生命線ですから!」


(報酬はかなり豪華なんだよなあ。家が手に入るのはありがたいことだし、経験値2倍もうれしいんだよなあ。庭も作ってくれるってことは胡椒とかも栽培できるし、やりたいこといっぱいできるな。それでまた土地が欲しかったらエルディムに頼めばいいだろうし。よし、僕はやろう。そうしよう!)


ミ「カエデたちはどうする?僕はやるけど・・・」

カ「悪くはないんじゃないか?家が手に入るわけだし、俺も庭があればやりたいこといっぱいあるしな」

イーナ「私はお兄ちゃんの決定に従うよ!」


イーナはともかく、カエデは僕と同じようなことを考えているようだ。

肝心なことを聞いてないので、エルディムに聞いてみた。


Q.このエルデン草原について、詳細をギルドに報告しても大丈夫?

A.はい、大丈夫です。それに今まで来た冒険者の方には実家に帰ってもらいました。3年くらい前でしょうか?1PTここにきて私を殺そうとしたので、それぞれの故郷にワープさせました。無駄な殺生はよろしくないので。それに、ダンジョンコアを壊そうとする者が現れてもその分モンスターを強くしますし、ワープさせることもできるのであまり気にしてません。


Q.やっぱりダンジョンにもポイント的なのはあるのか

A.はい、モンスターが死ぬとその分ポイントが追加されます。ミミズやウサギなどはあらかじめ型をつくっておけばあとは自然ポップします。さらに、侵入者が死ねば、その分ポイントが入ります。そういえばさっき、とんでもないポイントが入ってきましたね。


Q.僕らの居住場所を作ってもポイントは大丈夫?

A.はい、さっきとんでもない量のポイントを得たのでお茶の子さいさいです。


Q.ダンジョンコアが破壊されると、ダンジョンはどうなるのか。また、エルディムはどうなるのか。

A.はい、ダンジョンコアが破壊されると、ダンジョンは無力化され、モンスターのポップしないフィールドへと生まれ変わります。また、ダンジョンマスターである私は生命活動が停止します。ダンジョンコアにはダンジョンマスターと連動した魔力回路が通っています。ダンジョンコアはその魔力回路からダンジョンマスターの命令を聞き、ダンジョンを強化したりしています。


Q.そもそもエルディムはなんでここにいるのか

A.はい、上の命令です。

ルミウスという神様がいるのですが、そのひとからおまえここすめといわれ冒険者の動向を探るよう任命されました。


なるほど、ルミに命令されたのか。あいつってどんな超次元な存在なんだろうか。


ミ「それで、ルミはどんな存在なんだ?」


僕はそういうと、エルディムは答えはじめた。


エルディム「彼女・・・いえ彼は、この世界の3台柱神の1人です。名を混沌神ルミデウス。私たちの中ではそう呼ばれていて、この世界の始祖の神様です。彼はこの世界の魔力と精霊という概念を作ったといわれています。また、彼のことはみな・・・んぐっ!?んん!ん!」


エルディムはそう言いかけると、口を押えられたような声を出す。

そのあと数分くらいしてやっと「ぷはっ」と息をつぎ、こちらに顔を向けてぜーぜー言いながらまた話し始めた。


エルディム「とにかく!あの人はやばいです!ホントに!今も遠隔で口をふさいできたんですから!もうここから先は本人に聞いてください。あの人を愛称で呼んでいるということはそういうことなんですよね?」


どういうことなんだろうと僕は首をかしげる。

まあでも、ルミがホントにやばい人物だというのはよくわかった。

とにかく、目的を果たそう。


ミ「聞きたいことは以上です。ありがとうございました。」


僕はそう言って頭を下げる。


エルディム「いえいえ、こちらこそ。それでは、モンスターの件頼みますね!」


そういわれ僕らは洞窟を後にした。

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