2話 旅路確認と準備
2話は、前半を1話と同じ文の構成
後半は1文ずつ開けてみました。
どちらがよみやすいか感想をよろしくお願いします。
ピロロン♪
《個体名ミキ認証確認》
《個体名カエデ認証確認》
謎の声が聞こえる。
女の人の声だ。
若干器械声っぽいな。
僕が、目を開いてみると、そこは真っ白な世界で瓦礫のようなものがたびたび横を通りすぎていく。
僕はその真っ白な世界のど真ん中でふわふわと浮いている。
とかなんとか考えているとまたあの声が聞こえてきた。
《これから彼らを指定された座標に送ります。》
((カエデさん、起きたらポケットの中を漁ってください))
《それでは、お二方。》
《ご武運を!》
と、謎の声が遠くに消えていく。
正確には、僕が遠退いている。
さっき、カエデといっていたが、まわりにいるのか?どこだ?カエデ………
そういえばカエデを呼んでいた女の人の声が器械声っぽくはなかった気がする。
まあいいや。
これからどこにつくんだろうか。
それからどうするだろうか。
そんなことを考えていたら、僕は、少しばかりの不安と少しばかりの恐怖をおぼえた。
とりあえずなるようになればいい。
僕はそう願いながら、真っ白い世界から別の場所へと転移されたのだった。
だけどその瞬間。
真っ白な世界が一瞬だけどす黒くなったのは気のせいだろうか。
また意識が遠退いていく。
・・・・・・そして僕は目が覚めた。
そして勢いよくガバッっと音をたてるように起き上がった。
僕はまわりを確認した。
まわりは地平線まで続く草原だった。
カエデが横にいるのに気がついた。
彼の方が先に起きていたようだ。
だが、彼の視線のさきに不自然な点を発見した。
それは、ぼくら以外にも人がいるということだ。
しかもそいつらは、顔見知りだったんだ。
一人目 某超人生徒会長 剣谷 刀也
二人目 副生徒会長 天堂 凛
三人目 陸上部キャプテン 速身 隆之介
四人目 吹奏楽部マドンナ(笑)と呼ばれている 南 音衣
五人目 ロッククライミング部の仙人と呼ばれている 登 銀
この5人が倒れていたんだ。
とりあえず起きる気配もないし、白い世界で女の人がいっていた、あのことをカエデにきいてみようかな。
ミ「カエデ、ポケットの中身を手当たり次第に漁ってみて」
僕がそういったら、カエデは「あっ」といってポケットの中身を漁り始めた。
そしたら中から折り畳まれた紙が出てきた。
カエデは「なんだこれ」といって紙を開いた。
そしてなかにはこんな内容がかかれていた。
お二方へ
あなたたちをこの世界へ転移させたのは私です。
申し遅れました。
私はこの世界で神をしているものです。
この世界へあなた方を転移させた理由は、ミキ様の想いがつよかったからとあなたたちの能力適正を測ったところ、面白い数値がでたのです。
それであなたたちをこの世界へ送り、どんな冒険をするのか見たかったからです。
言わば、好奇心ですね。
勝手ながら、転移させてしまったことは本当に申し訳なく思っております。
続きのお話につきましては、その座標から北にあるノーティルの町にある森のほこらでおはなししましょう。 by 神様
追記:インベントリやステータスがございます。
ステータスオープンと心のなかで唱えてください。
またインベントリ見るときも同じく心のなかでインベントリオープンと唱えてください。
僕とカエデはその手紙を再度折り畳み。心のなかで、《ステータスオープン》と唱えた。
するとぼくらの前に薄い板のようなものが、ヴォンっと音をたてて現れた。以下の通りにかかれてある。
ステータス
個体名 ヤイバダニ ミキ
職業:バランスブレイカー(魔法創造)
HP 100/100
MP 500/500
SP 500/500
STR 35
VIT 35
DEF 35
AGI 100
DEX 100
LUK 200
INT 200
属性:本人次第
個人ユニーク
《魔法創造》
魔法を作ることができる。
(例えば、火の玉を思い浮かべ、それを手から打つように頭で想像することでその魔法を獲得できる。)
《暴食強奪》
特定のモンスターを食すことで特定のスキルが得られる。
《天迅流派》
個体名ミキのユニーク剣術。
個体名ミキは刀を抜くと人格がある程度かわる模様
《???》
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《???》
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《???》
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お金 0 Lubol
称号 異世界人のバランスブレイカー《魔法創造師》
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ステータス
個体名 ミナカミ カエデ
職業:バランスブレイカー(錬金術)
HP 250/250
MP 300/300
SP 700/700
STR 20
VIT 150
DEF 20
AGI 100
DEX 300
LUK 50
INT 300
属性:土(極)・鋼(++)・風(+++)・回復(++)・
石(+++)
個人ユニーク
《物質錬金》
物質同士を合わせ新たなものを産み出すことができる
《物質変化》
物質を変化させる。たとえば土の一部の床を石にすることができる。
《性能上昇》
LUKの数値によって作成物のクオリティが上がる。
LUKが大きければ大きいほどこの個人ユニーク性能も上がる。
《???》
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《???》
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《???》
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お金 0 Lubol
称号 異世界人のバランスブレイカー《錬金術師》
――――――――――――――――――――――――――――――――――
二人は職業と称号をみて
ミ、カ「なんだこれ」
と、口に出した。
職業はいいとして称号だ。
丁寧に「異世界人の」ってついている。
つまりこの世界にもバランスブレイカーと呼ばれる人が存在するということになる。
どれだけつよいのか楽しみだ。
それでだ。
カエデは何となくわかるが、僕はなんだ?学校のテストとかはいっつも50位辺りの成績だぞ?それがなんだってこんなにINT高いんだ。
INTタッチしたら詳細でないかな。
僕はステータスのINTをタッチしてみた。
すると、ヴォンっと音をたてて別のウィンドウが現れた。
INTとは、賢さ、イメージ能力、頭の回転の早さに比例します。
なるほど。
たしかに僕はイメージ能力だけは昔からあったようななかったような。
まあともかくステータス関連は神様に聞けばわかるだろう。
そういえば、インベントリも確認しなきゃな。
《インベントリオープン》
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ミキのインベントリ
・ 木刀
・ 旅人のローブ
・ 旅人の靴
・ MP回復のゆびわ
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カエデのインベントリ
・ 錬成師の手袋
・ 錬成師のマント
・ 錬金術師のくつ
・ 錬金のゆびわ
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ほうほう。
武器と装備か。
気が利くね神様。
ミ「装備は・・・あったあった」
アイテムをタッチするとゲームっぽく装備するという項目と分解するという項目と捨てるという項目があった。
僕らはそれらを装備した。
すると、僕の腰に木刀が、ローブがブーツがゆびわが装備された。
カエデも同様に、手袋やマントが装備された。
インベントリを見てみると異世界人の学生くつというアイテムが表示されていた。
僕らの持ち物もインベントリに入るのか。
なんという、画期的なシステムなんでしょうか!
んで、僕らがある程度準備終わった頃に、あの5人が目を覚ました。
なるべく、1日投稿できるように頑張りたいです。どうかこの作品が完走するまであたたかいめでみまもってください。