ある日の恐怖
一部実話です。
仕事帰りにコンビニに寄った。
俺は立ち読みが好きだ。今日は雑誌の発売日だからなかなかのボリュームだ。
…
……
………ん?
なんか隣の奴がすげー近い。
深夜なので店内にそこまで客が居ないのに肘が触れる距離感をソイツはキープしている。
そっちを見ると厚化粧のすげーケバいババアが上目遣いで俺を見上げている。
ウォッ 怖えぇっ
一歩反対側に移動する。
「お兄さん、何してるの?」
ババアが頬を赤らめながら聞いてきた。
「…イヤ、立ち読みだけど…」
このババアかなり酒臭い。
「足、寒くないの?」
ババアはそう言いながら距離を詰めてくる。
俺は基本年中素足にサンダルだ。靴下&靴嫌いなんだよ、ほっとけっ
黙っていると
「暖めてあげる…」 ババアが腕を絡めてきた。
違う意味で心臓バクバクの俺は
「っアンタ、誰だよ?」
腕を振り解きながら、我ながら何言ってるか判らん事を口走る。
さっさと飯買って帰るかっ
ババアから逃げるように飲み物と弁当を籠に突っ込むと急いでレジへ。
「何買うの?買ってあげるよ!」
ババアはそう言いながら諭吉を数枚渡そうとしてくる。
やべえ 完全にロックオンされた。ババアを店員が怪訝そうな顔でこっちを見てる。
ババアを無視して精算を済ませ店から出てから猛ダッシュ。
「待ってぇ お兄さ~ん」
ババアの叫び声が街にこだまする。
最初の路地を曲がってからも遠くから
「ドコ~?お兄さ~ん?」
ババアの叫び声が聞こえる。
ムチャクチャ怖い。 もうあのコンビニ行けねえじゃねぇか…
未だにそのコンビニ行ってないです




