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青春には致死量がある。

作者: 空想の墓場
掲載日:2026/03/18

 ふと、カレーが食べたいと思った。カレーを食べたいと思った瞬間と、消えてしまいたいと思った瞬間。数えてみれば、どうも後者の方が「断然」と頭につくくらいに多いらしかった。


 正確に数えることはできないから勘でしかないが、数えきれない、というのが一種の答えであるようにも思える。


 胃が痛い。すきっ腹が周囲の筋肉を引き攣らせて、みぞおちのあたりをぎりぎりと締め上げていた。握りこぶしで乱暴に叩いて、「黙れ」と威嚇してみるも効果は薄い。


 狭い自室の中、俺は大きく背伸びをして向かい合っていたパソコンから目を逸らす。この日、パソコンには何も表示されていなかった。


 正確に言えば、真っ白な画面が表示されていた。白い画面の左上に置かれた縦長のカーソルが機械的に、一定のリズムでもって点滅している。開かれたページの上部には、『新規作成(1)』という味気ない文字列が並んでいた。


 カーソルが現れては消え、現れては消える。それは心臓の鼓動にも似ていたが、こちらのそれとはまるっきりテンポが合わなかった。


 何か書こうとしたはずだった。はずだったことだけ覚えている。頭の中にあったどんなものより壮大な世界は、ファイルを開いた瞬間、真っ白な画面のなかに吸い込まれて消えた。


 左向きの矢印をクリックして、ひとつ前のページに戻る。「新作」「新規作成1」「改稿」「改稿2(1)」「最終」「最終.改稿」。ファイル名からは、中身が想像もつかない。


 子供が遊んだ後の部屋のようにまとまりのないファイルのなかから、ひとつ気まぐれに選んで開いてみた。いつ手を付けたか思い出せないほど前に書いた小説は、冒頭2000字そこらで止まっていた。


 字数の違いこそあれ、他も似たようなものだった。冒頭だけ、あるいは1章だけ、推敲する気も失せる量だけ多い駄文。どれも中途半端なところで止まっていて、登場人物たちは冷たく固まったまま動かない。


 手なりで下へ下へとスクロールしていくと、やがて画面右端のバーが止まる。ページの突き当りには、高校時代の作品があった。


 今年で29、二日後には30歳になる。そんな日の昼のことだった。十数年前に書いたこの作品は、とある文芸コンクールで入賞したこともある作品だった。


 入賞と言っても、大した賞ではない。物を書く人間ですら聞いたこともないような、小さいコンクールだ。それも、たかだか小説を書いて一年未満の高校生が受賞できるほど低レベルの。


 俺はそのファイルを開いた。はじめ、ガキのおままごとを笑ってやるくらいのつもりだった。


 だが、その目論見は大きく狂わされる。作品を読み返してみれば、なかなかどうして、悪くはなかった。それどころか、今の自分には書けない気がした。


 テーマはありきたり、表現は稚拙で比喩も凡庸。それでもどこか、言い表せない迫力があった。書きたいという衝動というか、熱のようなものが、文の端々から感じ取れた。


 俺は画面を閉じた。恐怖と言うべきか戦慄と言うべきか、なんと表現すればいいのか分からない漠然とした不快感を感じていた。言葉にするのは難しい。しかし、決していい感情ではないことだけ確かだった。


 文字から意識を逸らした途端、忘れかけていた空腹を自覚した。締め付けるような痛みは勢いを増していく。空腹だというのに吐き出してしまいそうな吐き気を覚えた。


 時計を見上げれば、時刻は昼過ぎを指していた。朝から水の一滴も口にしていない。


 なんとはなしに、カレーが食べたかった。知らず知らずのうちに刺激を求めていたのかもしれないが、確証にたる理由はない。とにかく、食事だけが空想と現実を繋げてくれるのだと、その時は妄信していた。


 椅子を引いて立ち上がると、丸めていた背中から空気の弾ける音がした。大きく肩を回して、また同じ音が鳴る。ここ数年ろくに運動していないのに――運動していないからなのか――俺の体は、凄まじい速度で劣化しているらしかった。


 自室を出て、階段を下る。足音を立てないようにするのが、この生活を始めてからの癖になった。木の板のきしむ音に心驚かせながら、一瞬引き返そうかと逡巡する。


 それでも、やはり空腹には勝てなかった。台所まで下りて行って、何かあるだろうと冷蔵庫の前に立つ。


 冷蔵庫の戸を開けようと手を伸ばしたとき、背中に視線を感じた。確認する間でもなく、それは母のものだった。目を合わせないよう視界の端で振り返ると、白髪の混じり始めた初老の母の姿がちらりと映った。


「あんた、今日バイトは?」


 ある。と答えると、母はどこか安心したふうにため息をついて。


「どうせ暇なんだから、昼の仕事も見つけなさいよ。決まったお金がもらえるところ」


 分かっている。そのつもりだ。そう答えると、母は「そう」とだけつぶやいて居間を出ていった。洗濯か掃除か、とにかく家事の続きだろう。


 内心、情けないやら恥ずかしいやらで押しつぶされそうだった。まわりは結婚していく中で、俺だけが子供のまま、夢を追い続けている。そんな生活が許されているのも、ひとえに両親の恩情に過ぎない。


 一方で、行き場のない怒りも感じていた。情けなさとは相反する感情にも思えるが、俺の中でこれら二つは同時に成立しうるものだった。


 俺は頑張っている。人が唯々諾々と社会規範に従っている間、膨大なエネルギーを投資して新たな世界を紙面の上に構築しているのだ。


 創作において最も重要な資源は時間である。そのためには、まともな生活など送れない、送ってはならない。そんな単純な理屈を、誰も理解してくれない。


 夢を追うことの何が悪い。大人になるとは、つまらない人間になることか。青春時代に感じた栄光は、何物にも代えがたい劇薬だった。たった一回。あともう一度だけ、俺はそれを手に入れたい。それだけが望みだった。


 明後日、俺は30歳になる。それが期限だ。大丈夫。今よりずっと拙かったときに出来たことが、もう一度できないはずがない。これだけ頑張っているんだ。報われないはずがない。



 翌日、俺はひっそりと家を出た。近所のスーパーは品ぞろえが悪い。だから、俺は少し離れた業務スーパーに行かなくてはならなかった。


 平日の昼間だからか、人は思ったよりも少なかった。目的地と買うものは決まっている。行き慣れない店のため少し迷いかけたが、ぶら下がったプラカードのおかげですぐに見つけられた。


 クミン、ターメリック、コリアンダー……聞き馴染みのないもの。同じ形の小瓶に、色も粒の大きさも異なる香辛料が整然と並べられていた。思わず好奇心をくすぐられる。たかが瓶詰の容器になにをと思われるかもしれないが、中東のバザールを俺は思い浮かべていた。


 気のせいだと分かりつつ、胸のすくような匂いが立ち込めているとさえ錯覚した。頭の中にこびりついていた不愉快な感情が幾分か和らいだ俺は、それらの香辛料を片端からプラスチックのかごに押し込んだ。


 仕方のないことだが、家では肩身が狭い。ありあわせを多少つまむ程度ならともかく、冷蔵庫にある食材を勝手に使うのは流石にはばかられた。


 だが、これはある意味で好機だ。自分の金で買ったのならば、文句のつけようもあるまい。それに、料理をする描写はどんなジャンルにも応用できる。俺は取材の意味も込めて、一からカレーを作ってみようと思った。


 棚に並んだ小瓶を一通り詰め込んで、手元のそれを見下ろす。こうしてみると、なかなか様になっている。三ツ星レストランのシェフにでもなった気分だった。


 それから、肉、野菜コーナーをめぐり、先日調べておいたレシピ通りの材料をカゴに放り込んで、店内を大きく一周するルートを辿ってからレジに並んだ。


 レジ横の画面上に、店員が打ち込んだ会計が表示される。どうやら、香辛料とは思ったより高いらしい。アルバイトを転々として日銭を稼いでいる人間にとって、一瞬取りやめようかためらわれるくらいには大きな数字が映し出されていた。


 しかし、ここまで来て金が足りないのでやめます、なんてことは言えない。わずかに残ったくだらないプライドが邪魔した。


 これも経験だ。経験、という言葉は便利だった。失敗しようが足踏みしようが、それら全てをいっぺんに正当化してしまえる。字面では成長を表し、その裏には停滞がある。不思議な言葉だった。


 店を出る。3月半ば、暦じゃとうに冬は過ぎたというのに、風が冷たかった。かじかんだ手にビニールのひもが食い込んで指がちぎれそうになる。


 帰り足、俺はスマホを取り出してレシピをもう一度調べた。


『カレー スパイス 配合』


 検索エンジンに文字を打ち込むと、過剰なほどの情報が流れ込んでくる。よく知る食品企業のレシピに、素人の個人ブログまで。俺のような素人から見れば、そのどれもが胡散臭く、またもっともらしく見えた。


 そもそも、それぞれのスパイスがどんなものなのかさえ俺は知らない。気付いて、ビニール袋から小瓶をひとつひとつ取り出し、ラベルに書かれた名前を片端から検索にかけてみることにした。


 そんな作業を繰り返していると、とある記事が目に留まる。ナツメグに関しての記述だった。


『過剰摂取により、中毒症状を引き起こす可能性があります。』


 もう一度目を通す。検索エンジンのサジェストには、『致死量』なんてワードもあった。


 なにやら恐ろしいことが書かれているように思えたが、よくよく調べてみれば大したことのない脅しだということが分かった。


 確かに、ナツメグは過剰摂取で嘔吐や眩暈を引き起こし、時には死亡事故を招く恐れがあるそうだ。


 しかしそれは、最低でも5グラム以上一気に摂取した場合のことで、あるいは80グラム以上摂取しても問題なく退院した例があるらしい。致死量に関しても明確な根拠はないとのことだった。


 一方で、カレーに使うナツメグは2人前あたり小さじ4分の1杯程度。つまるところ1.25グラム。一食分に換算すればもっと少ない。よっぽど意図的に取り込まなければ達成しえない量だ。


 ある意味で当然のことだと思った。塩だって取り過ぎれば病気になるし、水を飲み過ぎても中毒になると聞いたことがある。なんにでも適量というものがあって、薬も度を越したら毒になるというだけの話だった。


 興味を失った俺は、スマホをポケットのなかにしまって足早に帰路を辿る。ビニール袋の中で小瓶同士がぶつかって、鉄琴のような音を立てていた。


 家に着くと、台所には先客がいた。母だった。母は鍋を火にかけていて、その姿がやけに小さく見えた。


 声をかけるタイミングを失って居間をうろついていた俺が仕方なくビニール袋をテーブルに下ろすと、その音で母はこちらに気付いた。母は胡乱な目つきで言う。


「なにそれ」


 香辛料だ。カレーを作ろうと思った。


「今使ってるから。後にして」


 それだけ言って、母はまた鍋に視線を落とす。それ以上の会話はなかった。調理器具のぶつかる音と、醤油か何かが焦げる匂いが居間に満ちる。


 胸のすくような思いが急速にしぼんでいくのを感じていた。代わりに、あの不愉快な感情が再び去来する。大声を出すでも、クッションを殴るでもいい。とにかく何らかの形で、この感情を吐き出してしまいたかった。


 日持ちしない肉や野菜だけ適当に冷蔵庫へ放り込み、スパイスの入ったレジ袋を持って自室に逃げ帰った。麻薬中毒者のように慌ただしい手つきで小瓶の一つを取り出し、封を切ってその香りを確かめる。


 鼻の奥が粉っぽいような、乾いた香りがした。いいのか悪いのか、あまりよくわからない。これなら棚に並んでいたときの方が、よほど鮮烈な香りだったとすら思えた。


 いつもそうだ。素晴らしいのは頭の中にあるときだけ。物理の世界に落とし込んだら、あとはただのガラクタでしかない。今日も小説は一文字たりとて進まなかった。



 その日の夜。消費期限が来てしまった弁当を、ゴミ箱に放り込む。期日が迫っていた。


 最低賃金すれすれのコンビニバイト。やりがいなどない。とにかく早く時間が過ぎることだけを念じながら作業をこなしていくが、時計の針が早まることはない。


 十数年は一瞬だというのに、バイトの終わる1時間は永遠にさえ思える。もしかすると、この部屋の中だけ時間の進みが遅れているのかもしれない。いっそのことここに住めば、執筆に十分な時間を確保できるのではないか。


 ばからしい考えが浮かんでしまうのも空虚さゆえだった。夜のコンビニはそれだけ暇で無意味だ。人生を切り売りして金を稼いでいる。なにかスキルでも身につけば話は違うが、それすらもない。ただひたすらに、余白と金を交換する作業だった。


 時計がようやく退勤時間を示す。目にクマを携えた大学生くらいの客が店内に一人残っていたが、俺は構わずバックヤードに引っ込んだ。


 バックヤードには、6畳程度の手狭なスペースがある。事務机や制服を保管しておくためのロッカー含めての間取りのため、実際はもっと狭い。人が3人も入ればにっちもさっちも立ち行かなくなるほどだ。


 部屋のど真ん中に置かれた事務机のそばに、一人の若い男が座っていた。彼は机に突っ伏して仮眠をとっている。


 向こうにも向こうの事情があるのだろうが、シフト交代の時間だ。俺だってこんな場所に長居したいわけじゃない。


 死体のように動かない彼の肩をゆすると、一度びくりと全身を震わせ、勢いよく飛び起きた。どんな夢を見ていたのか、顔面を蒼白にして辺りを見回したあと、肺の空気が全て無くなってしまうのではないかと思うほど長い溜息をついた。


「ああ、もう時間ですか」


 そうだ。と答えると、彼は億劫そうに背伸びをして。大きくあくびをしてしわくちゃになった彼の顔は、年齢よりもずっと老けて見えた。


「代わります。お疲れさまでした」


 ゆっくりと立ち上がった彼は、これまた緩慢な動作でのそのそ制服に着替えだす。その姿を横目に、俺は制服を脱いだ。


「○○さんって、いつもすぐ帰りますよね。普段何をされてるんですか?」


 思わず、そそくさと帰り支度を進めていた手が止まる。彼と同じシフトに入ったことは何度もあったが、こんなことを聞かれるのは初めてだった。俺がなぜ、と聞くよりも先に。


「俺、サークルでバンドやってるんです。それが解散しちゃう夢を見て。なんとなく不安になったっていうか……。ああ、嫌なら答えなくていいですよ」


 していることならある。しかし、言ったところで理解してもらえるのか。返答に詰まった俺を見て、触れてはいけないと判断したのか彼は気遣うような言葉を発する。


 だが、ここで何も答えないのは間違っている気がしてならなかった。何もしていないはずがない。ここで答えないのは、これまで積み重ねてきたすべてをなかったことにするのと同義であると感じた。


 彼の問いかけに一拍遅れて、小説を書いている、と伝えた。すると、彼は破顔して。


「へえ。いいじゃないですか、小説。俺にも見せてくださいよ」


 喉の奥に空気が詰まる。とっさに、まだ完成していないからダメだ、と答えた。


「そうですか。残念。……じゃあ、シフトの時間なんで」


 いつの間にか制服に着替え終えていた彼は、そう言い残して部屋を出ていった。彼もまた、これから無味乾燥な数時間を過ごすのだろう。彼の青春が、900円そこそこで消費されていく。もし時間をさかのぼって大学生に戻れるならば、数億じゃくだらない価値があるだろうに。


 しかし、そんなことよりも。俺は自分の発言の方に気を取られていた。


 ――まだ、完成していないから?


 十数年もかけて、まだ何も成し遂げていないというのか? 十数年もかけて、まだ人に胸を張って言えないままなのか?


 まだ、まだ、まだ。その2文字がぐるぐる巡る。秒針が進む。誕生日を迎えるまで、残り数百秒。


 まだ完成していないなら、いつになったら完成するというのか。まだ完成していないなら、これまでやってきたことは。


 まだ、とはいつまで? 30までのはずだった。高校のころの一度きりを何度待たせてる?


 ああ、そうか。ようやく分かった。「一度できたから、もう一度できる」ではなく、「たった一度をあのとき使い果たした」のだ。それが分かったとき、胸を押さえつけていた不愉快な感情は嘘のように晴れていった。


 俺は、夢を追っていたのではない。夢を言い訳に、努力することから逃げていただけだ。


 人間は苦労に対価を求める。しかし、苦しさにさして価値はない。苦しいだけの空白を切り売りして得られるのは、最低限度の報酬のみ。


 だから、いくら頑張ったって、それが努力でなければ意味がない。


 俺は何年も何年も、小説を不愉快な感情から逃げるための道具にしてきた。何かしなければならないという茫漠な念に駆られ、それを消費すべく文字を使っていただけなのだ。


 他にできることはいくらでもあるのに、生まれつきの怠惰故に、いつからか夢を他のすべてから目を背ける言い訳にした。


 これは当然の報いだ。俺には何も残っていない。あるのは空白と、くだらない自尊心だけ。



 真夜中。家に帰ると、明かりは消えていた。生まれた時刻はとうに過ぎている。正真正銘、期日がやってきた。


 自室の机の上には、昼に買ってきたスパイスがビニール袋に入ったままで置いてあった。俺はそれを全部取り出して、机に並べてみた。


 ひとつひとつの使い方は何となくわかる。しかし、それらをどう使えばいいものになるのかさっぱりわからない。それが、中途半端に書き捨てられた下書きに重なって見えた。


 整列した小瓶のなか。見覚えのある小瓶が視界に入る。ナツメグ。少量なら味を引き立てるが、多量に摂取すれば中毒を引き起こす。

 

 人生を彩るスパイスがあるとするのなら、青春はきっとそれにあたる。しかし、少量であるからこそ特徴づける香りになるのであって、それだけでできている訳ではない。


 たった一種類の香辛料だけではまともな料理ができないように、たった一つのものごとに執着した人生がまともであるはずがない。青春時代の思い出など、若かったころの自慢話の一つにでも数えておけばよかったのだ。そうすれば、こんな絶望を味わうこともなかった。


 俺は思い出に縋り過ぎた。長年にわたって摂取してきた思い出を分解しきれず、蓄積したそれがとうとう致死量に達したのだ。


 青春に殺された。青春という劇薬に。


 椅子に座り、パソコンへ向かう。小説タイトルを書いて、消した。これは俺の夢じゃない。もう書く理由がない。


 俺は机に並んだ小瓶から、一つを右手に取る。夢があったから、消えたいと思っても生きていられた。しかし、夢じゃないと分かった今、この思いを止めるものは何もない。


 そうだ。これを飲み干した、その後で。


 まだ生きていたのなら、また新しい小説でも書いてみよう。


 画面の中でカーソルが点滅している。そこにはまだ、何も書かれていなかった。


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