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神の庭園〜箱庭管理人〜 テンプレ破壊の復讐神、異世界へ降臨す。  作者: coz
第三章【北国】〜ダスト村の攻防〜
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40話 村長家強化計画

猪を探して歩きながら、レンはティルに質問をする。



「なあ、ティル」

「なぁに?」



上から返事が返ってくる、相変わらずティルはレンの肩から降りようとしない。



「ティルはなんの魔法が使えるのか教えてくれるか?強くするのには必要なんだが」

「いいよ〜♪ティルは風使いだよ」

「魔力は?」

「う〜んとね、68!」

「わかった」

「風、今少し使えるか?」

「うん!それ〜♪」



ヒューー



レンの髪の毛がバサバサと揺れる。



「今ので魔力はどのくらい減った?」

「残り53だから…15!」

「おお、計算出来て偉いなぁ」

「えへへへ」



今ので15ねぇ、使いすぎだ、俺だったら2とか3だな、さてどう説明するか、8歳が相手だ、分かりやすくしないとな。



「ティルはなんで風が吹くか知ってるか?」

「う〜ん、分かんない」

「気圧の変化って言ってな、重い空気が軽い空気の方に動くんだよ」

「くうき?」

「そう、風魔法は風を吹かせるんじゃなくて、空気を動かす魔法なんだ」

「くうきってうごくの?」

「ああ動く、目に見えないけど凄く強い力なんだよ、ティルだって頑張れば、この前俺が森を燃やしたみたいに、森の木をい〜っぱい吹き飛ばすことが出来るようになるぞ」

「ほんとぉ?」

「本当さ、試しに、今ティルの目の前、そうだなぁ、このくらいの大きさの空気を、ご飯で出てくるお豆くらい小さくなるように魔法を使ってごらん」



腕全体を使って空中にぐるっと丸を描く、だいたい直径1mくらいの大きさだ。



「うん♪むぅぅぅ…あ、できた!見えないけど、くうきさんたちがあつまって、ぎゅうぎゅうしてる!」

「そのまま…そうだなぁ、お父さんが猪を倒す時に火の玉を撃つだろ?あれくらいの速さで、あの木にぶつけるように念じてごらん、もちろん想像できるならもっと速くてもいいぞ?そして木の中に入ったら、そのぎゅうぎゅうしてるのはやめてもらってごらん」

「わかった!むぅ…いけー!」



刹那



ドカァァッ!!

バキ…バキ…バキバキバキ…ズゥゥン…



豆粒ほどの穴を開けながら、木の中に入っていった空気の塊、圧縮していた空気が、飛んでいった進行方向に瞬間膨張、レン達とは反対側を大きく破壊、抉られた木は自重に耐えきれず奥に倒れていった。



「「「「「「…」」」」」」



まさに絶句、レンすらもこんなふうになるとは思わず、場は静まり帰った。



「い、いやぁ、ティルは才能の塊だなぁ、は、はは、はははは…」

「ちょっと待てぇい!」

「どうしたんだ?」

「どうしたもこうしたもあるか!なんだ今のは!」

「今の?あれは圧縮した空気が瞬間的に…」

「違うそうじゃない!」



またこの流れか…



「違うのか?」

「ちが…わない?いや、え?わ、わたしは…なにを知りたいんだ?」



なんかフローラはこいういキャラで定着してきたな。



「すごーいすごーい!ばーんってなったぁ!ティルすごいー?」

「すごいぞティル、正直俺も驚いている、子供だからこその理解力と発想力だな、俺の言葉を少しも疑わなかった証拠だ、猪も倒せるんじゃないか?」

「ティルいのししたおすー!」

「はは、次はティルがやってみようか、魔力は大丈夫か?」

「いまは〜、51!」

「え!?」



コストヤバない?何この子…今のをあと25発撃てるってこと?空気は友達なの?もう強化はティルとセイスだけで良くないですか?



「いや、そうだ、そう、これだ!」



お?フローラが帰ってきたな。



「今のが風魔法なわけないだろう!」

「それな〜…でも、俺とティルの会話聞いてた?」

「ああ、聞いていた」

「じゃあなんとなく分からない?」

「正直、分かる、ティルもレン化したって事だな」

「そういう事だな、それじゃあ次にフローラ、お前がレン化とやらをする番だ、フ、フフフ…」

「こわぁ…」



村長家強化計画発動だ!



「さあ、フローラ、お前の魔法特性をはよ言え、はよ」

「ぐっ、村のためだ、致し方なし、水…だ」

「おお、水かぁ、準女神に相応しい適正だな、魔力は?」

「303だ」

「オーケーオーケー♪大体一般的にはそのくらい魔力があるって認識でいいか?」

「その通りですじゃ、一般人の優秀な者で500程度、開拓者なら中堅でセイスほどじゃな」


いつも思うけど、この村長詳しすぎないか?


「村長ってもしかして、開拓者だったのか?」

「そうじゃな、その通りじゃ、テラーと2人でパーティーを組んでやっとった、とは言っても浅層の入口で日銭を稼ぐ小物だったのじゃが、ある時他のパーティーに誘われての、中層に行ったのじゃよ、その時虫の魔物にやられての、実は右目が見えんのじゃ」

「あの時は驚いたわぁ、毒にやられたのね、見た目は普通なのに急に見えないと騒ぎ出したのよ」

「若かったしの、絶望したもんじゃ、そんな儂に付いてきてくれたのがテラーじゃ、感謝しきれんわ」

「その後この人が、開拓者組合の組合長に呼び出されてねぇ、ここに村を作るから行けって、水の準女神フローラもいたしねぇ、困るって言って断ったんだけど、北王の命令だからって、もう20年前の話よ」

「断りきれなかったのじゃ、水の準女神フローラには悪いことをしたのじゃ」



タイミング良すぎないか?中層に誘われて、怪我して帰って来て、組合長からすぐに呼び出しって、絶対北王絡んでんだろ…



「おい!母ちゃんも父ちゃんも悪乗りし過ぎだぞ!人の事を準女神準女神って」

「いいじゃないか、悪口ではないんだ、それに少しはいちいち土下座される、俺の気持ちも分かったろう」

「分かるわけないだろうが」

「それはスミマセン準女神様」



フローラに肩をガッと掴まれた。



「おい、あんた今なにをしようとした?」

「いや、土下座を」

「やめろ馬鹿」

「いや、気持ちが分からないと…」

「分かった!十分に分かったから、魔法の事を教えてくれ」

「そうだな、冗談はやめておいて、水だったな?ティルの時のように少し見せてくれ」

「ああ」



体の前に手を突き出し、手のひらから大量の水がバシャバシャと出てきた。



「魔力は?」

「今ので、50は使ったな」

「水って燃費悪いからなぁ」

「そうなのか?」

「ああ、火や空気と違ってその場にあまり無いだろ?」

「は?全く無いと思うが?」

「そこからか…」

「あるのか?ここに?」

「あるぞ、目に見えないほどに小さな霧状になってるだけだ、殆どの空気中に存在している」

「そう…だったのだな」

「ああ、料理とかしてるとき、鍋で野菜なんかを煮込んでると、体がベタベタしてこないか?鍋の中の水も減るだろう」

「あ、ああ!する、するぞ!確かにベタベタしてくる!汗じゃなかったのか?」

「ああ、もちろん汗もある、だが大半は鍋から蒸発した水分なんだよ、そんなふうにこういう場所にも微量だけどあるんだ」

「常識が覆される気分だな」

「ただし、どれだけ集めても微量は微量、だから水自体を具現化するほうが早い、だから、燃費が悪いんだよ、俺みたく魔力が潤沢にあるならいいけどな、逆に水のある場所なら無敵だ、ある所には大量にあるからな、川とか」

「そうだな、だが空気も大量にあるぞ?」

「その辺は個人の資質によって勝負が決まるかな、空気は見えない分、大量に操作しようとすればするほど制御が難しい、この世界にティルのような操作をするやつなんかめったにいないよ、だってあくまでも風魔法って名前なんだから、逆に水は目に見える分大量に操作しようとすれば、どれだけ多くても1固体として認識できる、俺が直径200m級の水球で森の火を消した時のようにな、あれもかなりの大きさだったがあくまでも水球1個だ、物量で押しつぶすのには向いているんだよ」

「そうか、じゃあこの辺りに川はないから、わたしはお預けだな…」

「そう落ち込むなよ、なんだフローラ、お前ティルのときはあんなに騒いでいたくせに、やる気満々じゃないか」

「う、うるさい!しょうがないじゃないか、楽しみだったんだ、村の役に立てるって…」

「やっぱり女神じゃないか、大丈夫だ、俺とセイスの決闘を見ただろう?最後俺は何で勝負を決めた?」

「あれはたしか…水、だった?」

「ああ、あれを今からお前に教える」

「いいのか!?やったぁー!」


はしゃいじゃってまぁ、喜び方がティルと一緒じゃないか、親子だねぇ、でもちょっとデカいです、少し怖いから落ち着いてくれ。



「あと他にも色々と教えることはあるぞ?」

「そうなのか?」

「水があるのは川と空気中だけか?」

「…わからん」

「まず土、水が含まれてなかったら砂だ、そしてこの地面の地下深くにも、大きな水脈があるかもしれない、地球じゃないからわからないけど、植物も当然水を含んでる」

「よく考えればそこかしこにあるのだな…」

「ああ、そして人の体は何でできてると思う?」

「肉と骨じゃないのか?」

「はぁ、その肉も脂肪以外の筋肉なんかは、ほとんど水分で構成されてるんだよ、子供で70%〜80%、大人でも半分以上は水で出来てるんだよ」

「なん…だと?」

「水魔法、怖いだろ?」

「ああ、なんか怖くなってくると同時に、少しだけワクワクしてきた」

「まあそっちは追々な、まずは圧線だ」



猪を探しつつ、フローラに圧力の概念、操作のコツなどを教える、因みにレン達一行の後ろには、数匹の凍りついた猪が、宙に浮いてついてきている。



―――――



そしてついに…



シュパッ、ズシーンッ!



「よし!」



とうとうフローラが猪の額を貫き、討伐に成功した。

ティルもその前に一匹討伐したが、猪が爆発四散して大惨事となった…ティルは大喜びだった。



ねえ、理解力高すぎない?子供とか関係なかったよ、やっぱりこの世界の女は強いなぁ。



セイスの感情は特に波立ってはいない、森に来る前の俺の説教が効いているのだろう、常に頭の中で何かを考えているような表情をしている、魔法の使い方を考察してるんだろう、ティルも少し前からそんな感じなのだ、次はフローラがそうなるだろう。



「村長、テラー、いっとく?」

「儂からお願いするかの、儂は火と土じゃ」

「おお!2属性、いいねぇ」

「儂はそれなりに長い年月生きとるぞ?土で儂を驚かせることができるかの?」

「任せておきな、それにすでに一回びっくりしてるだろ、風呂を作ったときにな」

「そうじゃったわ、忘れとったよ」

「実際見ちゃってるから、土の事を教えれば村長なら使いこなすだろ、ただ、木魔法だけは気をつけろ、あれはヤバい、俺ですら激しい頭痛に襲われたんだ、今は克服してるけど」

「鉄よりもか?」

「そうだ、このまま説明に入っちゃうけど、土って何からできてるか知ってるか?」

「植物が枯れて土になるんじゃないのかの?」

「3割正解ってところかな」

「なんとっ、すでに驚かされたのじゃ」

「答えは長い年月をかけて削られ、風化した岩や石、あと村長が言っていた枯れた植物、さらに小さな微生物やその死骸、それを捕食しに来る虫達なんかが土を作り上げるんだよ」

「土といっても奥が深いんじゃのう」

「そうだ、だから俺は木も魔法で出せるのでは?と考えた、しかし木は植物、つまり俺の中では生物寄りなんだよ、生命創造に近い感覚だから木のほうが難しい、魔力の消費も激しい、鉄なんてただの鉱石だ、生き物でもなんでもない、つまり土が出せるなら、岩も出せる、岩が出せるなら鉄も出せるってこと、俺は石を出すのも、鉄を出すのも同じ感覚なんだよ」

「この歳になっても分からないことはたくさんあるものじゃ」



そう言いながら村長は、手のひらを上に向ける、すると…


手の平からにゅるっと1本のナイフが生えてきた、なんと木の持ち手付きだ。



凄い、天才だこの人…そしてフローラもティルもその血を受け継いでいる、セイス…さすがにこれは泣いていいぞ。



「ほっほっほっ、儂の中で木は生命体ではなかったらしいの」

「それは羨ましいな、後で話を聞かせてくれ、参考にしたい」

「わかったのじゃ、最後はテラーじゃの」

「ええ、そうねぇ、最後なんて恥ずかしいわねぇ、大トリみたいで緊張しちゃうじゃない?」

「いや、俺はテラーが大トリに相応しい予感がするんだ」

「何言ってるのレンさんはもぅ、おだてるのがうまいんだから」

「と、とにかく教えてもらえるか?」

「はいはい、私は水、土、回復よ」

「は?いやいやいや…」



初期の俺に近いんですが?嫌な予感がぷんぷんするんですが?大丈夫?魔女とか言われて恐怖の象徴にならないよね?これ、強化の必要あったの?



「そう、ですか…」

「あらやだ、何かしこまっちゃってぇ」

「はは、3属性とか、驚いちゃってな」

「そんな、これくらいたまにいるわよ?」

「そうなのか、俺の偏った知識だったみたいだな」

「そうよ〜、気にし過ぎよ〜」

「い、いや、レン様…」

「あなた?」

「…」



これが、物語の主人公なら、今のやり取りは見なかったし、聞こえなかった振りをすればいいんだよな?



「土も水も解説しちゃったからなぁ、あとは回復かぁ」

「さすがにレンさんでも回復は難しいかしら?土と水なら先ほどの解説を聞いたからねぇ、ほらこの通り」



そう言うと…



ズズズッ、シュパッ、ズズゥン!



あれ?目がおかしくなったのかな?今…地面から鉄の塊が生えてきて、水の線が横切って、切れた?圧線に鉄をそんな高速で切れるような斬れ味あったっけ?あくまでもゆっくり切るものでは?まぁテラーはそう思ったって事なんだらうな…異世界人、怖いわぁ。



「流石だテラー、大トリなだけはある、もう十分だなっ!」

「何を言ってるのレンさん、回復、考えてくれないの?」



くそ、やっぱりこえぇ…



「あ、あぁ、ちょっと待って、専門外なんだ、少し考えさせてくれ」

「分かったわぁ、私も魔物倒してみようかしら」



あれ?最初ここ来るとき、私も初めてって言ってなかった?絶対嘘じゃん!開拓者やってたって言ったよね?なんで最後まで嘘を貫き通してくれなかったかなぁ、我慢できなくなったのか?


まぁいい、あまり待たせると、あの笑顔の奥で何を考えられるか分かったもんじゃないからな、考えろ〜、考えろ俺!


俺はどうやって回復を使っている?使っているときは何を考えている?筋トレした時の筋肉痛も、筋肉の傷のはず、どうやって筋肉は発達する?傷、超回復、筋細胞、むむぅ…はっ、それだっ、細胞だ!



「テラー持たせた」

「あら、早かったわねぇ」

「細胞って知っているか?」

「さいぼう?…知らないわねぇ」



よっしゃ!勝った!



「人間は多細胞生物って言われててな、細胞という小さな生物の集まり、つまりその細胞の集合体なんだよ」

「な、なんですって?」



おおぅ…初めて真剣に驚いてくれたな、ってかやめて、肩掴んで揺らさないで。



「おい、テラー落ち着け、俺はそんなに細胞には詳しくないんだ」

「ごめんなさい、でも、本当に初めて聞いた話ねぇ」

「細胞はとても小さい、何十兆個も集まって、初めて1つの生命体として活動出来るようになるのが多細胞生物なんだ、例え数体の細胞が死んでも、他の細胞が補い合う、って考えたら、回復に少しは役立つんじゃないか?」

「分かったわ、少し噛み砕くのに時間掛かりそうだけど、ものにしてみせるわね」

「すまないな、俺は体の仕組みに詳しくなくて、回復だけは『回復とはこういうものだ』って思って使ってるんだ、今日テラーと話して細胞の事思い出したから、次からは少し意識して使ってみるよ、今までは本当に何も意識せずに使ってたからな」

「あら、そうなのねぇ、じぁあお互いに研究していきましょうね」

「ああ、回復に関してはテラーにお任せ、頑張ってはみるが、俺が教わることになりそうだよ」

「あらあらぁ、私がレンさんの先生ね?」

「ああ、よろしく頼むよテラー先生」



村長家全員の強化が済み、全員が無口になってしまった、時より誰かが何かを閃き、こんなのはどうだろうと俺に質問して、次の猪を倒す、そんなルーティンで歩き回り、日が暮れる頃に聖堂に戻ってきた。



俺達の後ろに、猪が20体ほど浮いているんだけど、どうすんだよこれ…



「なあ、これどうするんだ?」

「もちろん持って帰って、今日はお祭りだな!」

「この大きさの猪が、あの聖堂の扉をくぐらせられるのか?」

「ああそれか、あれを見ろ、聖堂の入口横に水晶があるだろう?」

「ん?ああ、あれか」

「あれに触って、村の聖堂に持っていきたいものを収納するんだ」

「は?なんだそれは…」

「ははっ、レン殿また驚いたな」

「いや、そりゃ驚くだろ、理屈がわからんぞ…」



いや、まて、そういえばここは異世界だった!魔法を使うための知識として、色々と科学的な話をしてたけど、そもそも魔法自体が科学で証明できるものじゃないではないか!ファンタジーだってこと忘れてたよ!


フ、フフ、フフフ…創れるんじゃないか?収納やアイテムボックスと言われる超便利技能が…リスクリターン、お前の出番だ。



「レン殿、やってみるか?」

「うん、やってみたい」

「目をキラキラさせて、子供みたいだな」

「お兄さんこどもー!」

「構わない…ファンタジーに触れられるなら、全て受け入れようではないか!」



では早速…



「あれを触ればいいんだよな?」

「そうだ、うしろに浮いてる猪を収納する事を思いながらな」

「オッケー」



水晶に触った瞬間、フッと音もなく消え去る猪達。



すげぇ!本当にどうなってんだよこれ!



「あとは村の聖堂で、猪を取り出すだけだ、ちなみに収納した本人しか取り出す事が出来ない」

「あくまでも聖堂側に収納されていると、防犯対策もバッチリだな」

「そうだな、さて、それじゃあ帰ろうか」

「おう」



一行が聖堂の中に入っていくと…



「あれあれぇ?ゴミ村の人達じゃないですかぁ」



はぁ、せっかくいい気分だったのに…

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