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神の庭園〜箱庭管理人〜 テンプレ破壊の復讐神、異世界へ降臨す。  作者: coz
第五章【南国】〜紫水姉弟強化の旅〜
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109話 次の目標

108話を中途半端で投稿していました、スミマセン


修正済みです、話が繋がっていなくて気持ち悪かった方は読み直して頂けると幸いです(;^ω^)

『おい!さっきのは瞬光なのか!?』

「おう、そうだぞ、サリーも使ってみたらどうだ?」

『壁とかすり抜けられるのか…いい事を知った、これでサボれ…逃げられ…息抜きに遠出が出来るな』



サボろうとしてんな…まぁいいか、サリーのやり方には口を出すまい、別に説教するような立場でもないしな。



「まぁ、レイカが扉も繋ぐんだし、そしたら色々な所に行って、ポイントを記憶してこい、レイカに俺のピアスと同じ機能のアクセ装備を頼んでおくよ」

『それは助かる、本当にお前と出会えて良かったよ、レイカにもよろしくと、あとありがとうと伝えてくれ』

「直接言えばいいだろ、レイカだって時計付けてるんだから」

『いや、それは…またな、ははは』

「な〜に恥ずかしがってんだよ、まぁいい、伝えておくよ、他には何かあるか?」

『いや大丈夫だ、鍛冶場と武器のほうは進捗があったらこまめに連絡しよう』

「分かった、繋がらなかったら別の奴らに連絡するなり、メッセージを送るなりしてくれ」

『おう、じゃあな』

「おう、またな」



ふぅ、地球では普通だったのに、こっちだと違和感、というか感動が大きいな、なくなって初めてその便利さに気付くよな。



ラルファの部屋から瞬光で移動してきた4人、急に目の前に現れた4人に、門番のヴァルフが驚き腰を抜かしていた。


この日はレイカの部屋で少し話をして解散、皆それぞれの部屋に別れ休んでいた、レイカは新たに転移部屋なるものを作ると息巻いていた。



さて、明日からはどうするか、まぁ一旦は触媒の魔核狩りだよな、まさか、武器相手となると、作るだけじゃなく能力の付与すらも苦手になるとは思わなかったよ、これも性格と想像力が絡んでそうだな。


俺は魔核狩りとして、あと3人はそれぞれ好きな事をさせておけばいいか、再度街を見学するもよし、ダンジョンで潜在能力を鍛えるもよし、だな。



ピロン



「お?ふふ、レイカからか、じゃあ、俺も…おやすみ、っと、あとサリーからの頼み事をして…」



ピロン



『オッケー、ちゃちゃっと作ってから寝るよ』



ふふ、転移部屋も作り終わったみたいだな。



―――――



「んあっ…ふぅ〜、寝てたのか、今は…8時か、相変わらず物凄い寝心地だな」



着替えてレイカの部屋へ向かうレン。



ガラガラガラ…



「あ、レンおはよう!」

「おはよう、レイカは早いな」

「私は今のベッドに慣れてるからね、アラームもあるし、あとこれね、はい」

「あ、その機能を忘れてたわ、明日からは使ってみるか、これは…サリーのアクセ装備か、イヤーカフにしたのか、相変わらずいいセンスをしているな、赤くてサリーに似合いそうだ」

「でしょ?ふふふ、今ご飯作っちゃうから待っててね♪」

「はいよ〜面倒掛けてすないな」

「いいんだよ、こういうのは女の子の幸せなんだから」

「そうか、ありがとうな」

「うん♪」



なんだこの幸せな時間は…この世界にきた頃のトラウマが少し蘇りそうだ…ああいかんいかん!変な事を考えるな俺!



―――



「ううぅ…」

「おいどうしたレン、頭を抱えて二日酔いか?」

「カリンか…おはよう、いや酒なんか飲んでないぞ」

「じゃあどうしたんだよ」

「いや、朝起きて、ご飯作ってもらって…なんか幸せ過ぎるなと思ってな」

「いい事じゃないか、ほら、ついでに第二夫人もやって来てやったぞ、幸せだろう?」

「はははは♪今のカリンにだったら喜んで貯蓄を捧げられるよ」

「おまっ、馬鹿!やめてくれ、思い出させるな」

「その反応を見れれば大丈夫と確信が持てるな」

「あ、カリンおはよ〜♪ご飯運ぶの手伝って〜」

「おはようレイカ、いつも思うが、そこは収納を使わないんだな」

「うん、そこはなんとなくかな、この運ぶって行動も憧れない?」

「分かる、よし運ぶか」

「俺も手伝だおう」

「レン、お前は座ってろ」

「え…」

「男は黙って女が運ぶ料理を食べてればいいんだよ」

「いつの時代の話だよ」

「そんなもんなんだ、時代とかは関係ない、女の習性だ、諦めろ」

「はいよ、よろしくな」



ガラガラガラ…



「おはよ〜、いい匂い〜、ご飯?」

「おいセイト!ご飯を運ぶぞ、手伝え!」

「姉ちゃんおはよ〜、は〜い」



えぇ…セイトは男でも別扱いなのか…世知辛いな。



―――



「美味い…美味すぎる」

「まさか納豆を食べて泣きそうになる日が来るとは思わなかったね〜」

「レイカ、あとであたしにも料理を教えてくれ」

「いいよ〜、でも私の作り方は参考にならないかもだから、カインドでフローラさんと一緒にやろうよ♪」

「うむ!それはいいな!」



楽しそうでなによりだな。



「ごちそうさま」

「「「ごちそうさま」」」

「美味しかった、レイカありがとな」

「うんうん、レイカちゃんありがと〜」

「いいえ、どういたしまして♪」



さて、今日からの予定を話し合うか、ダラダラ過ごす訳にはいかないからな。



「俺は今日から深層の第2区や3区を回って武器の触媒になる魔物を狩る予定だ、お前たちはどうする?」

「僕はダンジョンで潜在能力上げかな〜」

「あたしも同じだな、だが2人一緒じゃなく別々がいいな」

「分かった、じゃあそれぞれの特性に合わせた疑似魔物を作ればいいよね?」

「レイカ、頼めるか?」

「今はこれもあるしね、めちゃくちゃ強いのが作れるよ、多分アイスゴーレムレベルのものもいけるね」



金剛魔鉱石を収納から出して得意気に言うレイカ。



「深層第2区レベルの疑似魔物か…怖ぁ、魔王じゃん」

「レン、本物の魔王が何言ってるのかな?」

「おい、本物は西にいるだろうが」

「レンちゃん西にはいかないの?」

「う〜ん、そうだな〜、なんか切りが良くないんだよなぁ、年明けだな」

「武器とか、僕達の鍛錬とか、色々やってるからね、ごめんね迷惑かけちゃって」

「おお?楽観視のセイトが謝るなんて珍しいな」

「僕だって悪いと思えば謝るよ〜、やめてよ〜」

「はははっ、まぁいいよ、俺が好きでやってる事だ、謝罪はいらん、ラッキーくらいに思っておけ」

「でも感謝はするよ、ありがと〜」

「うむ、いつも感謝はしているぞ、ありがとう」

「私も、レンありがとね♪」

「やめろやめろ!照れるだろ!心の中だけで思ってろ、俺だって3人にも、他の出会った人達みんなに感謝してるんだ、その感情は日本人として当たり前のものなんだよ、たまに口に出せばいいんだ」

「照れ屋さんだね♪」

「むぅぅ…魔物狩り行ってきます!」

「うん、いってらっしゃい、気を付けてね〜」

「あ、レンちゃん!貸与貸与!」

「あ、すまん勢いで行きそうになってた」

「危なかった、少し光りかけてたな」

「え〜っと?なんの能力だったか…セイトが俊敏と技術だったな、カリンは筋力と技術、残りの2つは魔力と精神にしておくか」

「うん、任せるよ」

「それで頼む」

「魔体は、レイカに魔水をもらえ、実質50%アップだからな」

「ふっふっふ〜、2人ともはいこれ!」



ドンッ!



「これは?」

「魔水Ver2だよ!」

「ほう、効果は?」

「劇的アップ!効果は2倍で持続は1週間!」

「上がりすぎ!もうVer5くらいの上がり幅だよ!やり過ぎだって視聴者からクレーム来ちゃうよ!」



おお、セイト、なかなかのツッコミだな。



「それだけ金剛魔鉱石が凄いって事だね、だからクレーム対応はレンがしてね♪」

「了解だ、もしもの時は力で解決だ」

「クレームなんて来ないよ!」

「いいぞセイト、今日からツッコミ担当だな」

「こんな事で知能使いたくないよ〜」

「役職がもらえて良かったなセイト」

「姉ちゃんまで!?」

「私の作った額当てが役に立って良かったよ♪」

「ええ…これ、ツッコミのためなの?戦闘に使いたいよ〜」



いつもは天然の発言で皆から総ツッコミを受けていたセイトだが、いつの間にかボケからツッコミに担当を変えられていたのであった。



「とりあえず貸与する前にお前たちのステータスを見せてくれるか?装備でいくらか変わってる可能性があるからな、少し変更することになるかもしれんし」

「確かにな、よろしく頼む」



とりあえず全員のステータスを確認してから能力の貸与をすることにしよう、今回は年明けまで貸しっぱなしにしておくか、少しくらい利息で端数になってもいいだろう、もう少し魔物を狩るし、創造ポイントも貯まるだろう、みんながどれだけ強くなるか楽しみだな。

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