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神の庭園〜箱庭管理人〜 テンプレ破壊の復讐神、異世界へ降臨す。  作者: coz
第一章【異世界転移】〜優しさの悪意〜
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9話 じじいのステータス解説

英雄セイトのステータスを見ながら、詳細を聞いていく。



じじいを一方的に喋らせるといらん知識まで披露するからな、キリキリ吐いてもらうか。



自分のことは棚に上げ、脱線しそうになる話を軌道修正させながら、なるたけスピーディーに聞き出していく。



―――――



もう一度セイトのステータスを見ながら解説しよう。



名前 紫水聖斗(しみずせいと) 30歳

職業 忍()


貯蓄  0

体力 10000

筋力 1023

俊敏 1580

精神 1056

魔力 889

魔体 325

知能 332

技術 1226



体力

この数値は不変の数値でHPとかスタミナとかそんな意味合いらしい、異世界人の全てが10000表記で、体を動かしたり、攻撃されたりで減る、筋力などが上がればそれだけ減る数値が遅くなったりする。



それで防御力なんかを測る、といったところだな。



もちろん0になったらゲームオーバーだが、その前の5000以下で結構重症、2000以下で瀕死、1000以下ともなると、回復魔法が効きずらくなり、死亡一直線なのだとか。



筋力

これはわかりやすいだろう、ただし、人の体には無数の筋肉がついている、ステータスに表示されている数値は体全体の筋力の総合値で、筋力の数値が上がったからといって、殴る力が強くなった、とは限らない、実は足の筋力が上がっていたのかもしれない、そういうことだ。



俊敏

よく見る話だと早く動けるようになる、というのが常識だ、俺は前から筋力が上がれば普通に早くなるんじゃね?俊敏と分ける必要ある?って思っていた、その考えは半分正解で、足の筋力が上がれば俊敏にプラス補正が入ったり、逆に筋肉が付き過ぎてマイナス補正、ってのもあるみたいだ、この数値はどちらかと言えば動体視力、とか速さへの慣れ、身体の使い方のうまさ、とかそんな感じのを数値化したものらしい。



精神

そのまんま精神力のこと、デバフなどの状態異常抵抗の数値でもある。



魔力

言わずとしれた謎の力、これがなかったら異世界転移とはいわないだろう代表格、魔法やスキルを使用の際に消費する力だ。



魔体

どれだけ魔力が馴染む体質なのかを表す数値、高ければ高いほど魔力の回復速度が早くなる、そのほか魔法抵抗の高さにも関わるのだとか。



聞いたこともない能力だな、さすがのじじいも説明が難しいらしい、というか、完全に解明されていないのだとか。



知能

物覚え、理解力、そんなのを可視化した数値。

まぁ、セイトの数値を見ればわかるだろう、つまりはそういう事だ。



技術

器用といえばわかりやすいだろう、スキル発動にも関わるので技術という名称になっているようだ、どのように関わるのかは分からない。



威力が上がるとか、調整が効きやすいとか、そんな感じかな?



―――――



ふぅ、まぁこんなものか。



貯蓄は経験値みたいなものだとか。



なんだよみたいなものって、そのうち分かるわい、ほっほっほっ、なんて言っていたが、楽しみにしてればいいのか?



才能と技能はあえて聞かなかった、少しセイトの忍邪とか楽観視とかが気になったが。



どうせ、人それぞれ習得内容が違うだろうし、自分で実際に試したほうが楽しいだろう、それにしても結構シンプルなんだな



ちなみにセイトの能力値は今から行く世界では、最強ではないが結構高いほうなのだそう、一般人で良くて500くらい。


もちろんテンプレの冒険者ギルド的なものも存在していて、開拓者と言われている、セイトはその中でも中堅からベテランに足を突っ込み始めたくらいの強さとのこと。



「さて、それで俺達はこれからどうすればいいんだ?全員ここで能力をもらうのか?」

「いや、まずは先ほど説明した世界に行ってほしい、世界の名前はツェファレンというのだが」



……まぁ、いいか、なんかドイツ語の崩壊に少し似ているような気がしないでもないが、そうだとしても俺達が食い止めればいいだけなのだしな。



「そちらに転移してからのほうがステータスがすんなり馴染むのだ、ここはツェファレンではないからな、馴染むのに時間がかかる」



セイト…


良かったぁ、本当に良かったよ、最初に言わなくて



―――――数分後



セイトが目を覚まし、わーわー騒いでいたが、シンが気絶しない程度に黙らせて、とうとう転移することとなった。



思えば、それじゃあ無駄に草原の広がるここはどこなんだ?という疑問だけが残ったがな。



「それでは準備はよいか?」

「あぁ、一思いにやってくれ」



まぁ、ここがどこかなんてどうでもいいか、選ばれたやつの待機場所かなんかだろ。



カッ!っと足元が光る。



ここに飛ばされた時と一緒か!



地面がグラグラと揺れだした、目も開けられないほどに光りだし、またも全員目を瞑る。



光りが和らいで、ゆっくりと目を開け慣らしていく、そしてレン達が転移した場所は…


深い深い森の中だった。

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