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ウェポンスピリッツは未来に継げる!  作者: 古魚
大規模海戦演習編
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外章 英国戦線異常アリ


 現在、9月――日、07時10分、ノーザンプトン防衛線。


「敵との距離約800m、各車輛照準合わせよし」

「撃て!」


 その一言で、ノーザンプトン防衛線一体に、爆炎が上がる。

 防衛線に半身を隠した『チャレンジャーⅣ』、『バレンタインⅦ』たちが、一斉に火を噴いたのだ。


「敵車輌……四輌撃破!」

「続けて撃て!」


 現在、ノーザンプトン防衛線は、WASからの総攻撃を受けていた。

 この総攻撃は二度目で、ほんの数日前に、一度目が合ったばかりだった。


「効力射弾着まで、3、2、1、今!」


 けたたましい爆音とフラッシュで、展開する敵戦車を吹き飛ばす。

 

 ブリテン島では、数少ない現代兵器と、WSの兵器を駆使して、巧みな防衛戦を繰り広げていた。

 それもこれも、ドイツからの支援、があってこそであった。


「敵車輌、追加で10輌来ます!」

「どんだけ出てくるんだ……」


 しかし、その防衛戦も長くは持たず、WAS側の高性能な兵器、そして……。


「敵機来ました!『EFテンペスト』五機です!」

「来やがったか!」


 『UFテンペスト』、2035年より運用を開始した、英国最新の戦闘機。

 日本の『F3心神』や、ドイツの『EFキャップ』と共同で制作されたおかげで、『F3』の多機能性と『キャップ』の加速性の両方を取り入れつつ、英国機特有の、低燃費を実現した、現在における世界の五強戦闘機の内の一機だ。


「上空の『タイフーン』と『ラプターG』を退かせろ!」


 『EFテンペスト』の実力は、これまでの防衛線で発揮されている。

 圧倒的な加速で接近し、防衛線の空を守っている『タイフーン』や、ドイツがアメリカから買った『F22ラプターG』を、完膚なきまでに叩きのめしていく。

 その後は、撤退するわけでも無く、ウェポンラックを開け、その中にある対地ミサイルや誘導爆弾で、戦車達を蹴散らす。


「上空の味方機、退却しました!」

「敵機来ます!」

「『ゲパルト』、頼むぞ!」


 戦車隊に向かって降下してくる敵機めがけ、後方に控えていた『ゲパルト』が対空ミサイルを発射、その後機関砲を発射する。


 しかし、敵機はそれをもろともせず、戦車部隊めがけ誘導爆弾を投下する。


「『チャレンジャーⅣ』一輌、『バレンタイⅦ』四輌沈黙!」

「『ゲパルト』も一輌機関砲でやられました!」


 各所で爆炎が上がる中、前方の戦車群は、じりじりと防衛線に近づいてくる。


「畜生!いつまで続くんだ、このくそったれな防衛戦は!」

「敵弾来ます!」


 また、各所で火柱が上がる。


 日本から遠く離れた島国で、戦火の火は轟々と燃え盛る。


       ――――いつになったらこの島に、助け艦は来るのだろうか……?

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