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薬草採取してたら女神になっちゃいました!?  作者: 夜須凪 化亥十
序章②・王国に来ちゃいました!?
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8・穴に落ちちゃいました!?

 私は家に帰ってきた。

 ちなみに、あのでかい壁を超えるのは流石に無理があったので、気配を消したら入国門を通り抜けることができた。


「この猫どこに飾ろうかな」


 と、悩んでいたが、放置されていた家だったのか、かなりホコリなどの汚れが溜まっている。

 2階の生活部分はなんとか掃除できていたが、まだ1階部分は手を付けていない(面倒臭かった)

 なんとこの家、2階への階段の下にスペースがあって、そこに掃除道具が置いてあったのだ。


 とりあえず一通り全部拭きあげて、ほこりが目立たない程度にはした。

 店を開くなら清潔感が大切だからね。


 すると、私が掃除道具をしまおうとして、スペースの中に入っていると。


 ガコンッ!


 急に床が抜けて、下に落ちていった。


「えっちょ、なんでー!」


 そして地面が見えてきたので、私は体勢を立て直し、スタッと静かに着地した。

 

「結構高いとこから落ちたなー」


 そう言って私は上を見上げた。

 20mくらいかな…

 しかも、なんか怪しい階段があるし。

 落ちた目の前には、下へと続く螺旋階段があった。

 明かりはなく、まったく光が入っていない状態だった。

 私は数秒目をつむって、開くと、ある程度は見えるようになった。

 暗いところには結構慣れてるからね。

 そして階段を降りて行った。


「結構長いな」


 もう5分くらいたっただろうか、延々と階段が続いている。

 そして、下に行けば行くほど、寒くなってくる。


 すると、足音の響き方が変わった。

 そしたら、一つの空間が見えてきた。


「何ここ」


 そこの空間にあったのは―――牢屋だ。

 中心にに空間があり、円を作るように牢屋の格子が並んでいる。

 なんでこんなところに牢屋があるの…


 しかし、ミクルは怖がりも怯えもしなかった。


「うわぁーすごい!」


 初めて見る牢屋になぜか興奮していた。ワクワクしていた。まるで、初めて遊園地に来た子供のように。

 そして、私はなぜか部屋の中心に行って、そこに寝転んだ。


 すごい静か。風の音すら聞こえない。

 石の地面のひんやりした感覚が、じんわりと背中に伝わってくる。

 なんか、ものすごく落ち着ける。


 そして私は、そっと目をつむった。

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