7・お腹が空いちゃいました!?
ちょっとづつ更新していきます。
そうじゃないとまた途切れそうなんで。
さてさて、次は店に飾る雑貨を買おうと思う。
すると、今度は【General Neko】と書かれた看板が見えてきた。
うわーすごいシンプル。日本語に直すと、【雑貨 猫】っていう店名だろう。
私は店の中に入った。
中に入ると、真っ先に目に入ったのは、正面にある猫の時計だった。しっぽの部分が振り子になっていて、おなかの部分に時計の針がある。
あんな感じのを飾るのもいいかもね。
おしゃれな感じにするか、シンプルな感じにするか、派手な感じにするか・・・
そんなことを考えながら、店に並べられている商品をゆっくりとみていた。
私はその中のある一つの商品に目を引かれた。
「すごい、綺麗…」
赤・青・黄・緑の4色のステンドグラスでできた猫の置物だった。
手のひらサイズだし、窓のそばに置いといたりしてたら、いい感じになりそう。
私はその商品を手に取って、会計へ持っていった。
会計を済ませて、私は店の外に出た。
多分今の時間はお昼すぎくらいだし、なんかお腹すいたな。
そういえば、ここに来る途中に出店とかがあった気がする。
よし、そこに行こう。
そして、出店についた。
広場のようなところで、たくさんの出店が円を作るように並んでいる。
とりあえず…肉が食べたい!
私は匂いにつられるまま、一軒の屋台についた。
どうやら串焼きらしい。
少し酸味のあるタレの匂いがたくさんの人を呼び寄せている。
なので、この屋台は無茶苦茶並んでいる。
しかし、私の食欲はそんなもので諦められるものではなかった。
さっそく私は長蛇の列に並んだ。
1時間ほど並んでようやく私の番が来た。
「串焼き3本!」
「あいよ!」
すると店員は焼き立ての串を、ツボに入ったタレに漬けて、もう一度焼いて、再びタレに漬けて、私に渡した。
私は、少し広場から離れたところに行って、そこにあったベンチに腰を掛けた。
「いただきまーす」
そして私は大きい一切れを口に頬張った。
「お、おいしい!」
なんだろう。この牛じゃないような、豚じゃないような、程よく脂ののった肉の肉汁が、口いっぱいに広がる。
そこにソースの酸味がまたいいスパイスになっている。
てかこの肉、何の肉だろう…まあ、美味しいから何でもいいや。
すると、一匹の猫が、私の足元に近づいてきた。
「猫…なのかな?」
雑貨屋にも猫の雑貨があったから、前の世界と同じ猫だろう。
私は、串を一本猫の目の前に置いた。
そしたら勢いよく食べ始めた。
「お腹すいてたのかー」
なんかこういうの見ていると、癒されるんだよなー
やっぱり猫最高
「さてと」
私は最後の一切れを食べて、ベンチを立った。
「さて、帰りますか」