表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
薬草採取してたら女神になっちゃいました!?  作者: 夜須凪 化亥十
序章②・王国に来ちゃいました!?
7/11

6・薬の値段に驚いちゃいました!?

えー、お久しぶりです。夜須凪です。

今回、約2か月振りの投稿となっております。

久しぶりにこの作品を書いたので、かなり作風などが変わっているかもしれませんが、そこは申し訳ございません。


まあ、これからもぼちぼち更新していこうと思います。

 私は執事について行って、ある一部屋に案内された。

 外見からして特に大きい部屋ではなさそうだが、この中に国王がいるのだろうか?


「国王陛下!ミクナ殿をお連れいたしました!」


 すると、扉の向こうから返事が聞こえてきた。


「よい、入れ」


 すると執事は目の前の扉を開けたまま、閉じないように支えて私が入るのを待っていた。

 中はさっきのミクナの部屋と一緒の感じの内装だった。


「ミクナ殿、どうぞこれを」


 すると国王はトレーの上に乗せた小袋を差し出してきた。

 私はその小袋を手に取って、中を開けた。

 中には大量の金貨が入っていた。


「こんなにいいんですか?」

「ええ。本来ならば白金貨で渡したかったのだが、ミクナ殿のような一般人が白金化を持っていると、少しの騒ぎになりそうな気もしたので、量は多くなるが金貨で渡させていただく」


 ちゃんとそういうところは気にしてくれてるのね・・・

 まあ、ありがたいけど。


「では有難く受け取らせていただきます」


 私は袋をトレーナーのポケットにしまった。

 さてさて、目的は済ませたことだし、私は帰るとしますか。

 でも、その前にいろいろ店などを見ておきたい。

 もちろん、買っておきたいものもあるが、薬屋を開くにあたって色々調べておきたい。薬の相場とか、種類とか、その他色々・・・

 まあ、フィンセルの話によるお、私がいる森は完全に独立した森で、どこの国の領地でもないから正直相場があてになるかは分からないけど。

 私は王都を適当に歩いていると、一軒の薬屋を見つけた。

 看板の文字を見て、なんか見覚えがあると思ったら、アルファベットだった。

 

 そして店の名前は、【Pharmacy】

 

 うん、確実に英語だね。

 この世界のすべての言語が英語だとは限らないが、一国でも理解できる言語があるのなら大変楽なことだ。

 

 私は店に入った。

 中の広さは前の世界とあまり変わっていないが、商品に関しては、昔ながらの*駄菓子屋*のような感じだ。

 瓶の中に様々な薬が種類ごとに分かれて並べられている。

 私は商品の一つを手に取った。

 小瓶に緑色の液体が入っている。

 私はその場で鑑定した。


・薬名 回復薬

・回復度 30%

・使用方法 飲食


 これで回復度30%なのか。

 値段は・・・金貨1枚。高くないか!?

 もし私がこれと同じような薬を作るなら、1/4の値段で売るだろう。

 おそらくあの森に立ち入る人は少ない、だからあそこに私の店を開いたとしても客足はあまり来ないだろう。

 まあ、来すぎたとしてもなんか嫌だけど。なんかこう、森でひっそりやりたいっているか、知る人ぞ知る店みたいな感じがいいんだよね。

 私は本当なら森でのんびり暮らしたいだけだし。

 

 私は店の商品を見て回っていると、一人の女性店員が話しかけてきた。


「あんた、なかなかめずらしい恰好しとるやないの。ここの国のもんちゃうやろ」


 京都弁のような独特な訛りを持ったしゃべり方だ。

 周りからしたら私の私服であるこのフード付きのトレーナーというとてもラフな格好は珍しいのか。


「まあ、確かにこの国の人じゃないけど」


 私は急に話しかけられて、少し戸惑いを言葉に混ぜながら答えた。


「なんか探しとう物でもあるんか?」

「―――じゃあ、これ2つくれる?」


 そう言って私が手に取ったのは、紫色の明らかにやばそうな色をした液体が入っている小瓶だ。


「ほ~ん。本間にそれでええんか?それ、なかなかいい値段するやろ」


 確かに、値札を見ると金貨15枚と書かれている。それが2つ、合わせて金貨30枚だ。

 でも今の私は大丈夫。


「大丈夫、ちゃんとあるから」


 そして私は、ポケットの中で近海の入った袋をあさり、金貨だけを取り出した。

 そして、店のカウンターの上に置いた。


「まいど。ところで、その毒薬・・何に使うんや?」

「――さあ、なんでしょう」


 私はそう言いながらその薬屋を去っていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ