『思想の完成に於ける、現実の諸現象』
『思想の完成に於ける、現実の諸現象』
㈠
人間は生きていれば、思想を抱き始める頃が、在ると思われる。
㈡
その現象については、極自然なことなのだと思うが、其の現象にこそ意味がある。
㈢
というのも、思想を持つということは、それなりに人生を充足したということだ。
㈣
つまり、その起点から、過去を振り返った、ということなのである。
㈤
ならば、現実の諸現象は、まさに、思想を持ってして、文章として過去が復活した、ということだ。
㈥
思想の完成に於ける、現実の諸現象の復活とは、人生の半ばで、生きる意味を見つけた、と言うことと同義である。