47話 個人戦決勝!
ローゼが準決勝を勝ち、ハイドラとローゼの決勝戦になった。
「ハイドラ、友達、でも倒す」
「戦うからには全力で行くぜ」
『それでは、戦闘開始!』
「っ!マジックシールド」
ハイドラは初端からハンドガンでローゼを撃つ。ローゼは結界魔法ですかさず防ぐ。
「そう簡単にはいかないよな」
「ダークソード、風速剣、雷鳴剣舞」
ローゼは先程も使った3属性の剣を手に持つ。ハイドラは何かを地面にばらまいていた。
「育て!」
その言葉と共に無数の木が生えた。先程、ばらまいていたのはどうやら木の種らしい。
「俺のフィールドだ」
ハイドラは潜伏スキルを使い、消え銃弾を撃ちまくる。ローゼはそれに対抗するように空を飛び、空から無数の魔法を地面に向け放つ。木は燃え、朽ち果てる。
「やべぇ、早く蹴りつけないと!」
焦り出したハイドラの声を聞いたローゼが声の方向に魔法を撃ちまくる。
「やっべ」
ハイドラは左足を失い、短剣を捨て銃のみで戦う事にした。
その時、無数のハイドラの銃弾の1つがローゼの羽を貫き、ローゼが地面に落ちる。落下の時のダメージにより、ローゼは大ダメージをおってしまう。すかさず、ポーションで回復しようとするがそれもハイドラが撃ち抜く。ローゼは回復するのを諦め、ハイドラに特攻していくが銃弾がそれを阻む。そして、弾丸の1発が額に当たりローゼは負けてしまった。
『勝者!ハイドラ!』
「シャアァァァァ!」
『ハイドラ選手には武道大会個人戦優勝者の称号を与えます!それと特殊スキルとしてこの中から選んでください』
ハイドラは少し悩んだあと、これにしますと言い、個人戦は終わりを告げた。
「ハイドラ、おめでとう」
「おう、ありがとな。ローゼちゃん結構強かったぜ。あそこで死んでくれなかったら結構キツかった」
「それじゃあ、俺は団体戦に行ってくる」
「頑張れよ」
「おう」
俺はアオイさん達と合流する。
「それじゃあ、試合始まるけど準備は?」
「いいぞ」「いいとも!」「イエーイ!」
俺達はこうして試合に望んだ。