30話 サバゲーは楽しい
昨日投稿できなくてすいません
ピピピ、ピピピ。
俺は目覚まし時計の音で目が覚めた。竜との約束の時刻まで飯を食って軽装に着替えた。迷彩服は竜が貸してくれるらしいので軽装で十分だろう。
「行ってきま〜す」
親父と史織は全員休みなので寝てる。俺は自転車に乗って竜の家へ向かった。
ピンポーン
俺は竜の家のインターホンを押す。すると、中から竜が迎えてくれた。
「よう!まず、これに着替えてくれ」
俺は渡された迷彩服を着る。多分、竜のお古だろう。
「それじゃあ、この中から使いたい銃を選んでくれ」
着替え終わった俺の所に竜が沢山のエアガンを持って来た。名前は分からん。とりあえず、一番使いやすそうな物を選ぶ。
「M16か。フルオートも単発もできてなおかつリロードが楽なんだよな」
俺はM16とか言うライフルのエアガンを選んだ。選んだ理由はシンプルで使いやすそうだから。
「竜は何使うんだ?」
「俺はS&W M39とベレッタ M84だ。俺は今回二丁拳銃だからな。これを今回選んだ理由は接近戦をするからだ。二丁拳銃だとほぼ全方位に撃てるからな。だがリロードが面倒臭いのが欠点だな」
竜は自分の腰にぶら下げたハンドガンの説明をしていく。
「潔もハンドガンはサブウェポンとして持っとけよ」
俺はサブウェポンとしてハンドガンを一丁選んだ。名前は竜と同じベレッタ M84だ。理由はかっこいいと思ったからだ。
「そろそろ行くぞ」
俺と竜がマガジンにBB弾を詰めていると竜の親父である高杉晶さんが呼びに来てくれた。
「今日はありがとうございます。って言ってもほとんど竜に連れて行かれるだけですが」
「まぁ、楽しんで行ってよ。サバゲーの良さを色んな人にも知ってほしいし」
「そうそう」
俺達は車に乗って出発する。晶さんの車はワゴン車なので色々と乗せれる。後ろを見てみると物凄く重そうなスナイパーライフルが置いてあった。多分晶さんが使うんだろう。
俺達はサバゲーを楽しんだ。今日は相手の陣地にある笛を鳴らした方が勝ちであるフラッグ戦と言うルールでやった。
結構楽しかったな〜。皆フレンドリーだったし。
俺はとある疑問が浮かんだ。どうして今まで2人で行っていたサバゲーに俺を誘ったんだろう?他の奴でも良いのに。
「なんか企んでいないか?」
俺は単純に聞いてみた。すると2人は目線を反らした。
「サバゲーに関係があり、俺じゃなきゃ駄目である事」
2人は息を呑んだ。と言うか聞こえるほど大きく息を呑んだ。
「それはIPOで俺に銃を作らせることだな。確かにクラスの連中に生産系の奴はいなかったからな」
竜と晶さんは驚いていた。運転していた晶さんが動揺して少し車が左右に揺れた。
結構バレバレだったけどな。
「はぁ、普通に言えば作ったのに。もし、サバゲーが面白くなかったら怒っていたぞ」
「マジすか!感謝感激」
「俺の分も作ってれ!」
この感じだと晶さんもIPOをやってるパターンだな。はぁ、仕方ないか作ってやるか。時間があったらな。
「はぁ、ハンドガンとスナイパーライフルね。今度作ってやる」
「「後で精神的にお礼するぜ!」」
俺はその後竜と晶さんにハンドガンとスナイパーライフルの内部構造などを頭に叩き込まれた。