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サモナーだってやればできる!  作者: 河野原ぺこ/RiverPlain
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29話 タンクが居ると楽!

 俺達は第2エリアに来た。第2エリアのエリアボスであるクレイジーカウは森に居るので森を進む事になる。クレイジーカウは名前の通り狂った牛だ。攻撃方法は突進のみである。しかし、あまりにも速いので攻撃が当てにくいそうだ。なので大体タンクのプレイヤーが攻撃を受け止めその間に攻撃するのがセオリーらしい。一応、ユウちゃんが全身鎧のタンクらしい。普段は邪魔になる事が多いのであまり装備していないが戦闘になる前に装備するらしい。それと、クレイジーカウは牛肉に牛乳、革に角など生産型のアイテムをドロップするので期待している。他にもポイズンスパイダーやアイアンカブトなど装備の素材になるアイテムをドロップしてくれるモンスターが第2エリアの森には多いらしい。


 エリアボス周辺に到着した。


「それじゃあ。行こう!」


 6人パーティーにしないといけないので今回はアレクに手伝ってもらう事にした。パーティー構成は前衛にアレクとシルクとユウちゃん、後衛に俺とマオちゃんとリアちゃんである。


 俺達はクレイジーカウが居るエリアに入った。するといきなり荒い息を吐きながら全長2メートルぐらいの牛が突進して来た。


「シールドエンチャント!」

「はぁぁあ!!」


 俺のエンチャントで防御力が上がっているユウちゃんがクレイジーカウの攻撃を止める。


「グァァァア!!」

「せい!」

「ウォーターアロー!」

「ファイアアロー!」


そこにアレクとシルクが物理攻撃を、俺とマオちゃんが魔法攻撃を行っていく。リアちゃんはヒーラーなので攻撃魔法を覚えていませんでした。


 この動作を30回程繰り返してやっと倒せた。


「さてさて、ドロップアイテムは」


 俺のドロップアイテムは牛の革だった。シルク達はお肉や牛乳、革だった。


「お兄ちゃん。今まで倒したモンスターのドロップアイテム買い取って。私達じゃあ加工出来ないし」


 元々、買い取る予定だったのでお願いする手間が省かれた。


「もちろん、そのつもりだ。だが店にお金置いて来たから店まで来てくれ」

「分かった。皆行こ〜」

「「「分かった」」」


 俺達は月下の万屋に戻った。そして皆を置くまで招待する。


「へ〜。ここがお兄さんの店ですか」

「そうだ。あ、ジュース飲む?サクランボジュースとりんごジュース、オレンジジュースがあるけど」

「私、サクランボ」

「私も同じく」

「オレンジで」

「ミックスを!」

「「「訂正、ミックスで!」」」


 シルクからおかしな回答が返ってきた。それにつられて皆ミックスになった。


 え、ミックス?はぁ、しゃあない。今から作るか。


 俺は適当にオレンジジュースとサクランボジュース、りんごジュースを混ぜて出す。それにアップルパイも一緒に出した。


「ほい」

「ありがとう!」

「「「ありがとうございます」」」

「それじゃあアイテムの分配をするぞ。ドロップアイテムをここに出してくれ」


 皆は一斉に物凄い量のドロップアイテムをオブジェクト化する。アイアンカブトの甲殻類が34個、ポイズンスパイダーの糸が53束、虫の肉が無数にある。そしてクレイジーカウの肉が1個、乳が1個、革が3枚だな。


「甲殻が1人約6個で糸が10束だな。虫の肉はNPCに売りに行くか••••••」

「正直、虫の肉はいらない」

「「「同じく」」」

「分かった。虫の肉は売ってそれを山分けな。甲殻は1個5000ゴールド、糸は1束6000ゴールドだな。ボスドロップの乳と肉は7000ゴールド、革は5000ゴールドだな」


 少し定価より高めに買い取ってやる事にした。


「ユウちゃんとマオちゃんが97000ゴールドで、シルクとリアちゃんが95000ゴールドな」


 俺は約400000ゴールドを渡した。そして、アイテムをインベントリに入れる。

 これで新しい防具を作るか。


「虫の肉の金はいらない。その肉、定価はそこまで高くないからな。多分、50000ゴールドにしかならないと思う。それじゃあ、俺はログアウトするから。ここに居たいなら居ても良いぞ。サモン:ローゼ、サモン:グレア。ローゼ、店番頼むぞ」

「分かった」


 俺は店の看板をopenにしてログアウトした。そして時計を見る。


「10時か••••••。明日早いからさっさと寝るか」


 俺はベットに寝転がりそのまま寝た。

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