表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サモナーだってやればできる!  作者: 河野原ぺこ/RiverPlain
24/48

24話 忘れられると結構キツイ

 ピロン♪

《運営からメッセージです》


 俺は運営から届いたメッセージの音で目が覚めた。外は太陽が地平線から少し出ているぐらいの時刻だ。


「全く。こんな朝早くからなんだ?」


 俺はメッセージを見てみる。


《Impossible of Possible Online、通称IPOを遊んで頂きありがとうございます。今回のお知らせは翌日の6:00から18:00までメンテナンスをさせて頂きます。大変ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします》


 はぁ、明日はメンテナンスか〜。明日になる前に色々としとこうか。


「なぁ、畑仕事任せて良いか?」

「良いよ〜」

「グァ!」

『ᕙ(@°▽°@)ᕗ』


 俺はローゼ達に畑仕事をさせ、ルナちゃんの店へ向かった。


「ルナちゃん。久しぶり〜」


 店に入るとポカーンとしたルナちゃんが居た。


「••••••えっと。あ、サトキさん久しぶりですね。お店いつの間にか立派になっていて驚きました」

「••••••最初の間は何?もしかして忘れられていた!?」

「そんな事はないですよ!たまにしか来ないので思い出すのに時間が掛かっただけです!」

「やっぱり忘れられていた••••••」


 俺はシュンとする。


 だって忘れられていたんだもん。分かるよ。何日も来なかったから忘れちゃうよね。


「そんなに落ち込まないでください!ちゃんと思い出したのですから許してください」

「••••••はぁ」

「それより、要件はなんですか?サービスしますよ?」

「そう?じゃあ、鉱石沢山買いたいんだけど?」

「私も第2エリアに行けるようになったので鉄鉱石ありますよ?お詫びとして品質3を売っても良いですよ?」

「許す許す。許させて!」

「ちょっと何言ってるか分からないですけど、品質3の鉄鉱石は5個ありますよ」

「全部買う。品質2の鉄鉱石も30個欲しい」

「全部で丁度100000ゴールドです」


 俺は100000ゴールドと鉄鉱石を交換する。


「ありがとうございます」

「それじゃあ、また」


 俺は畑に戻る。既に畑は丸裸になっていた。


「あ、種渡すの忘れてた。今作る」


 俺はローゼ達に薬草等を返還した種を渡した。


 ピロン♪

《プレイヤー:ハイドラからメッセージです》


 その時、メッセージが届いた。とりあえず見てみる。


《明日暇?明日IPOがメンテナンスだろ。俺は暇だからサバゲーに参加するんだがお前も参加しないか?勿論、防具とか銃はこっちで出すからさ》


 あいつ、サバゲーなんかやっていたのか。まぁ、明日暇だしやろうかな。たまには体動かさないと体に悪いし。


《分かった。参加する》


 これで送信っと。これでいいんだよな。


 ピロン♪

《プレイヤー:ハイドラからメッセージです》


 返信早!内容は?


《明日の8時に俺の家に集合。迷彩服とプロテクター等を貸したるから服は普段着でいいぞ。俺の親父も参加するから車に乗せてもらえるぞ。だから、通行費はいらない。昼飯は向こうで食べるから弁当な。今日は早めに寝た方が良いぞ。それじゃあ、待ってるぞ!》


 竜のヤツ、絶対に俺が承諾すると思って先にこれを書いてただろ。あの数秒でこの文字数はおかしいな。はぁ、サバゲーか。ちゃんとできる気がしない。ひとまず明日の事は忘れて今日は何をしようか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ