22話 木工じゃなくてDIYだな
俺はスキルショップで《伐採》と《採掘》を、鍛冶屋で斧とピッケル、ノコギリ、釘等を買いに行った。
どうせ作るなら木も自分で育てたり採ったりしたのでやりたいじゃん。なのでハイドラを護衛にして木を伐採しに行こう!
「伐採伐採〜」
『(≧▽≦)』
「あるじ〜。サクランボ美味し〜」
「グァア♪」
「お前ら楽しそうだな」
「いや〜。結構楽しいんだよな。現実だと絶対に出来ないし」
「へ〜」
「そろそろ、帰るか。結構集まったし」
1時間ぐらい桜を伐採し桜の丸太が300本、サクランボが500個程集まった。
「それにしても《魔力付与》って便利だよな。確かスキルショップで売ってたよな?」
「あぁ、あそこはキャラクターメイクの時にあったスキルのほとんどがあるからな。多分あるんじゃないか?」
「魔石売って沢山金もあるしサトキが作業中に買うか」
「そうか。俺は畑に居るからな」
俺達とハイドラは別れた。俺達はそのまま畑へ向かった。
さてと始めますか。えっと最初に皮を剥くんだったけ?あ、ナタを買ってくるのを忘れた!仕方が無い、今作ろう。
俺は《鍛冶》で即席のナタを作り桜の丸太の皮を剥いていく。
ゲーム内時間5時間後••••••。
辺りはすっかり真っ暗だ。俺は集中すると時間を忘れて何時間も作業してしまうんだよな〜。そのおかげでバイトの時、好評だったんだよな。あ、それと、ハイドラは「宿で寝ると金が掛かる!」とか言って俺の納屋で寝ている。納屋には藁が沢山あるから寝心地は良い。
「はぁ〜。疲れた。あ、桜も植えないとな。あ〜、仕事が沢山ある」
「あるじ〜、暇〜」
『(˘・_・˘)』
「グァ••••••」
まだ、起きていたらしいローゼ達がこっちに来る。モンスターは眠らないのか?
「そうだな。じゃあ、桜の苗木をりんごの木の近くに植えて来てくれ」
俺はサクランボを育樹して渡す。
「分かった〜」
ローゼに続いてグレアやアレクがついて行く。
「俺も少し桜の丸太を板にしてから寝るか」
俺が桜の板を10枚程作った所でローゼ達が苗木を植え終わったので寝る事にした。
「エンチャントスピード」
俺はハイドラが練習中の魔力付与の詠唱で目覚めた。
「起きるの早いな」
「おう!夜に戦闘できる奴は少ないからな。その分朝から遊ぶために早起きさてるんだ。あ、一応俺も夜間戦闘できるぞ」
「俺もって事は俺が《遠目》持ってる事バレバレ?」
「勿論。あんだけダンジョンで松明無しに動いていて分からないほうがおかしい」
「なるほど」
「あ、サトキって今日も何か作るのか?」
「ああ、そうだな。店の棚作りとか」
「俺はちょっとクラスメイトと狩りに行って来るから。またな。寝床サンキュー」
ハイドラは走って街へ向かって行った。俺はノコギリを持って棚を作り始める。昨日板まで作ったので後は組み立てるだけだ。板に少し穴を開けてそこに釘を打ち付ける。その穴に木を埋め込んで釘を見えなくする。これを繰り返して棚の形にする。この方向はネットで調べた。こうすると見栄えが良いらしい。
「よし!完成だ!後これを5個作ってと」
俺は棚を次々に作っていく。するとあっという間に店に置く量の棚とカウンターがすぐにできた。
そろそろログアウトしないと昼飯に間に合わなくなるな。
《ログアウトしますか?》
俺は『はい』を押す。




