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瀬戸大輝の異世界ライフ  作者: 東宗幸
1章 始まりの異世界
6/7

リベンジ

今週も頑張りましょう‼️


『……………………………ふわぁ~』

カーテンの隙間から暖かい光が差し込んでくる。

『………………朝?』

あれ?昨日の夜の記憶が無い。

…………………………ボロ家?

確か、俺はつくみのお屋敷に居たはず…………

『うぅ~~~~なんでだ?』


『盟友が余計なことを考えたからだ‼️』

俺の疑問に牧野が答える。

『………………………あっ‼️』

俺はつくみに思考を読まれ危うく腕を

へし折られるところだったんだ。

……………………………そこから先がぁ……………

『あまりの痛さに失禁&気絶』

『えっ!?今なんて……………』

『失禁&気絶』


えっなに?美少女2人の前で漏らして気絶!?


俺の異世界ライフ………………

………………始まって約1ヶ月で詰んだ。


『……………………………………』

『おい‼️盟友‼️しっかりしろぉーーー‼️』

牧野の声は、ボロ家の薄い壁を通り越し、

外にまで響いた。









『ごめんなさい‼️瀬戸さん‼️』

……………………セナ…………か?

『ほら、お姉ちゃんも謝って‼️』

『我の力が強大過ぎてスマン』

…………………喧嘩売ってんのか?

『お姉ちゃん‼️ちゃんと謝って‼️』

どっちが姉でどっちが妹か分からなくなるレベルだな。

『…………………流石にやり過ぎました、ゴメンナサイ』

『聞こえん‼️もう一度‼️』

『流石にやり過ぎました、ごめんなさい‼️』

やれば出来るのに………………勿体無い。




『瀬戸さん‼️皆でスライム討伐リベンジしましょう‼️』

本当は、この娘(セナ)凄く優秀なんじゃ……………







『瀬戸さんのレベルなら、多分このスキルなら

習得出来ます』

セナが指差すところを見る。

『……………… フレア ?』

火属性系統のスキルか?

『火属性スキルの最弱ね‼️』

又、思考を読みやがった。

『他にはないのか?』

『…………… ウォーター や、ボルト なら』

よし‼️これにしよう。

『習得っと』

………………もう習得したのか?

『そうよ‼️まぁ、私は6歳で習得したけど』

へぇー……………どうでもいい。




『スライム…………………あった‼️』

クエスト掲示板から、依頼書を取る。


『お願いします‼️』






クエスト‐スライムの討伐‐Lv12




ここは、エルティアの地下ダンジョン

………………前回、死にかけた場所だ。

そして、ここには一生もののトラウマを

植え付けた緑色のモンスター(スライム)が居る。

『リベンジさせて貰うぜ‼️ フレ』

『 ファイヤーキャノン‼️ 』

鼓膜が破れる程の爆発音と共に物凄い勢いの

熱風が吹き荒れる。

『ふっ、地獄の業火に焼かれるがいい』



………………瞬殺。

『………っていうか、このダンジョン崩れるぞ‼️』

…………ヤバくない?ヤバイぞ‼️

『走れ‼️』



クッソ、セナとつくみが遅れてる。

『牧野‼️お前はセナを頼む‼️』

『おう、任せろ盟友‼️』


ヤバイぞ‼️あまり時間が無い‼️急げ俺‼️


『つくみ‼️なにしてんだ‼️速く逃げろ‼️』

『逃げる?我にその選択肢は無い‼️』

『何言ってんだ‼️生き埋め状態になるぞ‼️』

『問題ない』

何言ってんだよ‼️しょうがない…………

『貴っ貴様‼️何してるんだ!?』

『お姫さま抱っこですけど…………』

つくみの顔が真っ赤に染まる。

えっ?何この反応………スゲェー可愛い。

『この速度じゃ間に合わない‼️我を置いていくが良い』

つくみの言う通り、この速度じゃ間に合わないが

『一度抱き上げた女を下ろすなんて

男としてカッコ悪いだろ‼️』

俺のプライドが許さない。


『………………全く、全て筒抜けですよ』

ああ、知ってる。

『今の我が魔力は0に等しい』

『やっぱりそうですよねぇー』

絶対絶命………………

『一つだけ生き残れる可能性があるが試すか?』

『もちろんだ‼️』



『体全体の力を抜いて………………目を瞑って………』

驚くほど柔らかな唇の感触………………………?

唇?えっ?はっ?…………………今キスしてる?

…………………俺のファーストキスは、中二病で痛い美少女?

『…………………………………』

ああ、幸せだ…………この時間が永遠に続けばいいのに………


『………………………よし‼️成功だ‼️』

あっ、終わった?

『っで、何するの?』

『今貴様から奪った超少量の魔力で魔法空間を作る』

『魔法空間?なんだそれ?』

『説明している暇はない‼️

いくぞ ファイヤースペース ‼️』



『危ねぇー』

マジギリギリだった。

『さっきのは忘れてくれ』

さっきのって、俺のファーストキス?

コクンと頷く。

『うぅ~そうだな』

勿体無い気がするが、しょうがない。



……………………………気まずい。



ーー数時間後ーー

俺達は救出され助かった。



この後、つくみのお屋敷にとんでもない額の

お金が請求されたことを、俺は知らなかった。



感想、評価、ブクマお待ちしております‼️

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