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夜の森には化け物が住んでいる
暗い森の小道
歩くスピードが徐々に速まる
沢山の葉を纏い広げられた枝は、まるで化け物
梟は夜の唄を口遊み
狼はその遠吠えで迷い子の足を竦ませる
月は傍観者を決め込んだ
夜の森には化け物が住んでいる
君の恐怖が彼らの喰い物さ
ほら、悲鳴を一つあげてご覧よ
彼らの愉快な嗤い声を背にして
駆け出した迷い子よ 森の奥へ
夜の森の言葉
濁る耳鳴りが徐々に解ける
沢山の葉を纏い広げられた枝は、まるで化け物
忘れ去られた旋律が聞こえたかい?
我らを統べる主よ
夜の森には化け物が住んでいる
君の恐怖は我らの喰い物さ
ほら、悲鳴を一つあげてごらんよ
我らの愉快な物語を紡ぐ
臆病な迷い子よ 森の奥へ
この森には化け物が住んでいる