表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

仕事のできる課長



「あ、課長!モニタしてたんですか?」


メインモニターに課長のアバターに切り替わる。

あまりうまくいかなかった面接の後に指導割り込みがはいるのはいつものことだ。担当官が面接している様子は課長職級はもちろんチーフクラス以上は閲覧権限をもっている。その様子をみて、途中で担当を変わったりするのだ。不慣れなころはよくチーフと交換させられたものだ。



「5分まえからね、面談者の感情アラートがなったんでメインで監視対象にしてた。映像は5倍速解析、全やり取りは自動書き出しログでみてたよ。」



課長はざっくばらんな喋り方をする。こういう半官半民の組織の管理職にはめずらしい。



「いまのような面談者にはどう応対すればよかったんですかね?」




「彼の自尊心を守るために資格試験課に誘導したのだとおもうけれども・・・。」


「はい」



「面談者の適性特徴からは資格がとれたとしてもその後うまくいかなくなる可能性が高いでしょうね。」



「なるほど」



「遺伝子影響が10%未満におさえられる職能A~D群をおすすめするべきだったかもしれないわ。」




はて、職能A~D群には何があっただろか?



「彼は管理職をしていたと言っていました。」





「どうせ適性検査が導入されるまえについてた職でしょ……。」



黙ってうなずく。



「自己志向、自尊感情、権威主義がプラスで一般信頼、協調性、理論的推論能力が低い。これで管理職なんてつとまるわけないじゃない。部下は相当大変だったんじゃないかしら。」




「たしかに。」


他人ごとながらここまで言われると苦笑いしかできない。




「今回の人はギリギリだけど低自己統制特徴がでてて相当値70未満の警告が出てたら通告してね。」



「了解です。」



「気性が荒い人が必要とされる仕事もあるの。参考までに候補リストを選定しいま送るから確認しておいてくださいね。あと、先ほどの面談者については資格試験案内課にはA群を案内すべきと申し送りをしておいたわ。」



「さすが課長、対応早いですね!」



褒める終わるまもなく課長から候補リストが纏められた通知が届く。まったく、本当に呆れるほど仕事が早い。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ