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 夢を見た。

 全身白の男と全身黒の女が出てきた。


 全身白男は天使の様に、頭の上に光る輪っかを浮かせ、背中に白い翼を付けていた。


 全身黒女は悪魔の様に、頭に角を生やして、黒い尻尾が生えていた。翼もあった。


 しかも、天使に拉致られそうになって、抵抗したら悪魔に腹に一発入れられ気絶した。

 あの悪魔本当に女か?


 昔ボクシング経験者に殴られた時と同じ衝撃が・・・。

 いや、アレは元男とかそんなオチなんだろうな。きっと。


 さて、いつになったら夢は覚めるのかな?


 えっ?まだ気絶しているのかって?

 うん。そうだよ。


 だって―――


 まだ目の前に天使と悪魔が居るんだもん。


「えぇーと・・・これは夢ですよね?」

 一応尋ねた。確認の為に。


 すると、天使は何故か心配そうに俺を見る。

 悪魔は、怒っていた。


 どうしたのだろうか?


「あれれ~?」

 俺は一度頬を引っ張る。


 ・・・・痛い。


 あれ?あれれ?あれ?


「夢・・じゃないのですか?」

 俺は恐る恐る尋ねる。


 すると天使が頷く。


「・・・貴方は天使ですか?」

 尋ねる。


『そうだよ』

 答える。


「・・・貴女は悪魔ですか?」

 尋ねる。


『そうよ』

 答える。


 辺りを見渡す。全面真っ白。


 その空間の真ん中に、バスケットボールサイズの球体が三つ浮いている。


「俺・・・死にました?」

 尋ねる。


『うん』

『そうよ』

 天使&悪魔が答える。


 ・・・・


「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 思わず絶叫。


 天使&悪魔が驚く。











 それから10分後


「はぁ~・・・はぁ~・・・そ、そうですか・・俺死んだんですか」

 叫び続けました。はい。


 叫んで結構スッキリです。


《申し訳無かった》


「!?」

 響く声が消えた。俯いていたのだが、顔を上げた・・・・


「・・・・神様ですか?」

 何故か理解出来てしまった。


 いや、風貌がさ。完全に神様なんだよね。

 白い神に白い髭。白い服。そして長い杖。


 うん。神様だね。


《そうじゃ》


 ほら、認めたし。


「何でここに神様が?もしかして死んだ人皆の前に現れるんですか?」


『馬鹿じゃないのアンタ?』

 悪魔が腕を組みながら言う。


 いや、俺ここの事とか神様とか良く知らないし・・・。


《これ、クロよ!口の利き方に気をつけろ!》

 神様が悪魔に怒る。


 てか、クロって・・・動物の名前みたいだ。


 すると、神様が俺に頭を下げた。


 驚愕!!

「え、え、え?何で?頭上げて下さいよ!!!!」


 かなり動揺した。うん。


《君が・・・死んだのは我々のせいなんだ》


 ・・・は?


「何・・・言っているんですか?」


『君の世界に無い病気を間違って君に・・・・』

 天使が言う。


『・・・謝るわ』

 悪魔が言う。


《お前等!もっとしっかり謝れ》

 神様が言う。


『でもコイツ失礼な―――っ!!!』


 悪魔が喋っている時に、俺は悪魔の胸倉を掴んでいた。


『なっ!』

 悪魔が声を出す。


『君っ!!』

 天使が俺の肩を掴んで悪魔から離そうとする。


 俺は手を放し、天使の顔面を殴った。


『ブハッ!!!』

 天使は吹っ飛ぶ。


『お前!!』

 悪魔がまた俺を殴ろうとしたが、俺はその拳を掴み、片手で悪魔の胸倉をまた掴む。


 女とか関係ない・・・。


「テメェー等はそうやって簡単に人を殺すのか?」


 自分でも解るほどの声の冷たさ。感情を消す。


『なっ・・・』

 俺の変わりように、悪魔が言葉をなくす。


 俺は変わらずに喋る。感情を殺し・・・。

「事故とかなら解るんだよ・・・だけどよ、死んだからしょうがないと思える程利口でもないんだよ。死んだんなら・・・お前殺しても大丈夫だよな?」


『!!!!!!!!!!!』

 悪魔が震え出す。


「俺の復讐の為に・・・死んでくれや」

 そう言って、俺は悪魔の首を掴む。


 そして、少しずつ力を入れる。


「う・・・うぐっ・・・・」

 悪魔は苦しそうに顔を歪める。


 俺は無表情で力を込める。


《やめるんじゃ!!!》

 神様が俺を止める。


 俺は首を絞めたまま、神様を見て言う。


「人殺しはいけない事ですか?」


《そうじゃ》


「なら・・・人を殺したら罰せないと」

 俺は冷酷言い放つ。




















「なら・・・人を殺したら罰せないと」

 青年は冷酷に言い放つ。


《よすんじゃ!!》

 必死に止める。


「何で、俺を殺した奴を助けるんですか?」

 青年は言い放つ。


《それは・・・》


「そうですよね・・・神様は人間なんてどうも思ってないですよね」

 そう言って、青年は手に力を更に込める。


『ウグハッ!』

 クロが苦しそうに声を上げる。


《やめるんじゃ!》


「じゃー・・・俺の復讐は?」

 青年が手を放しながら言う。


「俺は生きていたんだよ・・・なのに、死んだ。しかもアンタ等のミスでだ!!それで、何だよ・・・コイツ等の態度・・・こんなもんか?人の命って・・・こんなに軽いのか・・そうだよな。神様にとって人なんてゴミみたいなもんだよな」


《そんな訳ないだろ!》


「なら償って死ねよ」


 青年は冷酷に言い放つ。


『貴様!神様に向かって!!』

 シロが叫ぶ。


 青年はシロを見て、言い放つ。

「人殺しに対しての礼儀なんてないね」


『貴様!!!』

 シロが青年に向かって剣を翳す。


「また殺すのか?」

 その青年の言葉でシロが動きを止める。


「・・・態度があるだろ?アンタ等」


 我ら頭を下げた。


《申し訳無い》


『『ごめんなさい』』


 暫くの間が開き、青年は声を出す。

「うん。許す!」


 ・・・・・・


《『『へっ?』』》






















《ワシ等を試したと?》


「うん」


『凄い根性ね・・・神様を試すなんて』


『本当に怒ってないのかい?』


「うん」


 ・・・・・


 許した後、事情を話した。


 実際態度に頭にきたのは事実だ。


 けれども、終わってしまったんだ。それをどう言ったってどうにもならない。

 神様は何度も頭を下げた。神様なのにね。


 悪魔と天使も頭を何度も下げた。


 まぁ、君等のせいだしね。


「でもさ、何で俺ここに居るの?」

 俺は座り込みながら神様達に尋ねる。


《今回はワシ等のミスだからな・・・それに、君は100歳まで生きる筈だったんじゃよ》

 神様が言う。


 3人とも座っている。神様とかの威厳はないよ。全然。


「100歳!凄いね俺長寿だ」

 普通に喜ぶ俺。


『君のその特殊能力のお陰だよ』

 天使改めシロさん。


「あぁ~『一度罹った病気には罹らない』この体質ですか?」


《それは体質ではないのじゃよ・・》

 神様が言う。


「どう言う意味ですか?」

 俺は尋ねる。すると、悪魔改めクロちゃんが答える。


『それは神様が与えたモノよ。だから特殊能力又は加護』


「神様って神様?」

 そう言って、指を差す。


《いやいや、ワシじゃない神じゃよ》

 そう言って、神様は否定する。


「でも、何で俺に?」

 俺は尋ねる。


《いや、理由が分からないのじゃ。それにその神は今出張中じゃし》

 そう言って神様は髭を撫でる。


 神様って1人じゃないんだな~まぁ、神話とかでいっぱい出てくるしな。

 てか、出張って・・・どこに?


「神様ってさぁ~なんか神話とかに出てくる神様なの?」

 尋ねたら、神様は笑いながら否定した。


《違う、違う!ワシ等はそんな小さいもんじゃない。ワシ等は全ての神じゃ》


「どう言う意味?」




        そこからスゲェー難しい説明が30分



「な、成る程です」

 クロとシロもかなりぐったりしている。


 神様はかなりニッコリだ。自慢がしたかっただけか。


 まぁ、話を聞いた限りは今目の前に居る神様以外に神様は9人居て

 その神様達は自分達の事を真神と呼んでいて

 この神様達は全てを創って

 神話に出てくる神々は全てこの真神の子供と・・・


 めちゃくちゃだな。ホント・・・。


「で、俺はどうなるの?」

 すると、神様は指を差した。


 その差した先には、三つの球体が浮いていた。


「何ですかアレ?」


『星よ』

 クロちゃんが言う。てか、クロちゃんって芸人の名前みたいだ。『クロちゃんです♪』とか言わないかな・・・。


「何の星ですか?」


『地球だよ』

 シロさんが答える。


「マジですか?」


『マジよ』


「で、地球の他の星?は何ですか?」

 そう俺が尋ねると、神様が答える。


《ワシともう1人の真神が創り出した星じゃ》


 わぁ~・・・なんでもアリですね。


「で、その星と俺のこれからに何か関係あるんですか?」

 尋ねた。すると、神様の口から思いもよらない事が・・・。


《あの星に行って人々を救ってくれないか?》


 ・・・・・・


「へっ?」





















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