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Side=サヤ∥Beginning∥『Reload』
えぇー只今、長に説明中です。
説明内容は仕掛けられた魔法についてです。
俺は専門的な所は中々に解らないので、カロに任せて俺は別室でラテスと一緒に居ます。
だが、ラテスは全然喋らない。空気が重いです。
今にも押し潰されそうだ。
何か喋ろうにも、中々に難しい。
ヘタな推理モノよりも答えを導くのが難し。
どっかの眼鏡に蝶ネクタイの探偵君並の頭脳があれば・・・アレ?俺って確か頭の中もチートだよね?それなのに何故に?
「ねぇー」
もしかして神様ミスった?まさか?ここまで来て発覚?
おいおい、洒落にならないよ?俺馬鹿の戦うしか能の無い駄目人間に・・・あぁ、化け物だっけ。
「ねぇーってば!!」
落ち着け俺!まだ救いはある!!だって俺には神々が居るんだからな!!大丈夫だ、落ち着け俺!落ち着くんだ!!!!
「無視するな!!!!」
「おっ!?」
ラテスがいきなり叫んだ。凄く吃驚。
「さっきから呼んでるのに、何で無視するのよ!!」
え?呼んでた?・・・考え過ぎて聞こえなかった。
「悪い、悪い!で、何だ?」
俺は頭を掻きながら尋ねる。
「・・・アンタって何者?」
・・・返答に困る質問だな。カロには素直に説明したけど・・・どうすっかな。
「・・・化け物だけど?」
「そんな答えを聞きたいんじゃないの!!」
益々困るなぁ~。
「・・・悪人」
「・・・悪人?」
あれ、間違ったか?いや、実際そうだし。
「そう悪人」
ラテスは少し黙り、そしてまた尋ねる。
「人とか、殺した事・・・あるの?」
「人は無い。だが、悪魔は殺した」
ラテスはまた黙る。
・・・別に話して良いか。
「俺の事知りたいか?」
俺は一応尋ねる。
ラテスは黙ったまま、頷いた。
俺は、能力以外の事を話した。チート的な部分は別に話さなくとも良いと勝手に判断。
「・・・何で笑えるの?」
話し終わっての第一声がそれ?
一応能力以外は話した。
「何で笑えるって聞かれても・・・人間に与えられた唯一無二のモノだから?」
「何それ」
「笑えるって事実だけで、俺は十分だと思うんだよな。辛い事だって、腐る程ある世の中で、唯一人だけは笑える。それで十分なんだよ・・・俺は」
ラテスは黙っている。
今度は俺が尋ねる。
「ラテスは、生きるのと死ぬのどっちが良い?」
「何その質問?」
「俺は死にたいと思った事はないよ。ふざけてはあるかもしれないけど。それでも、死にたいと本気で思った事はない」
ラテスは黙る。
俺は、ラテスを見て尋ねる。
「ラテス・・・お前、死にたいと思っただろ?」
そう尋ねると、一瞬ラテスはビクッ!と体を震わせる。
そして、糸が切れた様に泣き出して、感情を表に出した。
「だっで・・・だっで・・・おどうざまも・・・おがあざまも・・・だれもいないのに・・・わだじだげ・・・いぎでで・・・わだじ・・ひっぐ!!・・・どうすれば・・・いいの?」
涙で顔がぐちゃぐちゃだ。
俺はラテスの頭を少し強く撫でる。
「ラテスの親父とお袋はお前の中で生きているよ―――だから、会ってみろ」
「え?」
そう言って、俺はラテスの顔の前に手を翳した。俺の掌に光が集まり、ラテスは眠りについた。
「・・・会って、話せば大丈夫だ」
呟き、俺は眠ったラテスの頭を撫でる。
「んじゃ!行きますか!!」
俺はラテスに布団を掛け、部屋を出た。
リビングに行くと、長が深刻な表情で俯いている。
その目の前で、カロはニコニコと笑顔だ。
「・・・何した?」
俺はカロの近くに行き、小声で尋ねる。
「今までの事を分かり易く、そして傷付きやすく話しました」
ニコニコと、えげつない事をさらっと言うカロ。鬼だな。
「と、とにかく、大体の説明はしたんだろ?」
最近カロのキャラが解ってきた。野放しにしたら一番危険なタイプだ。
「えぇ。で、長の考えも私達と同じだそうです」
俺はチラッと長を見る。何かブツブツ言っている。別に精神壊すまで追い詰めなくとも・・・。思わず同情してしまう。
「いえいえ、まだまだ序の口ですよ?」
・・・あれ?頭の中読まれた?
「それで、どうするのですか?貴方の言う腐った果実を刈るのは?」
カロが少し笑みを消して尋ねる。
「成る可く早く動こうと思う。ラテスが目覚める前にな。その前に全て刈り取る」
俺は自分の拳と拳をぶつけながら答える。
すると、何故かカロが笑っていた。
「・・・何だよ?」
「いえいえ・・・いや、やっぱり優しいのですねって思っただけですよ」
そう言って立ち上がるカロ。
俺は少し恥ずかしくなり、顔が赤くなる。
コイツは俺の天敵かもしれないな・・・。
「いえ、私は貴方の味方ですよ?」
・・・
「お前やっぱり俺の頭の中読んでるだろ!!!!」
「いえいえ、サヤが顔に出やすいのですよ」
そんな言い合いをしながら、腐った果実刈りが始まった。
Side=サヤ∥Out
Side=ラテス∥Beginning∥『Deep dream inside』
「ここは・・・」
長の家に居たのに、気付いたら自分の家に居た。
いつの間に?いや、帰ってきた記憶は無い。
なら、どうして・・・?
「どうした?ラテス」
!?
声。私はその声がした方を見る。
声が・・・出ない。震える。
「ん?どうした?」
「お・・・お父様?」
私は必死に声を絞り出す。
「可笑しな事を聞くんだな。俺以外にラテスのお父様が居るのか?」
笑いながら椅子に座るお父様。
私は状況が解らず、ただ呆然とお父様を見ていた。
「ラテス!ちょっと手伝って!」
台所から私を呼ぶ声。懐かしく、温かい・・・・。
「お母様?」
台所から、私の大好きな人が現れる。
「何?呼んだ?」
お母様は微笑んだ。
「どうしたラテス?そんな間抜けな顔をして!」
お父様が笑う。
「ま、間抜けなんかじゃないもん!!」
私は・・・涙を浮かべながら笑った。
Side=ラテス∥Out
Side=第三者∥Beginning∥『Reload』
男は苛立っていた。
同じ所を、爪を噛みながら行ったりきたり。
誰がどう見ても苛立っていると解る。
「クソ!何だあの餓鬼は?これでは、私達の計画が!!!」
そう言って、男は椅子を蹴り飛ばす。
ドカドカドカドカ!!!!!
「ガスーパ隊長!!!」
男が入ってくる。
「何だ!!!」
男は苛立ちを隠さずに叫ぶ。
入ってきた男は敬礼しながら答える。
「あの侵入者が、隊長を呼んでいるのですが、どうしましょうか?」
「侵入者が何故私を呼ぶ!?」
苛立つ男は叫ぶ。
「いや、それは私にも・・・」
男は申し訳なさそうに答える。
「侵入者などと私が会うわけが無い!!!と言うよりも、何故侵入者を野放しにしている!!さっさと殺せ!!!」
「長からの了承は得てるぜ?」
そう言いながら、サヤが部屋に入る。
「なっ!困ります!!勝手に入ってガハッ!!!!」
男がサヤを止めようとした時、男は倒れる。
「なっ!?」
苛立つ男は後ずさりしながら驚く。
サヤは腕を組みながら尋ねる。
「さて、話をしてくれますか?元ラットス隊長の部下さん?」
その言葉に、苛立つ男は気付く。
そして、顔を青くする。
長に勝った男。そんな男に自分が勝てる訳が無い。
殺される。殺される。
苛立つ男は膝を付き、命乞いをする。
「頼む!全部話す!だから助けてくれ!!!!」
滑稽。最強種と言われる龍族の隊長あろう者が、簡単に膝を付き、命乞いをする。
これ以上の滑稽で無様な姿があるのだろうか?
サヤは、その男を見下ろしながら静かに口を開く。
だが、その言葉は苛立っていた男にとって、死刑宣告だった。
「俺は願うよ。お前の死で、悲しむ者が居ない事を・・・・」
そう言って、サヤは剣で男の首を刎ねた。
Side=第三者∥Out
Side=サヤ∥Beginning∥『Reload』
「どうでした?」
カロがやってきて俺に尋ねる。
俺は剣に付着した血を拭き取りながら答える。
「コイツは多分下っ端だろうさ。あんな簡単に命乞いするようじゃ、上に立てないしこの茶番も仕組めないだろうよ。まぁ、腐った果実には違い無いがな」
カロは腕を組み考える。
俺は剣を帰し、カロに尋ねる。
「どうする?このままだと、怪しい奴を片っ端から潰してくしかないぞ?」
「いえ、それだと気付かれます・・・・いや!!」
何か考えついた様に、俺を見るカロ。
「何か良い案が?」
「えぇ・・・・炙り出す事にしましょう」
そう言って、今までにないくらいに邪悪な笑みを浮かべるカロ。
少し怖い。
「・・・炙り出す?」
「長に協力してもらいましょうか」
そう言って部屋を出るカロ。
「おい!説明しろよ!!!」
俺も後を追い、部屋を出る。
「なっ!・・・・いや、その方が効率が良いのか?」
長の家に行き、まだブツブツ言っていた長を正気に戻し、説明した。カロが。
俺もその場で始めて聞いて少しワクワクしてきた。
「では、長には龍族の皆様を集めてもらいますよ?」
カロが邪悪な笑みで尋ねる。
その笑みを消せよ・・・怖いよ。俺も長もびびってるよ・・・。
「わ、解りました」
長は頷く。
俺は2人を見ながら尋ねる。
「で、俺はその分野の魔法は苦手だぞ?」
「私がやりますよ。得意なんですよ」
そう言って、カロはどこからか龍族の隊長が着ている服を取り出す。
「お前、いつそれを?」
俺は服を指さしながら尋ねる。
カロは微笑みながら答える。
「先程拝借しました」
・・・いつ?
「・・・まぁ、良いや。作戦通り行きましょうか?」
俺は引き攣った笑みで隊長に尋ねる。
「え・・・えぇ」
隊長も引き攣った笑みで答える。
えっ?何で引き攣っているかって?
いや・・・だって・・・
「ふふぅ~ん♪」
カロが鼻歌歌いながら着替えているんだもん。
怖いよ。めちゃ怖いよ。
Side=サヤ∥Out
Side=ラテス∥Beginning∥『Deep dream inside』
お父様とお母様と一緒にご飯を食べた。
3人で笑って、つまらない話をして、幸せで。
でも・・・何故か何かが胸に突き刺さったままだった。
「どうした?ラテス」
お父様が私に尋ねる。
「う、ううん!!何でもないよ」
私は笑顔で答える。
・・・だけど、何か言わないといけない事がある気がする。
それは何だ?
大切な事。言わないといけない事。
なのに、頭から消えている。
いや、私が思い出そうしていない。私自身が思い出す事を躊躇っている。
それは何?
思い出したい。けれども、思い出したら壊れる気がする。
お父様とお母様をまた失って・・・また?
また?私は前に一度失ったの?
ダメ!ダメ!!ダメ!!!
思い出しちゃダメ!この幸せを壊しちゃ・・・。
でも、それで良いの?
このままだと、私は・・・・
私は・・・そうだ・・・
私は・・・喰らったんだ。失ったんだ。2人は・・・もう居ない。
私が求めた幸せは偽物だ。これは、もう手に入らない夢物語。
『――――お前、死にたいと思っただろ?』
声が、響く。サヤの声。
そうだ。私は死にたいと思った。何度も何度も。
でも、その度にこの光景を思い出し、会いたい。生きたいと思った。
この光景は私をこの世に止まらせるモノ。けれども、先には進ませてくれない。
繰り返し、振り返って。回って、戻って。
そうだ・・・私はお父様とお母様の死を原因にして、逃げていた。気付かないフリをしていた。
死にたいと思うのは、欲だ。
それは願いなのだから。けれども、私にその願いを叶える権利は無い。
だって・・・まだ私は生きたいから。
そう・・・気付きたくなかったのだ。
お父様とお母様が死んだのに、まだ生きたいと思う自分に。
矛盾。死にたいと思う事。生きたいと思う事。
昔に戻りたいと願う事。先に進みたいと願う事。
躊躇。迷い。罪悪。
そうだ。それこそが私の欲なのだ。
私は悲劇のヒロインを演じていただけなのかもしれない。
過去にしがみついて。進む事を、2人を忘れる事を恐れて。
でも、もう気付いてしまった。今までの自分でいられない。
進まないと。話さないと。謝らないと。
「生きる事を許して」って。
死と・・・向き合わないと。お父様とお母様の為に・・・・。
バリィィッィィィィィィィィィィン!!!!!!!
!!!!!!!!
割れる。目の前の・・・全てがガラスの様に。
真っ暗。何も無い。
そうか。やっぱり私は生きちゃいけないのか・・。
そうだよね。お父様とお母様を喰らったんだ。生きる資格など無い。
やっぱり・・・私は生きちゃダメなんだ。
「ハハッ・・・・辛すぎて・・・泣けないよ・・・」
私は腕で目を隠す。
その瞬間―――
暗闇が晴れ、草原が広がっていた。
Side=ラテス∥Out
Side=第三者∥Beginning∥『Reload』
ガヤガヤガヤガヤ――――
『龍族の谷』の広場に集まった龍族達。
皆、何故招集されたのか解らずにいた。
侵入者についてか?
様々な考えが行き交う。
「静まれ!!!!!!!!!!」
壇上に、長が現れ叫ぶ。
その一言で集まった全ての龍族が静まる。
長は辺りを一度見渡し、そして口を開く。
「皆を集めたのは、裏切り者についてだ!!!!!」
その言葉でまた騒ぎ出す。
そう。皆、裏切り者=同族殺しの娘だと思っている。
掟を破り、逃走した女。きっと処刑なのだと。
だが、現れた人物によりその考えが吹っ飛ぶ。
壇上に現れたのは・・・
「この者が我に洗脳魔法を掛けた男!!!ガスーパだ!!!!!!!!!」
騒然。隊長を務めるガスーパが!?と言う声が聞こえる。
急展開に皆の思考が追いつかない。
それでも、長は続ける。
「ガスーパは全てを自白した!!!」
そう言って、ガスーパを前に突き出す長。
ガスーパは膝を付きながら、叫んだ。
「わ、私は!!!ラットス隊長に屍肉の研究を気付かれ、口封じに殺し!!そ、それに気付いたラットス隊長の妻であ、あるテスティーさんを殺しました!!そして、2人の娘であるら、ラテスに屍肉を脅して食べさせました!!!!じ、実験の為に!!!!!!」
その自白に、集まった龍族が言葉を失う。
口封じに殺した?脅して屍肉を食べさせた?実験の為?
長は叫ぶ。
「全てはこの男が企んだ事!!!我々は・・・・何の罪も無い子を苦しめていたのだ!!!!」
その言葉に、全ての者達が沈む。
調べもせずに決めつけ、苦しめた。
長は叫ぶ。
「今ここで!!ガスーパの処刑を行おうと思う!!!異議がある者はいるか!!!!」
その問いに、誰も何も言わない。
ただ、何も言わずに壇上を見つめる。
何故なら、この場に集まった全ての者達も罪だからだ。
苦しめた。痛み付けた。
何も言えない。異議や賛成など、言える訳がない。
もし、ここで誰かが「やれ!!」と叫んだら、きっとその者は心が無い者なのだろう。
苦しみ。今、この場に集まる者達にはそれ以外の感情は無い。
どんな形であれ、変わり無い罪。
皆は、ただただ黙って壇上を見つめる。
そして―――
ズバッ!!!!!!
首が落とされた。
Scene→Change
男はほくそ笑んでいた。
侵入者と言うイレギュラーがあったが、上手い具合にガスーパに罪を着せる事が出来たと。
今頃首を落とされているだろう。
これで、自分が捕まる事はない。
「クックック・・・馬鹿な奴等だ」
「その言葉はそっくりそのままお前に返すよ」
いきなり声がしたが、誰も居ない。だが、確かに声は闘技場に響く。
「だ、誰だ!!!!」
男は叫ぶ。
だが、姿は見えずに声だけが響く。
「招集があった筈だぜ?もし行ったとしても、抜けるのが早くないかい?」
「誰だと聞いている!!!」
男は辺りを見渡しながら叫ぶ。
すると、姿無き声は不意に尋ねる。
「ガスーパとお前は手を組んでいたんだろ?」
その問いに、男は少し動揺する。
「な、何を言っている?」
すると、姿無き声は喋り始める。
「お前はガスーパと手を組んで、屍肉の研究をしていた。だが、龍族では屍肉の研究自体がタブー・・・そのタブーがラテスの親父に気付かれ、任務中に殺した。それをラテスのお袋に気付かれ、口封じの為に殺した。そして、頭の切れる長に洗脳魔法を掛け、思いのままに操った。そこで、ふと考えた。先代長の息子であるラテスの親父と白龍であるお袋の屍肉なら、凄まじい力があるのではないかと。だが、自ら喰らって何か副作用があっては困る。その為、実験の為に2人の娘であるラテスに食べさせた。それに、丁度良かった。食べさせた事により、ラテスを始末する口実が出来る。とまぁ~こんな感じだろ?ラットス部隊の副隊長さん♪」
「なっ!!何の証拠がある!?」
相手は自分の事を知っている。ほくそ笑んで自分の身の安全を確信していたこの時に、これ程動揺するものは無いだろう。だが、食い下がる。
すると、違う声が響く。
「貴方の部下が全て吐きましたよ?」
男は振り返る。そこには、カロが立っていた。
「な・・・何を言っている!!出鱈目だ!!でっち上げだ!!」
「見苦しいぞ・・・」
長が現れる。
そこで、男は気付く。嵌められたと。
自ら尻尾を出してしまったと。
男は唇を噛む。
「三文芝居も止めろ。てか・・・お前死刑だよ?」
そう良いながら、サヤも現れる。
囲まれた。だが、男は不敵に笑う。
「フフ・・・お前等に私が倒せるものか!!!」
叫び、男は擬態を解く。
龍族本来の姿。
だが―――
「白に黒に金?コイツの鱗の色可笑しいぞ?」
サヤが呟く。
「白はラテスちゃんのお母さんの色。黒は多分この男本来の色・・・ですが、金は?」
カロが長に尋ねる。
長は龍を見上げながら答える。
「金は・・・兄の色だ・・・」
サヤが頭の後ろで腕を組みながら呟く。
「兄弟だったんだぁ~新事実だな」
【ガッハハ!!!お前等はここで灰に変えてやる!!!】
龍は叫ぶ。
カロは微笑みながら喋る。
「屍肉を喰らっていた様ですね。ですが・・・これが屍肉よって得た力ですか?」
長は眉間に皺を寄せながら答える。
「醜い・・・これが欲に溺れた男の末路か・・」
サヤが唾を吐きながら口を開く。
「・・・腐った果実・・・」
【黙れ!!!!!!!!!!!!!!】
龍は炎を吐き出す。
それと同時に、3人が瞬時に動き出す。
長は持っていた刀を翳しながら。
「我が剣によって消えろ!!!!!!!!」
カロは龍の翼に向かって手を向けながら。
「『射貫け――――水砲!!!!!!!』」
龍よりも高く飛び上がり、剣を下に向けながら。
「他が腐る前に刈り取るぜ!!!!」
長が龍の足を斬り落とし、カロが翼を水の塊で打ち抜く。
そして、サヤが剣で龍の頭を切り落とした。
ドンンンンンン!!!!――――――・・・。
首が落ち、土煙が立つ。
一瞬で龍は無残に殺された。
Side=第三者∥Out




