恐怖の始まり
そして森を抜けたとき
目の前に大きく古い屋敷があった
考える暇もなく屋根の下へと駆け抜けた
雨が上がるまで中ですごそう
そう思い中に入った
これから起こることも知らずに.....
中に入ると荒れてはいるものの
雨が上がるまでは居ることができる
早く雨が上がらないかなー
そう少年が思った
そのとき
バタン!!
突然扉が閉まった
少年も少女も開けようとするが開かない
閉じ込められてしまった
少年たちは出口を探そうとするが
窓はあるが雨戸に閉ざされていて
しかも錆びてしまっていて開かない
二階の窓から出ようとするが高い
しかも下は固い地面
着地するなんてことすら考えることもできなかった
木があっても遠く届かない
道具を探すがいいものもない
斧はなく
ロープはちじれて使えない
なにか何か使えるものはないのか!
そう少年は思った
すると少女があまりの怖さに泣き出してしまった
お母さんやお父さんの名前を呼ぶ
当然そこにはいない
またある少年も早く帰りたいとつぶやきだした
不吉な空気と
身の毛が逆立つ冷たく生暖かい空気
こんなところに来なければよかったと思った
それぞれ恐怖におびえ動くこともできなくなった
すると遠くから
ガッシャン!!
少年はびくついた
少女たちは悲鳴を上げ
少年たちは腰を抜かしてしまい動けない
少年は恐る恐るその方向に行った
覗いたその先にはそして少年が見たものとは....