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【コミック&書籍発売中!!】奴隷に鍛えられる異世界生活【2800万pv突破!】  作者: 路地裏の茶屋
第七章:恋人の街編【向き合う心と穏やかな誓い】

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第百七十九話:女の敵(小清水 千早&日野 留美子①)

 トアとデートをした翌朝。今日は叶さんも交えて朝の運動をする。

 ……昨晩のこともあるし、念入りに水浴びもしとこう。

 運動後にトアが朝ご飯の準備をしていると、小清水、日野さん、紬が帰ってきた。


「もどったわ」


「た、ただいまです」


「おはよう皆、ご飯には間に合ったようだね。……ところで真也、二人の格好はどうだい?」


 いつものジュストコールを着た紬が二人を指す。

 その先にいる二人は、いつもと違う格好だった。

 小清水は紺のブラウスに……何て言うかわからんけど、シュっとしたグレーのスカート(後日、叶さんからフレアスカートと教えてもらった)にストッキングを履いている。

 スタイルが良く姿勢も綺麗なので絵になっていた。

 日野さんも、いつもの手元を隠すような服装ではなく。チェックのワンピースに上着を羽織ったもので、眼鏡もあいまって可愛らしい服装だ。

 雰囲気が違う二人に圧倒される。

 なまじ元の世界でも見るような格好に近いせいか、グっとくるものがあるな。

 思わず見とれていると、小清水がプルプルと震えだした。


「何よ、感想くらい言えばいいじゃない。……留美子、私はやっぱりこういう格好は似合わないのよ」


「ファイトだよ、千早ちゃん。絶対似合ってるから自信もって。……ジーっ」


 日野さんから、目線で感想を促される。


「えと、ごめん。見とれてた、二人とも似合ってる」


「……具体的には?」


 小清水から、まさかの追加注文いただきました。

 そんなん言われたって、上手く答えられないぞ。

 ファス達に助けを求めるも「自分で答えろ」みたいなアイコンタクトしか帰ってこない。

 まぁ素直に言うしかないか。


「服のことはわからないけど、落ち着いた色合いが小清水に合っているし、姿勢が綺麗だからスカートも良いと思う。格好いいよ」


「……ならいいわ」


 不機嫌な声で横を向きながらそう答えた。

 正直僕の感想なんて参考にもならないだろうに。


「真也くんは、もう少し女子の褒め方を勉強した方が良いと思う。せめて可愛いだよね」


「うーん。でも格好いいんだよな。モデルみたいに見える」


「それ以上感想はいいわ。恥ずかしいし……それで吉井。わかっていると思うけど、今日は私と留美子とデ、デ、」


 ずいっと小清水が顔を寄せてくる。


「デー……出かけるわよっ!!」


「もうひとふんばりだったよ、千早ちゃん」


「やれやれ、千早らしい」


「千早ちゃん、もう隠す気ないよね? ここまで露骨になるとは、真也君恐るべし。ファスさん達とガードを固めないと……でも私も無理やり入った感じだし……ブツブツ」


 なんか叶さんが言ってるし、心なしかファスからの視線が痛い。


「まぁ、とりあえず朝飯食べるだよ」


 トアがパンパンと手を叩き、一同テーブルを囲む。

 ある程度食べたところでファスが口を開いた。


「昨日、コシミズ達が教会へ出る前にクジを引いたのです。今日のデート相手はコシミズですが……ご主人様へ伝えるのは朝までまって欲しいと言われまして」


「いざとなると心の準備ができなかったのよ」


 背筋を伸ばしてコーヒーを飲む小清水は、流石に落ち着いたようだ。


「さっきも気になったけど、『達』ってことは日野さんも一緒なのか?」


「私は別でも良かったんだけどね、千早ちゃんがどうしてもって」


「あんたが、留美子に変なことしないか不安だから私も一緒に……」


「千早ちゃん。真也くんがそんなことしないのわかってるでしょ?」


「まぁ、そうだけど……」


 流石にここまで反応があると、いくら僕でも小清水が僕に気があるんじゃないかとか考えてしまう。

 だとしたら、向き合わないとな。


「わかった。じゃあ今日は小清水と日野さんとデートだな……言ってて緊張してきた」


 だって、小清水って普通に美人なんだよな。日野さんは僕に気なんてなんてないだろうけど、デートなんて元の世界の感覚じゃ高嶺の花に違いない。

 それがデートって、異世界に来てからちょっとキャパオーバーだ。


「フフ、あんたまで緊張してどうすんのよ」


 クスリと小清水が笑い、それを見た叶さんから肘打ちが、ファスからは冷気が飛んできた。


 というわけで、冷や汗を搔きながら三人で町へ繰り出す。

 出発時、小清水が叶さんに何か耳打ちされてたけどなんだったんだろう?

 何を言われたのかわからないけど、どこか吹っ切れた顔をしている。


「それで、小清水と日野さんはどこか行きたい所はあるのか?」


「任せるわ。それと、デートなんだから千早でいいわ。私も真也って呼ぶから」


「わ、やっと言えたね千早ちゃん。私も留美子でいいよ。えと、真也君でいいよね」


「わかった。呼び方も、緊張するけど頑張るよ」


 小清水……いや、千早はこっちを見てわずかに口角を上げる。


「期待してるわ……この『女の敵』」

というわけで小清水&日野さん二人とのデートです。


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― 新着の感想 ―
「女の敵」の意味が初出の時からだんだん変わっていくのをニヤニヤしながら読み返しました。いやぁ全く女の敵ですなあ真也くん。 わ、やっと言えたね千早ちゃん。
黙れ病気猿何様じゃ
[気になる点] >小清水は紺のブラウスに……何て言うかわからんけど、シュっとしたグレーのスカート(フレアスカートに近い)にストッキングを履いている。  この作品を読んでてずっと思ってきたことだが、何…
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