僕が自殺を考えた理由～悩みを抱える人達へ～

作者：貘

ー死にたいー

僕は思った。

たぶん、他の人に相談しても

「まだ若いんだからこれからだよ」とか

「何言ってるんだ！駄目に決まってるじゃないか！」とか

「じゃあ死ねば？」とかって

言われるんだろう。いや、実際そうだった。

誰も僕を助けてくれなかった。

誰も僕の苦しみを分かってくれなかった。

『僕はもう駄目かもしれない…』

そう思う事が多かった。

そりゃあそうだ。上辺で心配していたって所詮は他人なんだから。他人の気持ちなんて全て分かってあげられないんだから。

みんな自分が今を生きるだけで精一杯だから他人を気にしながら生きていくなんて不可能に近い。

だけど実際、僕みたいに「死にたい」と願ってしまう人は誰かに助けて欲しいんだ。誰かに必要とされたいんだ。

誰かと一緒にいないと寂しくて辛くて仕方が無いんだ。

でも、助けを求めても拒否されてしまう。

こんなに条件が揃えば死を考えるのも分からなくはない。

人は脆い。

直ぐに壊れる。

でも足掻いて足掻いて毎日を過ごしている。

でも精神が強い人達には僕の気持ちは分からないだろう。

僕は臆病だから他人の顔色を窺いながら生きている。

失敗したくないからだ。

嫌われたくないからだ。

そんなことばかり気にしていたものだから

自分が大人になって自分が本当にしたい仕事に就けず、本当にやりたいことに対して臆病になり、結局何も出来なかった。

就職してもブラック企業。

辞めた後は近くのスーパーでバイト。

生きる気力さえ失せてしまった。

趣味も特技も無し。

こんな毎日を過ごして家族に迷惑をかけるくらいならいっそ死んでしまった方が楽になれる。

毎日毎日そんなことを思って生きている。

…これが、僕が自殺を考えた理由。

くだらないでしょう？

でも、人間っていうのはあるきっかけが

原因で壊れてしまうほど脆い。

これはきっと僕だけじゃない。

自殺を考えたとき

どういう死に方を選んだ？

高層ビルからの飛び降り？

電車やトラックにはねられて？

首吊り？

リストカット？

…死に方は探せば沢山見つかる。

人間ってのはそう簡単に死のうとは思わない

いや、思えないんだ。

いざ死のうと思っても怖くて死ねない。

そういう面倒くさい生き物なんだよ。

これを僕は知ったから

僕は死ねないんだ。

死のうと思った君も

よーく考えてみな？

僕が言いたかったのは

「死ぬな」

ってことさ

…他人の気持ちなんて解る筈もないのにね。

君も、一度1番信用出来る人に打ち明けてみれば分かる。

本当は、死にたくないって思ってることを実感出来ると思う。

だって後悔ばかりだもの。

未練を残しているから死にたく無いんだ。

だからどうか死なないで

…それだけ。

ばいばい。

読んでいただきありがとうございます。

この作品は不格好で訳の分からない内容

かも知れません。ですが、実際に僕が体験したことです。

これは誰にでも有り得ることかと感じております。

僕のような人になって欲しくない

僕が伝えたい大切なことを

書きました。

こんな経験をしたことがある方に向けて何かひとつでも理解していただけたら有難いです。

拙い文章で申し訳ありません。