登場人物その四
例によってあれです。
登場人物紹介その四
♂飛逆 砦
主人公。
【吸血】と呼んでいる異能力を使う。【吸血】はいわゆる怪物を吸収し、自分のモノとすることができるとこの世界に召喚されてから明らかになった。
元々すべてにおいて人間離れした感覚値を有する上に、貯め込んだ精気を無自覚に感覚を引き上げるのに使っていた。現在はその強化を自在に操ることができるため、かなり極端なことも実現可能。
体表一センチ前後の小範囲で火炎(熱という現象)に対する絶対耐性を獲得。範囲の拡大が可能になり、その範囲内である程度原子・分子の運動量そのものに干渉することもできるが、負担が大きいので滅多にやらない。
自分の血液を毒霧に変化させる能力を獲得。毒霧は基本的に狼の形で固定化されている。赤毛狼と名付けられた準眷属は異能や行動パターンを後付けできるため、応用範囲は広い。
応用で異能化学物質を合成することができるようになった。素材と掛け合わせることで様々な物作りができる。
外見年齢 16~18歳。
黒髪・黒瞳 → 自然色ではない茶褐色の髪・琥珀瞳。右肩から肘までの半分と、肘から先の全部が赤竜の腕に成り代わっている。
ヒューリァを溺愛しているが、態度は割と相変わらず。
本人はかなり熱烈な愛情表現をしているつもりなのだが、ヒューリァを含む他の人物たちにはわかってもらえていないらしい。
♀ヒューリァ
元竜人。
【紅く古きもの】と呼ばれる化生に憑かれていた。
炎を操る【古きものの理】を扱う。
戦闘分野に関して天才的なセンス持ち。
飛逆砦の血を飲むことで彼の眷属と化した。
術式光(【神旭】)を自身に刻みつけることで今までは最低トリプルアクションだったのがダブルorシングルになり、連射性が向上。自身の肉体に限定して熱耐性も獲得。
外見年齢 16~18歳。
赤髪・紅瞳。戦闘態勢に入ると、実は流動している刻印が浮き上がり、儀式化粧のような相になる。
自分のことが最近わからなくなっている。わかっていたつもりだったのが錯覚だったと気付いたというのが正解。
♀モモコ
猫耳虎娘。
名称不明の虎に憑かれている。
紫電を操るが、あまり使いたがらない(歯を剥き出しにすることを恥じる文化で育ったため)。身体能力は怪物的にも上位。隠密・隠形スキルはカンスト状態。
外見年齢 20~25歳(?)。
漆黒・白銀のストライプ髪・紫瞳。体表面積の過半は虎縞毛皮。
敵と通じたことを理由に、赤毛狼に噛み付かれて麻痺させられることを繰り返す日々。おそらく夢を見ている。(※番外編でもない限り明かされない内容)
♀ミリス
飛逆曰く「フランケンシュタインの怪物の花嫁」。長いから言われていないが。
名称・正体不明の化生に憑かれている。
周囲の情報を非常に細かく分析できる髪を個別に操るが、髪を伸ばしすぎたり、情報を読み取りすぎたり、エネルギーを通しすぎたりすると思考力や正気が侵される。
操作力と呼ぶべき方向が飛び抜けている。飛逆の協力を得て着々とそれを発揮できるようになってきている。
身体能力というか運動神経は論外。
外見年齢 14~16歳(?)。
黒髪・瞳色不明。縫合痕だらけ。黒の拘束衣デフォ。
ヘタレ。計算高く、実際頭の回転は速いのだが、致命的なところで「何か」を間違えてしまう性質。
最近色々と開き直ったが、致命的な墓穴堀の性質や恥ずかしがり屋は相変わらず。
飛逆に惚れたらしい。盛大に爆死しかけたが、やっぱり開き直ったらしい。
人を誘導しようとする性質は相変わらずで、それを飛逆に対しても適用しようとして自爆するのも相変わらず。
♂トーリ
影も薄いが外見も全体的に色が薄い感じ。
ヒト。
論外。
年齢 14歳
薄茶髪・青みがかった灰色瞳
「きちんとした教育」を受けてきたことがわかる物腰に振る舞い。少し後先を考えないところがある。評価の枕詞に「何々にしては~」が付くタイプ。妙にしぶといが、本人の意志とは無関係なところでそれが決定・左右されている。
ヒキコモリだけどゾンビ(モルモット)になりました。→赤毛狼化しました。
♂カスト
糸目が特徴的。
ヒト。
論外。
年齢 26歳
黒髪・青眼。
最早誰も覚えていない。
♂飛逆 ???
飛逆砦の兄。吸血種の血族の一員。
環境を考えれば破格の知識量。色々と『調整』を受けていた疑いあり。
享年 21~24歳。
飛逆砦に同じ。
【魂】として存在し、飛逆砦の身体を使って独立的に思考していることまで明らかなのだが、何を考えているのか、割と謎。
相変わらず飛逆砦の情報処理を手伝っているが、その内心は推し量れない。
♂ギィ
採集者のトップランカー
たぶんヒト
剣術を初めとした「戦い方」の熟練度が廃人レベルだとか。
外見年齢 30歳前後。
黒髪・青眼
どうやら戦闘狂だったらしい。トチ狂った廃人。
飛逆に喰われた。
♀ゾッラ・イージュン=パヴェルコバー
非合法ロリ巫女
ヒト
戦闘力は皆無。ただし体力は歳の割には意外とある。
盲目だが共感覚を持っているため、音で物を視たり、語感に味を感じたり、匂いで人を見分けたりする。ただし負荷がきついので無意識的にオンオフを制御している。
年齢 11歳
アッシュブロンド・灰眼。褐色肌。
感覚が違うためかマイペース。言葉を語感だけで判断している節があり、時折会話が食い違っても気付かない。
教団時代には催眠導入剤(覚醒剤など)でトランス状態を引き起こされて祭祀をこなしていた。
飛逆の言うところの『精気』を知覚しているらしい。
『神樹の種』だったことが、その発芽と同時に発覚し、現在神樹状態で保存されている。
♀ノム
メイド
ヒト
戦闘メイド、では残念ながらない。初級の中の上級クラスの採集者並みの実力はあるが、たしなみ程度。
メイドとして必要なことは、喋ること以外はほとんどこなせる。
年齢 19歳
くすんだ赤毛・茶瞳。
器質性失語症。喋ろうと思えば実は喋れるのだが、意味が通らなかったり、自分で思ったこととは別のことを喋ってしまうために「声を出さないように」と調教されてしまった。
器質性であり、かつ心因性の失語症。自己主張をしないことが個性と言えなくもない。飛逆にはペースを乱されるためか割と表情豊か。
ゾッラをとても大切にしている。
ゾッラに同じ。重なりあう神樹として保存されている。
♂イルス
採集者のトップランカー
普通にヒト
戦闘力はトップランカーの中で中堅。チームプレイが得意だが、その中核を為すというタイプでもない。
外見年齢 25歳以上
茶髪・碧眼
リーダーとかメンドいんスけど、とか言うタイプだったのが、飛逆に無理矢理押しつけられた。
離反したトップランカーに寝首を搔かれないかと冷や冷やしているところを、赤毛狼がその連中を運んでいるところを見かけたという話を仲間から聞き、その後を追う。その先で、神樹の連鎖的発芽に仲間の一部が巻き込まれ、何かもう色々ダメだと思ってしまったらしい。
?人狼(?)
飛逆たちと同じ被召喚者
いわゆるワーウルフ
戦闘力その他不明。毒(※)を使うタイプだったことが推測される。
外見年齢 不明
髪・瞳色不明。飛逆が確認できたのはモモコの犬バージョン。
ギィに倒された後、自体を毒煙として復活させられた挙げ句に飛逆に喰われた。
※オリハルコンを封じたギィに倒されているため、飛逆のように様々な毒を生み出すことができたとは考えづらい。
?神樹の主(ダークエルフ?)
過去の被召喚者と推測される。
植物を魔改造できるらしい。
魔改造した植物を使い、極めて強力な戦闘力を実現できるらしい。どこまでのことができるのかは判然としない。
本人自体の戦闘力は不明。
外見年齢 15歳くらい(モモコ談「ゾッラを四つか五つくらい成長させた感じにゃ」)
ゾッラよりも光沢のあるアッシュブロンド・翠眼。肌はゾッラよりも不自然に艶のある褐色。
モモコから話を聞いたミリスによると、とりあえず一人称は『ボク』らしい。




