金が無いんです。
勉強が終わったので投稿です。
こっちの方はアイディアが思いつきやすいので息抜きに書くにはちょうどいい感じで楽しいです。
それはさて置き四話目です。
なんだかんだで少しお茶をしながら薬草取りへの準備をしていると、オプション機能の連絡機能に着信が入った。
「ん?誰だと思えばやっぱし誰だ?」
わからん。
あれか。間違い電話のたぐいか?
それならちゃんと間違ってますよと言わないとダメだよな。
うむ。俺様えらい!
そう思って応答アイコンをタップすると、
「ゆ~ま~。君はどこで何をしているのかな~?待ち合わせの時間過ぎているのですけど~?」
「おや?誰かと思えば海斗か?どうやって連絡先知ったのさ?」
「あ?んなもんお前の携帯ゲーム機内に連絡先としてこっちのアドレスが登録されていたら連絡できるようになっているからに決まってんだろ。あ!まさかお前またか!また説明書読まなかったのか!
このスカポンたん!!」
「いや~ゴメンゴメン。で、なに?なんか用?」
「なんか用?じゃねーよ!!お前待ち合わせの時間とっくに過ぎてんだぞ!一体どこで油売ってんだ!」
「いやね、それが道中魔法をくらっちゃてさ~さっきまで寝てたの。あ、そうだ。今から薬草取りの手伝いしに行くけど一緒にどう?」
「お前、人との約束すっ飛ばしといてよくそんなこと言えるな。当たり前だが行くわけ無いだろ!もういいわ。お前誘ったのがバカだった。もう落ちる!じゃな!!」
ありゃりゃ。これは明日相当謝らないとダメかね?
別にいいよね。
この間あいつも待ち合わせすっとばしたし。
仕返しと思えば罪悪感がわかない。これ不思議。
「どうしたい?誰かから連絡があったみたいだが・・」
「いえ別に。とりとめのないくだらないことですよ。」
「そうか。ならいいんけど、そろそろ出発したいんだけどね。準備はいいのかな?」
「大丈夫です。もともと何も持ってませんでしたし。」
「私の方も大丈夫ですよ~」
「ん。なら行こうかね。」
「いえ~い!!しゅっぱ~つ!!」
「しゅっぱ~つ」
頭の上に座りながらハイテンションになった妖精さんになんとなくノリを合わせてみた。
うん。こーゆーテンションも悪くない。
「若い子は元気でかなわんな。ところで、電車賃はあるのかい?」
「あ、すみません。この妖精さんがお金を全部使ってしまって、いま所持金ないんです」
「そうか。なら手伝ってもらう身だし、今日は私が乗車料金は私が持つよ」
「「ありがたや、ありがたや」」
「別に私は大仏ではないのだがね・・・」
う~ん。そんな真剣に落ち込まれても困るのだけれど・・・
冗談で言ったのにな~
少し時間は進んで十分後
「ホントに世界観ぶっ壊してるな~」
そんなこんなあってどっかのギルドが経営する電車のプラットホーム。
自販機はあるは、電車が来ればアナウンスが流れるだったりでほんとにゲームをしているのか怪しくなった。
「まぁ、自由を極めた結果だからね。仕方ないといえば仕方ないよ」
「申し訳程度の魔法を使った演出とかにもイライラしますよね~」
「頭に乗りながら話す妖精さんが、何を言っている。少しは飛んだらどうなの?」
「いや!飛ぶと疲れるし。てゆーかマスター。いい加減名前で読んでくださいよ~」
「アンジーだっけか?呼びづらいからお断りします。」
「・・・・ケチ」
「悪かったなケチで」
「喧嘩はそこでおしまい。電車がきたよ」
少し険悪ムードが流れた時にちょうどエイミーさんの仲裁が入った。
って、うわナニコレ。
電車というよりただの鉄の塊じゃん!ごっつ!
どうやって扉開くの?
そう思っていると電車の一部がガシンガシンと騒音を立てながら開いた。
ま、いいや。とりあえず乗ろう乗ろう。
乗り込むと中は割と普通でゆったりとした作りになっていた。
椅子もふかふかだし、流石/《エイミーさんいわく》大規模ギルド。
金ありまんな~
「エイミーさん。なんでこれこんなに外見ゴツいんですか?」
「それには理由があってね。このゲームには年に一度だけクリスマスの夜に特大規模のイベントが起こるんだよ。それはもう最悪でね。街中にボス級のモンスターが大量に沸いて街を壊して回るの。
だからこう言う作るのに時間やお金がかかるものは丈夫に作ってあるのだよ。」
「ああ、確かに毎年毎年壊されたりしたらとんでもないですしね~」
街中を走ってるって言うし、車両数とかやばいんだろうな~。それが壊れたりしたらたまらんよな。
「このあとはしばらく歩くことになるから少し寝ておくといい。途中で倒れられても困るしね。」
「ではご厚意に甘えておやすみなさい」
そう言って眠りについた。
話数の代わりに話も居場所も変わらないこの現状をさっさと直したいです。
まだまだ登場させたい人とかやりたいことあるのに・・・