どちら様?
いえーい!!宿題終わったけど、漢文分けわからんぜっ!!
テスト一週間前だけどたまの息抜きぐらいいいよねッ!!
ちゅーことで3話目どーぞ!!
目が覚めるとそこは見知らぬ天井が広がっていた
「何と言うテンプレ的なことを、てか当たり前じゃないか。俺がこのゲーム始めたのたった三時間前だしな。」
・・・?ちょと待て、俺はさっきまで何していたっけ?
そうそう外歩いていたいたらなんかサイレンが聞こえて意識がなくなったんだよな?
あれ?マジでここどこ?
「お~お~目が覚めたのかい?」
考え事をしながら天井を眺めていると、妖精さんとは違う女の人の声がした。
そして、そちらに顔を向けるといかにもどう見ても魔法使いな格好をした女性が座っていた。
「いや~すまないね。魔法の研究していたら暴発しちゃって君を巻き込んでしまった。許してくれ」
顔色一つ変えずにそう淡々と話す彼女?に不信感を感じる。
せめて詫びるふりぐらいしたらどうなのかい?無理?そっか。
「いや、別にそれは良いんですけど。実は俺このゲーム初めてでして、教えて欲しいんですけど魔法って暴走するんですか?」
「む。知らないのかい?ならば教えてしんぜよう。心して聞くのだぞ。」
あ、顔色変わった。すんげ~ウキウキしてる。
めんどくさいパターンだこれ。聞かなきゃ良かった。
「このゲームが自由を突き詰めたゲームであるのぐらいは知っておろう。そしてその一環ととして、魔法もプレイヤー個人個人で作ることができるの。でも、作った魔法に対してレベルが足りないと君にかかった魔法のように暴走するのだよ。」
つまりは強い魔法ほどレベルが必要というわけか。
「なるほど。ありがとうございます。」
「他に質問はないのかい?」
「あります。」
「なに?言ってごらん?」
「あなたはリアルでも女の人ですか?」
「あ、そのことか。一応女だよ。髪の色はこんな色じゃないけどほかは現実のまんま。」
そう言われた瞬間、生きてきた中で一番の衝撃を受けた。
なぜかって?君は見たことあるか。
青色の髪が似合う女の子を。
少なくとも僕は見たことがない。
「そういう君はどうなのかな?男なの?それとも女?話す限りでは男だと思うが。間違っていないよね?」
「ビンゴ。大当たりです。ちなみにこの容姿も現実のまんまです。」
「ほう。それはまた変わっているね。大抵は美男美女を作るのに。そんな平凡な容姿で満足するとはなかなかに面白い子だね。」
別に満足しているわけじゃないけど、この容姿がなんだかんだで一番便利なだけ。
「あなたに言われたくないですよ。えっと・・」
「エイミーよ。あなたの名前は?」
「そういえば名乗ってませんでしたね。ロージェノム。長いのでジローと呼んでください。」
「ジローか。平凡な容姿に似て名前も平凡な犬みたいだね。」
失礼な。俺は犬アレルギーだ!
別に関係ないか。
「そういえば、俺の妖精さん知りませんか?」
「妖精?ああ、サポートAIのことね。その子なら君の頭の上に座っているよ。」
言われて頭の上を鏡で見ると、そこには丸まって寝ている妖精さんがいた。
「・・・頭の上が好きなのかな?この妖精さんは」
「しかし、珍しいタイプのAIを連れているんだね」
「え?みんなこんな感じじゃないんですか?」
「そんなわけ無いだろう。会話ができて人型なんてかなりレアだよ。私のは猫だしね。」
そうか、全員が全員妖精さんではないのか。
ちょと得した気分?
「それはそうと、君は見た感じ剣士みたいだが、一つパーティーを組んでくれないか?」
「え?なぜですか?俺はまだ戦い方も知りませんよ?」
「別に構わない。少し薬草取りに付き合って欲しいだけだよ」
なんだそれぐらいか。
それなら付き合っても良いだろう。
魔法使いがどんなんなのか知る絶好の機会だし。
「良いですよ」
俺は快く引き受けた。
しかし、今思えばこのことが不幸の始まりでもあるんだよな~
ということで三話でした。
中間テストが近いので次回の投稿は時間が確保でき次第投稿します。