表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小さな雪  作者: ろし
2/3

2つは1つ

◇◆◇◆登場人物紹介◇◆―〈主人公〉れの。

明るく、明朗とした髪がウェーブがかった双子の姉。よくいたずらする。

―〈ツインソウルメイト〉ウーニャ。

雑貨屋で働き、ハーブ栽培を趣味とする25歳の女性。ほんわりしているが、頑固者。

―〈れのの双子の妹〉のあ。

真面目であるが、甘えん坊でれのに甘えている。

―〈ウーニャの恋人〉ルーブル。

雑貨屋の店主。ウーニャとは幼い頃からの仲。生真面目で不器用な所がある。

止まった時間。

私は、体から抜けてしまい、水晶玉となり引き寄せられるのを感じた。

――水晶玉は飛んでいく、もう1つの元へ。

(ここは、どこ…?)

見た事の無い世界に戸惑う麗乃れの。記憶にはない記憶が混じり合い始めた。


きっかけは、ツインソウルの傍らが壊れ欠け魂は1つになろうと時計が2つの魂を引き寄せたのだ。

ハーブの葉に、太陽の陽射しが降り注ぐ。朝露が零れ、そのしずくを手のひらで受け止めた女性。―ごく…。

雫を口へはこび、味を噛み締めるように目を閉じた。「甘い…。」

口元が上がり、笑みを浮かべて花壇の下に置いていた籠を左腕に提げて、ハーブを摘み始めた。

陽射しが、柔らかくも女性を包み始めた。

――その瞬間を雑貨屋の窓辺から、ルーブルは見ていた。丁度、昼夜の日の太陽が女性ウーニャを照らして光の中に包まれたと思うと、光はウーニャを放した。地面へと崩れ落ちてゆき、倒れた。

「ウーニャ、…ウーニャ、ウーニャ!」

雑貨屋の扉を響かせ、ルーブルはウーニャの元に駆けた。力の抜けたウーニャを起こし、体を揺らし

「ウーニャ、ウーニャ」

ルーブルは必死に呼んだ。「………。」

目を開けて、口をパクパクと動かして何かを伝えようとしてウーニャは、眠りについた。

ルーブルは、ウーニャが(「ルーブル」)と言ったのが分かっていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ