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小さな雪  作者: ろし
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止まれ…落ちる雨

時間が気になり、うつらな目で左手の腕時計を見ながら自転車をこいでいる女の子が居た。

(今日は、一日何があったんだろう…)と気が遠退く。

「時間は……。」

……(キュィィイウーン)車が、赤信号で急カーブ左折した。

(ゴ…ドーンーー…)

女の子は、交差点に投げられ、車は止まることなく走り去って行った。

血が、交差点のアスファルトに染み付いていく。 交差点は、人通りの少なく車もひき逃げしてから通っていない。風だけが、女の子の髪をなびかせ時間は過ぎていく。

「……ん。早く、…あえあぁあいお…。」

(早く、帰らないと…。)・・・・・・・・・・・・一時間七分して、意識を取り戻した女の子は何事もなかったかのように、立ち上がった。

気が遠退くのを押さえて、街中のウインドウが光るお店角で交差点手前止まった。ふっと、息を共に見落とすと靴にぽたりっ…と血が落ちた。

「なに?」

(さっき飛ばされたのは夢、幻覚じゃなかった…)

右側の車が警戒音を鳴らした。血がたらたらと流れて、地面に落ちていくのを見られて、咄嗟に急いで青信号になった横断歩道を渡り走り逃げた。

――・・・真っ直ぐ行った十字路の端で、女の子は倒れた。


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