『Mission8』「エロティシズムに憧れて」
ある刻にある運命交わす情けなりけり
……
…
時雨止み流れし夜雲の都にて
ああ今宵…何と申そう…仮初めに……
……
見初めし君に言の葉を
木の葉に光る月しずく
湯船に浮かぶ満ちし月
時落つる闇に涙して
雲隠れする我が身かな……
山深き霧多き庵ひとりにて
知らずとも…あなた側に…想ひては……
……
想いし私重石に
月満つる刻露しらず
木の葉の影に隠れては
夜な夜な雨にさざれ石
濡れては震え身を砕く……
海辺見し秘め事よせる渚にて
潮風の…沖より吹きて…心地良い……
……
すれ違う昼間の陽光まぶしくて
よせてはかえる恋心
波間に満ちし月と刻
はだけし衣に内届き
際に留めし月しずく……
時雨夜雲の君
水面凪
湯船に波紋
立ち奮う
意に添い遂げよと
夫婦なりてか……っっ!!
重石の私
はりついた
月に身をよせ
水面よせ
初々し身体
蝶の戯れ……
渚の姫
海深く
陽光月光
沈みゆく
伊弉諾の神
又と治めて……
時雨夜雲の君
雷雲に
出ずる黒竜
猛く吠えっ
絡め咥えしっ
玉石の魂……っっ!!
重石の私
あな嬉し
濡れ身に宿る
新玉の
始めの暦
宵の閨から……
渚の姫
黄泉闇に
火神出る
国生みの
伊弉冉の間に
黒竜を呑み……
時雨夜雲の君
嘆くなら
忍びて術を施せりっ!
我が身
日本の
僧となりけり……っっ!!
重石の私
良く想い
想い研ぎ石
刀身を
納めし鞘を
ささやかに秘め……
渚の姫
雷鳴の
轟き届く
霹靂の
竜神入りて
玉石とともに……
……
…
……山より雫集まりて
都に流れ海に落つ……
……
…
……海より昇り雲の立つ
雨滴落つ山に沁むなり……
……
…
ある時間にある運命交わす定めなり
……
…
愛燦燦…三位一体…礼讃す……
……
…
光りて…眩し…愛の結晶…金剛石……
……
…
握りて…堕つる…現世…ひとり…
……
…
求むる心…常しえに…ひとつ…
……
…
出会う…再び…彼方からの…見知らぬ君…
☆『紅葉の道を…あなた/君と。』徳田タクト様 著より 七五調会話形式
☆『オリオンの下でその時、文学少女とサラリーマンとおねぇと名探偵と農民は』砂礫零様 著より 複数視点展開
*深く感銘を、受けました旨、著者許可のもと、ここに、記させて頂きます……。
(尚、本文の内容と、タイトルとは、一切、関係ありません。)
*本文の内容が、暗号化されており、読み苦しくなっております旨、お詫び申し上げます……。m(_ _)m