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登場人物(ネタバレ含む)

【あらすじ、話しながら→話ながら】お話に進む方は第3部からお進み下さい


―――――

■スペンサー男爵家


エリザベス(18)(愛称:リジー)

グニシア王国、南西部にあるスペンサー男爵邸に住む令嬢。


エドガー(70)

エリザベスの祖父。平民出身の騎士だったが、先王の時代に起こった戦争で将軍まで上り詰め男爵位を叙爵される。家督は息子のキースに譲った。


スペンサー男爵夫人(故人)

エドガーの妻。その家系を遡ると、ダンケル家からアルバ王国に嫁いだ白百合姫の母方の皇室に繋がる。本人は至って穏やかで、エドガーの恋女房だった。


ベアトリス(故人)(愛称:ビー)

エリザベスとオリバーの実母。五年前に他界。エドガーにとっては年齢がだいぶ上になってから生まれたこともあり、可愛がられて育った。

学生時代は明朗快活な性格で、友達も多かった。


キース(45)(爵位:スペンサー男爵)

エリザベスの伯父。エドガーから家督と爵位を譲られてからは我が物顔でスペンサー家を牛耳っている。妹のベアトリスを可愛がり甘やかす父、エドガーとは何かとぶつかりがちで、ベアトリスが亡くなった今も蟠りを抱いている。


パトリシア(40)

キースの妻。ハミルトン伯爵家の生まれ。キースとは利害の一致での政略結婚。エドガーやエリザベスのことを毛嫌いしている。


ネイサン(8)

キースとパトリシアの子。親に似て性格が悪く、エリザベスのことを悪し様に言う。


□スペンサー家の家事使用人


リチャード(47)

エドガー付きの執事。キースに家督が移るまでは家令として邸の一切を仕切っていた。元は軍人時代はエドガーの秘書官で暗器使い。


アン(42)

リチャードの妻。ベアトリスの侍女であり、エリザベスの乳母、兼、侍女として過ごしている。エルガー公爵家では敬意を込めて「ミセススミス」と呼ばれることも。


ベン(55)

スペンサー邸の庭師。グニシア王国出身。元はエドガーの軍人時代の一個隊長。サムの父親。


トム(50)

スペンサー邸の料理人。ヴェールズ公国の出身。故郷のヴェールズでは「赤鬼のトム」として伝承に扱いで名を馳せた。戦争が終わってからは大剣を包丁に変えて、エドガーの食事を担っている。


サム(19)

ベンの息子。早くに母親を流行り病で亡くしたため、アンに面倒を見てもらって育った。エリザベスの世話役、兼、護衛、兼、御者も兼ねている。ギルバートの邸に籍を移してからは御者見習いとして働いている。


ベス(22)

パトリシアの息のかかったメイド。スパイのようにしてパトリシアに報告したり嫌がらせをしたりしてくる。


■エルガー公爵家


ギルバート(20)(爵位:エリントン子爵)

グニシア王国、東部にあるエルガー公爵家の次男。社交界では王太子殿下の近侍として「月光の貴公子」と呼ばれている。父の爵位のひとつ「エリントン子爵」の領地、邸を管理しているため、エリントン卿と呼ばれている。


ルーカス(45)(爵位:エルガー公爵)

エルガー公爵家の当主。前宰相。色々なことをピタリと言い当てるため「先見のルーカス」と言われている。生まれは貧民街。先代のエルガー子爵とハウスメイドだった母との間の子。六歳の時に子爵家に引き取られたが、ジェニファーとの婚姻もあり、エルガー家を一気に公爵家に押し上げた。


ジェニファー(ジュヌヴィエーヴ・ダンジュー)(43)

グニシア王国から見て東の島国エラルド公国の公女で、姉が第一王妃として輿入れするタイミングで、ルーカスの所に輿入れが決まった。

ブライアン、ステファニー、ギルバートの実の母親。社交界を牛耳っている公爵夫人。


ブライアン(25)(爵位:バイロン伯爵)

ギルバートの兄。現グニシア王国宰相。父や弟に比べて物腰が柔らかいため、派閥を越えて調整役を買っている。


ステファニー(22)

ギルバートの姉。王太子妃候補の有力株と目されている。明朗快活な性格で、良くも悪くもお嬢様。


□エルガー公爵家に勤める人々


(エルガー公爵家タウンハウス)

メアリー(28)

ステファニー付きの侍女。


(エリントン子爵邸)

ハロルド(40)

エリントン子爵邸を預かる家令。ギルバートが邸を相続する前から、エリントン子爵邸を預かっている古参の家令。


ミセス・ラッセル(30)

エリントン子爵領を預かる女中頭。ハロルドと同じく新米メイドの時からエリントン子爵邸を切り盛りしている。


ロバート(19)

ギルバート付きの侍従兼護衛。時にギルバートの影武者として身代わりにもなる。親しい人にはロビンと呼ばれる。


レベッカ(16)

エリントン子爵邸のメイド。歳が近しく、話しやすいだろうとのことで、エリザベス付きに抜擢された。ロバート同様、時にエリザベスの身代わりさせられている兼ね合いで、ロバートには不憫がられている。


□エルガー公爵家に縁のある人々


エルガー家初代(アルバ王国王太子)

かつて、現ネーデルからノーランドの辺りを治めていた「アルバ王国」の王太子。しかし、現ノーランド王国の王室の祖、ダンケル家の謀反により父母、妻を失う。現グニシア王家のデーン家は、彼が妻の弔い合戦に向かうのにあたって、アルバ王国の一切をデーン家に任せたのが興国のきっかけ。


白百合姫(アルバ王国王太子妃)

エルガー家の初代の妻。ダンケル家の生まれ。父の企みに気が付き、夫であるエルガー家初代と息子をその身を挺して逃がした。ノーランド王国では『母国を裏切った愚か者』の意で伝わっている。


□エセックス伯爵家


エセックス伯爵(45)

アメリアの父。中立派の出身ながら、アメリアがブライアンに嫁いだことで、エルガー公爵家寄りと見なされている。入婿なのでマチルダに頭が上がらない。


マチルダ(50)

エセックス伯爵夫人。アメリアの母。伝統ある伯爵家の出で、娘が新興のバイロン伯爵家に嫁ぐ際に眉を潜めたが、ブライアンの人となりに絆されてアメリア達の結婚を許した経緯がある。


アメリア(24)

バイロン伯爵夫人。ブライアンとは幼馴染。ブリジット妃のお気に入りで、王妃主催のお茶会の取り仕切りを任されることも多い。


■グレイ侯爵家


ヘンリー=グレイ(爵位:グレイ侯爵)(42)

グニシア王国、北西にあるグレイ侯爵領の領主。エリザベスの母、ベアトリスの事を学生時代に気に入り、ストーカー紛いのことをした事があり、エドガーには毛嫌いされている。


■ハミルトン伯爵家


アーサー=サリヴァン(爵位:ハミルトン伯爵、異名:毒の魔術師サリヴァン)(65)

グニシア王国、西の端にあるハミルトン伯爵領の領主。亡き王弟陛下を実の息子のように可愛がっていた。砒素を含む毒砂からネズミ捕りの事業で成功。その功績を認める者もいるが、大抵は「触らぬ神に祟りなし」と思われている。


□幽閉塔にいた看守

ロン(45)

ハミルトン伯爵家お抱えの刺客。亡き王弟陛下の護衛をしていたが、言われなき理由で王弟陛下が処刑されたあと、ハミルトン伯爵家に雇われることになった。ペーターとは同期。


■グニシア王国王家


エドワード三世(国王陛下)(50)

エリザベス、オリバーの実の父。

先王が姻戚に振り回されて内政破綻と北方のノーランド王国からの侵入を許したため、即位後はあえてエラルド公国から第一王妃を、ボイル公爵家からヴェールズ公国の血を引く第二王妃を後宮に迎えて国の安定をはかった。その結果、即位後に治世が安定したこともあり、国民には「賢王」と見なされている。亡国アルバ王国の傍流、デーン家の末裔。


ブリジット・ダンジュー(第一王妃)(45)

エラルド公国の公女。エルガー公爵夫人であるジェニファーの姉。国王陛下とエルガー侯爵であるルーカスの画策で、赤ん坊だったオリバーを養子として迎え入れて育てた。


王太后(故人)

国王陛下から見た時は祖母。

先代の王を傀儡とし、グ二シアを牛耳り、思うままにした。息子が死ぬと当時、まだ王太子だった国王陛下の対抗馬として、第二王子の後ろ盾になり、クーデターを起こした。処刑前に幽閉塔で自害している。


ジェレミー第二王子(王弟陛下)(故人)

国王陛下から見た時は異母弟。

先王が戦時中に病に倒れ、国王陛下が父王の名代としてノーランド王国との戦いの指揮を取っていたことをいい事に、王太后や姻戚達に言い含められてクーデターの旗頭として持ち上げられ、結局、処刑された。人徳高い性格だった。


オリバー王太子殿下(18)

第一王妃の子として育てられたエリザベスの双子の弟。実の母がベアトリスだとは知っているが、公表はしていない。王太子としてちやほやされ、ギルバートにおんぶにだっこで育っているので、どこか世間ずれしている。


□王城で働く人々


レオン=ライリー(20)

若くして武闘派で名高いランスロット伯爵家を継いだ青年騎士。近衛騎士隊に所属し、主にオリバーの身辺警護に従事している。政治的なところはからっきしの家門で、王家にだけ従う中立派の家門だが、エルガー侯爵家のギルバートとは同級生で気も合い、夜会の際はギルバートといることが多い。


ナターシャ(42)

国王陛下付きの侍女。学生時代にベアトリスの友人で、氷華の離宮滞在時にエリザベスの侍女に抜擢された。


□幽閉塔にいた看守


ペーター(45)

国王陛下直轄の影。ただし、心情としては「ジェレミー王子こそ国王になるべき人だった」と思っていることもあり、ロンの手引きをしていた。


ヒュー(37)&トーマス(35)

国王陛下直轄の影。先王時代の争いを知らない世代で、国王陛下に忠誠を誓っている。


□市井の人々


山猫亭の夫婦

ギルバートが出資する店舗の一つ。気さくな夫婦が運営している。


リュカ(20)

エラルド公国出身。外洋船の船乗りとして勤めていたが、船の停泊中のサイドビジネスとして知人のヤンの口利きで東エリアと西エリアの荷運びを請け負っていた。


クロエ(18)

エラルド公国出身。リュカの妹。金勘定に弱く、人に騙されやすい兄と暮らしていることもあり、しっかり者の妹。


■ボイル公爵家


先王の第二王妃(63)

アルバート、ソフィア兄妹からみた時にはお祖母様。処刑された王弟の実母。クーデターには関わっていなかったため、末娘と共に処刑は免れる。


ボイル公爵(46)

グニシア王国の王都の西側を治める領主。ヴェールズ公国前大公殿下の元に姉が嫁いでいる。自他に厳しい性格はソフィアが色濃く受け継ぎ、実の息子のアルバートには底知れぬ恐ろしさを覚えるため、好きにさせている。


ボイル公爵夫人(故人)

グニシア王国の先王とその第二夫人との間に生まれた末娘。国王陛下から見たら異母妹。国王陛下即位時に王位継承権は剥奪されたが、ボイル公爵家に嫁いで、不自由なく過ごした。


アルバート(20)

ボイル公爵家嫡男。人あたりの良さそうな雰囲気ながら、その実、結構えげつない事を色々やってきていると噂されている。サラと正教会幹部とを繋いだ張本人。ギルバートを目の敵にしている。


ソフィア(17)

ボイル公爵家令嬢。アルバートが唯一可愛がっている妹。ただし、妹は兄のことを「王太子妃候補だから、自分を可愛がってくれている」と思いこんでいる。ボイル公爵家にありながら心優しく曲がったことが嫌い。


シーク(21)

ボイル公爵家の『影』の一人。暗器術、体術に長けた暗殺者兼護衛。


■ウィンザー伯爵家


ウィンザー伯爵(39)

王都のすぐ南。ボイル公爵家とエルガー公爵家の領地の真ん中の地域を二分する領地を預かる領主。フィリップとイザベラの父。ブライアンから見た時は「元上司」。


フィリップ(19)

アルバートやギルバートと同級生。社交界では常に女性の輪に飛び込んでいくので「女たらし」と揶揄されている。


イザベラ(17)

フィリップの妹。父のウィンザー伯爵の後押しもあって、ギルバートの婚約者を狙っており、外堀から攻めていたところ、エリザベスとの婚約を知って意地悪をしてきた。


□ウィンザー家で働く人々


セバスチャン(58)

ウィンザー家の家令。アルバートとも顔見知り。


■クレア伯爵家


クレア伯爵(40)

元々はボイル家寄りの中立派の家だったが、後にハミルトン伯爵家側に乗換える。


レティシア(17)

イザベラの取り巻き的存在。ウィンザー伯爵家にとっては結構上位のお付き合いをしている家門で、そこの一人娘。


■コックス子爵家


コックス子爵(43)

グニシア王国のすぐ東にある子爵領を治める。

ルーカスとは学園時代の後輩で今も進行がある。一時、エリザベスを邸に預かった。


コックス子爵夫人(42)

ベアトリスの学生時代の友人。キャロラインとノアの母親。


キャロライン(愛称:キャロル)(21)

エリザベスの幼なじみで親友。ステファニーとも仲がいい。


ノア(19)

エリザベスの幼なじみ。デビュタントのダンスは彼がエスコートした。モイラ家のシャロルが気になっている。


■グロースター辺境伯家


グレゴリー(爵位:グロースター辺境伯、愛称:グレッグ)(55)

グニシア王国、南西部(スペンサー男爵領から見た際には南側)のグロースター辺境伯領の領主。エドガーを将軍まで引き立ててくれた元上司であり、エルガー公爵家、ボイル公爵家とは異なる第三勢力として発言権を有し、グニシア王室に影響力を持っている。


辺境伯夫人(42)

おっとりとした貴婦人。ベアトリスとは同級生だった。元は子爵家の出身。気の若いグロースター辺境伯とはお見合い結婚だが、存外仲良くやっている。


■ホーキンス一味


ジョン=ホーキンス(47)

グニシア王国南部のプリムスを根城にする海賊団の船長。カーラル湾の辺りを航行する王侯貴族所有の船を狙い、庶民には義賊扱いで人気がある。フランシスとは従兄で、18歳の頃に世界一周を達成。


ペーター(45)

ホーキンスの船の船員。航海士をしている。貴族嫌いだが、人を見る目はあるので、ギルバートには途中から逆らうのを辞めることにした。


ジェフリー(35)

ホーキンスの船の船員。甲板長をしている。寡黙だが、仕事はきっちり、統率力もあるタイプなので、船員は一目を置いている。


ドン(40)

ホーキンスの船の船員。船医をしている。ひょんなことから町医者からホーキンスの船に乗ることになったが、腕利きの外科医。あちこち切り傷や擦り傷を作る船員の相手をしていて、縫合には手馴れている。


■正教会関連


サラ(のちに、マイヤー子爵家養女)(16?)

道で行き倒れていたところを助けてもらったものの、奇天烈な事を言うため正教会に保護されて巫女見習いとして過ごす。

わけあってフィリップに監察保護下に置かれていたが、アルバートが後ろ盾になって「神託の巫女」として認められ、ハミルトン伯爵家の手引きでマイヤー子爵家の令嬢に転身し社交界デビューする。


■ヴェールズ公国の人々


イーサン(ヴェールズ大公殿下)(23)

赤毛と若葉色瞳をしたがっちりとした体形の大男。アルバートの父と、ヴェールズ大公殿下の母親が姉弟につきアルバートとは従兄弟同士。グニシア国王とは母方の再従兄弟。


フランシス=ドレイク(49)

リチャード、ベン、トムと共にエドガーの元に仕えていた軍人。退役後、故郷のヴェールズ公国に戻り、北方の街レクシームで自警団の警備隊長をしている。昔は有名な船乗りで、20歳頃に従弟のジョンと世界一周をしたが若気の至りだと思っている。


エイダ(37)

レクシームの隣町で薬草を育てて暮らしている女性。若い頃はノーランドにおり、訳あって離れたあとも麓の街に暮らして見た時もあるが、薬草を取り扱う兼ね合いで魔女扱いされるのが嫌で山の中の一軒家に隠棲している。


ラファエル(38)

エラルド公国大使。かつてはグニシア王国の大使館に居たため、ギルバートとは旧知の仲。現在はヴェールズ公国の大使館にいる。


■エラルド公国の人々


□大公家の人々


アンリ(エラルド公国大公殿下)(40)

養父と実父の間での思惑により、公世子として育てられ、大公家の家長として君臨しているが、自らのことを「中継ぎ大公」だと自覚している。


カトリーヌ(38)

ジュリエットとシャルルの母。レイ侯爵家の令嬢。


ジュリエット(15)

エラルド公国大公家の長女。第一子として継承権は一位なこともあり、祖父のレイ侯爵の後ろ盾で『大公女』の位を授かる予定だったが、ブリジットの意向もあり、ギルバートの次とされた。また、シャルルが産まれてからは更にその継承権は下がった経歴を持つ。


シャルル(4)

エラルド公国大公家の長男。素直な性格をした子で、ちょっぴり甘えた。留学時代のギルバートに遊んでもらって以降、ギルバートのことを憧れの目で見ている。


□大公家に縁のある人々


ルイ二世

百年前くらいの時代のエラルド公国大公。


マーガレット妃

ダンジュー家出身のルイ二世の正妻。もう一人の『白百合姫』としてノーランド、エラルドでは認識されている。


ブラッドレイ大公

ブリジット、ジェニファー絡みた時は父。ギルバートの直系の祖父。アンリから見た時は伯父に当たる。ギルバートのミドルネームは彼に由来し、愛情深い人だった。

ブリジット達の母親とはフランク王国留学中に恋仲になり、王太子候補だった彼女を連れ去るようにして大公妃に据えた経緯がある。


□海軍関係(レジナルド駐留軍)


ブローニュ提督

レジナルドに駐留している海軍の総責任者。ギルバートとは旧知の仲。


オルメス大尉

レジナルドに駐留している海軍の中隊を預かり、現場の取り仕切りをすることが多い。ギルバートが留学してきた時はメンター的な立ち回りをしていた。


ジョーンズ少尉(愛称:JJ)

レジナルドに駐留している海軍の化学科に所属。少尉として小隊を率いる立場にあったが、ギルバートと再会し特務に従事することになる。


□経済関係


ヴィットーリオ

高級品や絹の取引をするマーサーズ商会のギルド長。


□政界関係


レイ侯爵(65)

カトリーヌ大公妃の父。エラルド公国内の政界を牛耳っている。欲深く、ジュリエットが生まれた時は直ぐに大公女の位をさずけるよう、アンリに迫ったこともある。シャルルが産まれてからは、一旦、大人しくしていたが、ノーランドやスパニアなどとの付き合いも深く、きな臭い動きをしている。


リンスター公爵(45)

エラルド公国、筆頭公爵家の家長。エリザベスの養父になる。気が弱く、妻のリンスター公爵夫人に頭が上がらない。ルーカスのことも苦手。


マーサ(リンスター公爵夫人)(40)

ブリジット、ジェニファーとは令嬢時代からの旧知の中。エリザベスの養母になる。不妊の影響で子供を授かれなかったが、気弱ながら優しい夫を支え暮らしてきたところ、エリザベスとの縁が出来たので、養母として後ろ盾になろうとはりきっている。


□エリザベスの侍女


マーガレット(18)

伯爵家出身の令嬢。父親の伯爵はレイ侯爵と対立関係にあり、家業が傾いた関係もあり、しばらくリンスター公爵家に出稼ぎのようにして侍女を務めてきた。恋より仕事。エリザベスに長く勤めるつもりでいる。


アニエス(16)

子爵家出身の令嬢。一年ほどの行儀見習いとしてエリザベス付きになった。エラルドの流行に明るく、快活ながら、上流貴族とのやり取りは拙さが残るので、マーガレットがヤキモキすることも。


■ノーランド王国王家


アラン=マク=クリネイン(23)

ノーランド王国第一王子。妾腹ながら人当たりも良く、ノーランド国内では正妻腹の第二王子より人気がある。グレイ侯爵と交友関係がある。

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[一言] 早速の人物紹介ありがとうございます  これからの展開を楽しみにしております
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