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こんなドエロイ目にあいたい

作者: サブロー

「久しぶりだね。俺くんの部屋に入るの」

 小学生以来だな、と返事をして幼馴染を部屋に招き入れる。


 告白するつもりだった。でも俺は臆病だったから、あたふたした末に久しぶりに一緒に勉強しないかと誘ってしまった。

 まぁ結果オーライ、願ったり叶ったり。まだチャンスは有るさ。


 子供から大人になるにつれ疎遠になった幼馴染。

歳を重ねる程に魅力は増して、遂には学校の男たちの視線を独り占めするまでに至ってしまった。もうすぐ手の届かない、文字通り高嶺の花になってしまう。


 焦った俺は砕け散る覚悟でアタック(日和ってしまったが)。そして今に至るわけで。


 じゃあお茶淹れてくる、そう伝えた俺は一階まで降りて台所へ向かう。

 どうも焦る気持ちが先走って普通じゃいられない。幼馴染を前にすると自然体では居られなくなってしまう。


 晩茶と適当な茶菓子を見繕った俺は二階へ。ついドギマギして一人にしてしまった。あいつ、エロ本漁ってるんじゃないんだろうな・・?と今更ながら考える。


忘れもしない、俺の性癖は幼馴染に植え付けられたも同然、そして性癖という種は少し歪に育ってしまった。人に見せられないコレクションは今では膨大(少々整理したが)になってしまっている。


 まあバレてはいないだろう。押入れの天井裏なんて久しぶりに来て覗けるもんじゃない。俺は今一度心を決めて部屋のドアを開ける。


 そこには靴下を脱いだ幼馴染が居た。白い生足に否が応でも目がいってしまう。おいおいリラックスしてんな、靴下履けよ。


「いいじゃん知らない仲じゃないんだから。ほらほら、数学教えて欲しいんでしょう?さっ座って座って」

 ここ、俺ん家なんだけどな、と苦笑し、いつの間にか用意してくれていた座布団の上に座る。


「それじゃ、どこから始める?」


 集中出来ない。というのも俺は足裏フェチなんだ。

 制服+裸足なんて俺得でマニアックな状況、集中出来るわけがない。

とてもわかりやすく解説してくれる中、俺は視線は5/sの間隔で生足に吸われていく。

 足の指を開いて、そしてある時にはぎゅっと閉じて俺を挑発する。俺は気取られない程度に深呼吸をする。

きっとここまで走ってきたのだろう。ほんの少し汗臭くそれでいて嫌いじゃない、なんとも言えない匂いを楽しんだ。


「ふふっ本当に俺くんはわかり易いね」


 えっ

「ね、俺くんは女の子のどこが好きかな?」

 俺は何言ってるんだお前は、そんな意味を込めた視線を幼馴染に向ける。向ける前に生足チラ目をしっかり敢行。


「本当に正直じゃないね、俺くんは。ねっ私胸に自信あるんだぁ。お尻も凄いんだよ」

 テーブルに手をついて胸を強調させるように仰け反る幼馴染。その後にくるっと後ろを向いてお尻を俺に見せた。


 立派なもんだよ、昔は断崖絶壁で男だと勘違いされてたよな、と茶化しながら冷静に返す俺。褒めてあげたいと思う。

「えーっもうちょっとドキドキしてよね。ねっドキドキした?」


 体勢を体育座りに切り替えた幼馴染は両足を抱えて足をもじもじさせる。当然のごとく目がそちらに向いてしまう。


「女の子ってね、男の子の視線に敏感なんだよ。俺くんがどこを見ていたか、教えてあげようか?」  

 いやあの、おっぱいかな!ハハハ!と何時になく俺らしくない返答をしてしまう。

あまり気取られたくない趣味である分、とてもつらい。


「ウソー。ねっこれ俺くんの?」

 それは俺のコレクションの1本じゃないか! 240分女優の足と足コキが楽しめる至極の宝物。なぜ今幼馴染が持っているんだ!?


 俺は焦りながらあれっおかしーなー友人1が置いていったかな?と秒で取り繕った言い訳と共に宝物の奪還を敢行。


「キミの、みたいだねー。いやーこんな変態趣味になってたなんて、私ビックリだよ」

 幼馴染に馬乗りにならない程度に取り返そうと体を密着させ宝物に手を伸ばす。手が届きそうになった瞬間、幼馴染は俺のみぞおちに蹴りの一発を入れて少し距離を取った。


「ふふっ、がっつきすぎ。キミと距離を取り始めた理由、わかるかな?」

 いてて、と、唐突だな・・。理由なんてあったのか?自然なもんだと思ってたよ俺は。


「キミの私の足を見る目がキモかったからだよ。今もそう。足ばっかみて、本当に変態だよね」

 バレバレだった。なんかもう思考が追いつかない。


「でもね。そのキモい視線、私少しね。気持ちよくなってたんだ」


 蹴りまでして取った距離を縮める幼馴染。お互い目と鼻の先。


「こうしたらもっとエロいかな?とか考えるようになったんだよ。どうだったかな?」


 幼馴染を目の前にして今更思い知る。今まで足しか見てこなかったから、こんなにエロ可愛く成長していたなんて知らなかった。ケツもボインもバインバインだった。それでも見たのは一瞬。


「そうしたらね、ついこの前からかな?私もくるところまできちゃったみたい」

 俺の肩に手をかけた幼馴染。徐々に体重がかかるのを感じる。なすがままの俺はベットに腰を降ろした。


「舐められたらどんな気分になるだろうって。我慢しなくていいんだよ?舐めたかったんだよね」


 舌なめずりしながら膝の上に乗り、腕を俺の首に絡ませた。期せずして向かい合う形になる。人差し指で俺の頬をぐりぐりと押す幼馴染と目線が絡み合う。お互いの吐息が場を支配する。

 シミ一つ無く、柔らかさと甘さを感じさせる生足を、俺の目線に入るように持ち上げ――


 幼馴染のセリフとこのシチュエーション。入っちゃいけないスイッチに手がかかる。


「ほら、このパッケージのここ。一緒にやってみない?」

 しっかり宝物をキープしていた幼馴染は足で別の箇所をぐりぐりしながら、俺が一番やってみたかったプレイを指差した。こんな事、将来的に彼女が出来たとしても頼めない。頼めば即破局、見えている地雷を踏み抜きかねないから、夢は夢で終わらせるつもりだった。夢が目の前にある。


「一緒に変態さんになろ?」


 耳元でささやく幼馴染。もうだめだ。そうして、俺は――


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