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6話:冒険者ギルド

書き終わったのでどうぞ!

 愁は5分ほど歩いたら交差した剣と斧のマークの冒険者ギルドに到着した。中に入ると時間が時間なのか、人がほとんどいなかった。受付には美人な人、可愛らしい猫耳の獣人、イケメンな男性の3人がいた。やっぱ受付=ギルドの顔と言うテンプレは変わりなかった。とりあえず今のところ誰もいない猫耳の人のところへと行く。


「冒険者ギルドはここですか?」


「はい。そうです。新規登録者の方ですか?」


 『にゃ』とか『にゃん』を期待したけどやっぱりそんな事はないか・・・。


「えぇ、お願いできますか?」


「もちろんです。では此方の水晶に触れて『ステータス』と言って下さい」


「わかりました。ステータス」


 すると水晶が愁の情報を表示した。もちろん表示されるステータスは『隠秘』のスキルを使い適正値に近い数字で当たり障りのない数字に変換している。


名前:シュウ クホウイン

年齢:18歳

種族:人族 男

レベル:5

HP:100

MP:50

STR:60

INT:60

SPD:100

LUC:50

ギフトスキル>

アイテムボックス

炎魔法Ⅰ

スキル>

剣術Ⅰ

鑑定Ⅰ


「アイテムボックスとは珍しいギフトスキルをお持ちですね!それにステータスも人族にしては高い方ですね」


「そうですか?遠くの田舎から冒険者を夢見て来た甲斐がありました」


「将来有望な冒険者は大歓迎です!では冒険者とギルドの説明を行いますね」


 そう言って冒険者ギルドの説明を始めた。


 冒険者ギルドは自由を掲げた機関で国には属さず独立した組織である。主に依頼の中継役をするのが仕事で、困った人がギルドに依頼をしてギルドはその依頼を掲示板に張り、冒険者は受けたい依頼を受け付けに出すことによて受けられる。依頼の報酬の1割は冒険者ギルドの仲介手数料として取られるが、依頼の紙には1割を引いた値段が書いてある。そして依頼には通常依頼と指名依頼と緊急依頼が存在する。通常依頼は掲示板に張られた普通の依頼である。指名依頼は依頼主が冒険者を指名することにより受ける依頼でランクが高くなると受ける機会が出てくる。緊急依頼は戦争や災害級の魔物が出て来た際に生じる依頼で条件を満たす者は出来る限り受けなくてはいけない依頼である。

 冒険者にはランクと言う物が存在しておりG・F・E・D・C・B・A・AA・AAA・S・SS・SSSが存在する。D以上の冒険者を1人前と扱い、D以上のランクに上がる際はそのたびに試験を受ける必要がある。


「以上が冒険者とギルドの説明になります。何か質問はないですか?」


「迷宮に入るのには何か条件があるんですか?」


「よく迷宮を御存知でしたね。迷宮にはDランク以上になると入ることが出来ます。入る際にはギルドに報告に来てください。他にも何かありますか?」


「魔物の素材はどうすればいいですか?道中にミニゴブリンに遭遇してそれの素材があるんです。」


「魔物の素材に関しては此方で問題ないです。買い取りましょうか?」


「お願いします。それと山賊にも襲われてなんとか撃退したんですがそのインフォメーションカードもあるので換金をお願いできますか?」


 そう言って愁はアイテムボックスからミニゴブリンの耳を2個、インフォメーションカードを6枚取り出した。


「よく1:6で勝てましたね」


 疑わしげな眼を受け付けの猫耳の人が向けてくる。うん。そんな冷たい視線も素敵です。


「元々、ディンさん達のパーティーが襲われていたところを不意打ちでやっつけたので、インフォメーションカードを全て自分が持っているというわけです。」


「なるほど。それではお預かりします」


 そう言って猫耳の受付の人はカウンターの奥へと向かった。すると隣に座っていた美人の女性が話しかけてきた。


「ねぇねぇ、君名前なんて言うの?」


「シュウと言います。以後お見知りおきを」


「そんな堅くなる必要ないよ!私はカリン。よろしくねシュウ君?」


「ちょっとカリン何仕事サボって話してるの。そんな暇あるの?」


「あー、うるさいのが帰ってきちゃった・・・別に良いじゃん、少しくらい話したって~。それともまさかリムが嫉妬?」


「なわけないでしょ!」


 そう言ってカリンの頭を軽くたたくリム。いったーいと言いながら渋々仕事を再開するカリン。


「ごめんなさいね、騒がしくしちゃって。これが山賊と素材の換金分です。それと此方がギルドカードになります。無くさないようにしてくださいね?」


 そう言ってリムは小金貨5枚、大銀貨7枚、小銅貨2枚と黒色のギルドカードを持ってきた。それを手早く愁はアイテムボックスにしまってリムに尋ねた。


「どこかおすすめの宿とかありますか?」


「満腹食い倒れ亭がおすすめですね。左隣に3件行ったところにあります。依頼はどうされますか?」


「今日のところは色々あって疲れたので早めに宿にて休もうと思います。では失礼します」


 そう言って愁はギルドを後にして宿屋の満腹食い倒れ亭を目指した。その際こっそりと自分の本当のステータスを確認した。


名前:シュウ クホウイン

年齢:18歳

種族:人族 男

レベル:13

HP:340

MP:1800

STR:320

INT:1700

SPD:320

LUC:3200

ギフトスキル>

・スキルアブソープション

・天運

・スキルフュージョン

・スキルトランスファー

・隠秘

・詠唱破棄

・アイテムボックス

・炎魔法Ⅰ

・治癒魔法Ⅰ

スキル>

・鑑定Ⅴ

・言語能力Ⅴ

・剣術Ⅲ

・斧術Ⅲ

・槍術Ⅲ

・盾術Ⅲ

・杖術Ⅰ


 ・・・。チートじゃね?


(あ、そう言えばミニゴブリンからスキル奪うの忘れてた!)


 どこか抜けたアホな愁であった。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


後1話ぐらい投稿できるかもしれません。

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