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3話:プロローグⅢ

今回も半分説明です。後半は主人公のスキルに関する話です。


次回ぐらいにはプロローグ脱出できそうです!

 愁、智也、晴香、聡、美香の5人はまたもや真っ白な空間にいたが、以前来た時とは内装が変わっている。以前は何もなかったが、今回はパソコンのようなものが5つ存在する。


「今回は私が説明しますね~」


 そう言って女神は説明を始めた。


「まず今回の特典に関しては私と彼から1つづつ特典をあげるよ~。私からはさっきも言ったように言語能力に関する特典だよ~。これさえあれば現地で言葉に困ることはないよ~!もちろん読むことも書くことにも対応してるよ~。大陸共通語以外にもアイリスの世界の言葉すべてに対応しているすんご~い特典だよ~」


「俺からは鑑定スキルだ。見て頭の中で『鑑定』と念じるだけで対象の情報を得ることが出来る。アイリスには一応『調査』や『観測』と言った似たスキルがあるが、鑑定はそれらの中でもトップクラスの性能を誇る。部類としてはノーマルスキルだ」


「そして今からみんなの様々な事を決めていくよ~!決め方はこれだよ~」


 そう言って女神の手に一辺30cmの立方体が現れた。そして1つ1つの面に数字が書いてある。俗にいうサイコロだ。


「みんなにはこのサイコロを振って様々な事を決めてもらうよ~。今回は身体能力と保持魔力量を決めるよ~」


「身体能力は説明しなくてもわかるな。保持魔力量は簡単に言えばMPだ。ある程度数値を上げる事も出来るが今回決めるのは才能的な面だ。例えば人間の魔力に関する才能とエルフの魔力に関する才能だと天と地ほどの差がある。人間の限界を100とするとエルフの限界は500だ。獣人は50、魔族は1000、今のお前らだと10だ」


 ちなみに人間を1とした場合の他の種族の指標としては以下のようになる。


身体能力:現状維持:0.1 エルフ:0.5 人間:1.0 獣人:5.0 魔族:10 神:20


保持魔力量:現状維持:0.1 獣人:0.5 人間:1.0 エルフ:5.0 魔族:10 神:20


「んじゃ~サイコロを振って~」


 そう言って女神がサイコロを愁に渡すとサイコロの数字が、人間、エルフ、獣人、魔族、現状維持、神になった。


「ここに来た順番でやりませんか?」


「そうだな。それが争いもなく平和に終わるな」


 皆の了承を得た愁は智也にサイコロを渡した。ちなみにみんなの能力は以下のようになった。


智也:身体能力→獣人 保持魔力量→人間

晴香:身体能力→エルフ 保持魔力量→魔族

聡:身体能力→神 保持魔力→現状維持

美香:身体能力→人間 保持魔力→エルフ

愁:身体能力→魔族 保持魔力→神


「よ~しみんな決まったね~?それじゃあ次はこれだよ~」


 そう言って女神が指を刺した先にはルーレットが存在した。人生〇ームにあるルーレットみたいなものである。


「これでみんなに渡す自分の思い思いのスキルを決めるよ~」


「えっとー、どういう事ですか?」


「簡単に言えばルーレットで出た数字の数だけ自分が思っているのに一番近いスキルを授けるという事だ。4が出れば4個、8が出れば8個と言った具合だ」


 神の説明に納得した皆がルーレットを回した。結果としては智也が3、晴香が7、聡が9、美香が2、愁が6であった。


「振り終わったらそれぞれパソコンの前に移動してスキルを決めるんだ。スキルの探し方としては2通り存在する。1つ目が関連ワードによる探し方だ。上の空白に書いて検索ボタンを押せば探すことが出来る。例えば『剣』と言うワードを検索すると『剣術』や『炎剣』と言った具合に『剣』に関するスキルが表示される。2つ目が効果による探し方だ。下の空白に書いて検索すれば探すことが出来る。例えば『怪我を治すことが出来るスキル』と検索すると『応急処置』や『治癒魔法』と言った具合に出てくる。何か質問はあるか?」


「似たようなスキルが存在しないで検索結果が表示されない場合はどうすればいいんですか?」


 愁が神に質問をする。すると神が答えた。


「その場合はその効果を持つスキルを授ける。ただしあまりにも理不尽なスキルは授けない。例えば『不老不死』だな」


 神の答えを聞いて満足した愁だった。それに続くように智也が質問を続ける。


「どんなスキルを取って良いかわからない場合はどうすればいい?例えば俺は3つスキルを取れるが2つだけ思いついて残り1つが思い浮かばない場合はどうする?」


「サポートに1人ずつにサポート用の天使をつける。そいつに聞けば能力に応じたおすすめなスキルを教えてくれる。もう俺から説明するのはめんどくさいから後はサポートの天使に聞いてくれ。それじゃさっさとモニターの前に移動しろ」


 こうして皆がスキルを決め始めた。愁はある程度はスキルを決めていたのだった。しかしその効果に近いスキルが無い場合どうしようと懸念にしていたが、神がその効果に似たスキルを授けてくれるとの事だったので内心安堵した。そして愁は迷わずスキルを検索する。


 今回愁が考えているスキルは『魔物や人間等の様々なものからスキルを奪うスキル』、『運がよくなるスキル』、『スキルを合成するスキル』、『スキルを許可した対象に授けるスキル』、『物事を隠すスキル』、『魔法の詠唱を短くするスキル』だ。検索した結果『魔物や人間等の様々なものからスキルを奪うスキル』、『スキルを合成するスキル』は存在しないスキルであったため神に言って新たなスキルを作ってもらった。そして以下のスキルを手に入れた。


 スキルアブソープション:対象のスキルを(自分の運-相手の運)の確率で奪うことが出来る。確率は1%~100%。

 天運:天に愛されるほどの運の良さを誇りあらゆる物事が成功する。

 スキルフュージョン:複数のスキルから新たなスキルを生み出す。

 スキルトランスファー:対象が許可した場合自らが持つスキル熟練度ごと渡すことが出来る。

 隠秘:隠蔽+気配遮断の効果を持つ。

 詠唱破棄:魔法の詠唱を破棄できる。念じるだけで魔法を発動できる。


 そしてみんながスキルを決め終わった頃、新たな問題が浮上した。

最後まで読んで頂きありがとうございます!

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