22話:ヘルフレアと宝箱
試験に関する感想が来たことが地味に嬉しかったです!同志が意外といるんだ・・・
以前の御意見で御返事で・・・
・ハクの事を1日であんなに好きになったり信頼しちゃっていいのか?
→XIOさんの感想にそれについての説明を書きました。もし宜しければ其方を参照して頂けると有難いです
と言う物がありました。今はいいかもしれませんが今後まとめ読みした人に対して配慮が足りないのでは?という意見を頂いたので、此方に感想のコピペを貼り付けます。それと同じ話の部分にもしっかりと書いておきます。
―――…―何故か?―…―――
自分の中での設定なので参考程度にとらえてほしいんですが、主人公の愁は普通の生活を望む普通な人で、周りからそんな冷たい対応をされると孤独な寂しさと言う物があると思っています。そして転移の際も自分一人仲間外れ。そんな状況が長く続くと色々話が出来て自分の事を裏切ってくれない存在と言う物を欲するんじゃないかな?って個人的に思ってます。それが今回で言うハクです。ハク自身奴隷なため主人である愁を裏切ることはまず不可能です。そして奴隷であるため他の人に対して主人の事を話すような事をしないため話し相手としては最適と言えます。そのため最初から好意的に接してしまい、自分の中でのハクと言う存在を大きくして、気が付けば好きになっていた。こんな感じの流れのため出会って1日と言う短い期間で様々な秘密を話した。と言う感じで考えていました。
―――…――…―――
そして、ヘルフレアについての別ルートに関する意見を貰えました。なので次回の本編に関連のない話の際に書こうかと思います。
愁とハクは迷宮を歩いていた。
「ハク、この辺にゴブリンいない?」
「私の探知にはまだ引っ掛かりませんね」
「うーむ・・・早くヘルフレア使ってみたい・・・」
そんな他愛もない会話をしながら二人は迷宮を探索していた。そんな二人の前方に宝箱が見えてきた。
「お、宝箱!」
「御主人様、もしかすると擬態箱かもしれません。一応攻撃をして様子を見ましょう」
擬態箱。宝箱に成りすます頭の良いモンスター。不用意に近づいた者に噛みついて攻撃する。某RPGで言うミミoク的な魔物だ。年に5件ほど被害が出ている。うん。正直微妙な被害なのだ。
「よし、ならば新しい武器の実験だ!」
そう言って愁はグランアックスをアイテムボックスから取り出す。
「あ、御主人様おまt・・・」
ハクの静止が少し遅れた。愁が降り下ろしたグランアックスは見事に宝箱を切断した。中身も一緒に。
「「あ・・・」」
宝箱の中は弓であった。ショックは隠せないものの、とりあえず愁は鑑定をした。
貫通の弓(修復不可能)
貫通能力を上げる付与魔法のされた弓。
「や、やらかした・・・」
愁は項垂れる。『orz』的な感じになっていた。そんな愁にハクがとどめを刺した。
「御主人様?御主人様はアホなのですか?アホなんですよね?というかアホですね?そんなご主人様にもわかりやすく説明します。様々な物事には限度と言うものが存在します。いくらなんでも先ほどのご主人様のように全力で斧を降り下ろす人は多分今後現れないでしょう。むしろご主人様が初めてですよ!様々な冒険者から失敗談を聞いたりした私ですがこんな失敗は初めて聞きました。流石ご主人様です」
ハクは容赦しなかった。普段の純粋で可愛くて天使なハクはどこにも見当たらなかった。むしろ目の前には悪魔が・・・あぁ、こんなハクも良い!もっと罵ってください・・・ゲフゲフ。少し暴走してしまいました。こんな風にふざけていますが反省はしています。
「うぅ・・・反省してます・・・」
珍事件の反省をした愁とハクは再び歩き始めた。
歩き出して3分後、ようやくハクの探知にゴブリンが引っ掛かり、ついに迷宮初のゴブリンに遭遇する二人。しっかりとスキルアブソープションを使いゴブリンの持つ『剣術Ⅱ』×2、『調教Ⅱ』×2を奪った。
「よし、ヘルフレアの実験だ!」
意気揚々とヘルフレアを使おうとする愁。なにかを感じたハクは条件反射的に愁の後ろに隠れてウォーターボールの詠唱を始める。ご主人様の盾になる?あほなご主人様は体で覚えないとダメな気がします!これは教育です。決して自分のためではありません。ご主人様はこれで成長をする!・・・はずです。
「ヘルフレア」
愁の手から特大の火球が飛んでいく。以前愁が出したファイアーボールが直径80センチであったが、ヘルフレアはそれの約三倍の2mあった。
ヘルフレアによって作り出された火球が対称のゴブリンに直撃する。
チュドオオオオォォォォーーーーンンンンンン!
とんでもない規模の爆発と共に地獄の業火とも言える炎が辺りを包み込む。迷宮の壁?軽く溶けかかっているけど、何とか耐えています。後1発放つと多分崩壊します。
案の定、愁にも被害が出た。髪と服に炎が引火したのだ。
「あちいいいいいぃぃぃぃぃ!」
ハクは思った。
(この御主人様はどんだけアホなのだ・・・でもこんなご主人様でも素敵・・・)
「ウォーターボール」
ハクは準備していたウォーターボールを愁にぶつけて、髪と服に引火して全身火だるまになっていた愁の炎は瞬く間に鎮火した。愁は一命をとりとめた。しかしウォーターボールの想像以上の衝撃に戸惑っている。ハクは昨日準備していた回復ポーションを愁にふりかける。愁は復活した。
「御主人様、危なかったですね」
「あぁ、実験してわかったがヘルフレアは迷宮で使うべき魔法ではないな。今後気をつけなくては・・・」
(わざわざ迷宮で実験しないで人の少ない場所で実験すればいいのに・・・御主人様ってやはりアホなのかな?)
ヘルフレアを受けたゴブリンたちはもちろん即死の木端微塵。ドロップアイテムが残っているか不安な威力であるがしっかりと残っていた。ドロップアイテムマジパナイっす・・・
「あれかな、流す魔力の量をセーブすれば迷宮で使えるかもしれない」
「本当ですか?先ほどはどの程度魔力を使われたのですか?」
「んーっと、とりあえず100かな」
100で先程の威力だったらすべての魔力をつぎ込んだらどうなるのだろう?愁のスペックは神級なのでとんでもないことになるのはわかりきっている。
ちなみにだが、愁がすべての魔力を開放して全力のヘルフレアを放つとパーマナリアの城塞都市が一瞬で塵と灰になります。今後そんなことをする機会があるかどうかは今後のお楽しみです。
「御主人様、でしたら次は10程度でやってみてはいかがでしょうか?先ほどの10分の1程度でしたら多分大丈夫だと思われます」
というわけで引き続き危険な実験を繰り返そうとする愁とハクであった。ちなみにこの後、消費魔力10でヘルフレアを放ったところ・・・
チュドオオオオォォォォーーン
先ほどよりかは可愛らしい爆発であるが、爆発したことには変わりがない。今回も愁の服に引火した。ハクは生活魔法の『ウォーター』を使って無事鎮火した。結局何度か実験を行ったところ、消費魔力3で以前ゴブリンロードにはなったファイアーボールと同じ程度の威力になることが判明した。今後の魔法実験は5程度の少ない魔力から試すことがこのとき2人の間で決められたのは言うまでもない。
※よい子のみんなは火遊びはしないようにしましょう。作中のように炎系の魔法を無闇みやたらに放つのはやめましょう。魔法の実験の際には専門家の監修の元周りの安全を確認した状態で行いましょう。
最後まで読んでもらってありがとうございます!
うん。いつもより少しはっちゃけました。後悔はしていません!楽しんで頂けたら有難いです。




