14話:ハク・アルフィンと新たな武器
ようやく奴隷商会に関するお話し終了です!
ハクが左奥の扉に入った後しばらくしてカインさんが右奥の扉から戻ってきた。
「いかがでしたか?ちなみにですが皆性奴隷となることを了承しております。ハクは処〇なので問題はないですが、他の2人は性病の可能性がありますのでする前に教会へと行き検査をして貰って下さい。子供に関して言えばルゥは子供が出来る心配があるので検査と同時に避妊の魔法を掛けて貰って下さい。もしも子供が御所望であるならば検査だけで問題ないです。今のところまで質問は御座いますか?」
「いえ、大丈夫ですので続けてください」
「かしこまりました。奴隷を持つと主人は奴隷の衣・食・住を保障する義務が生じます。もしも著しくどれかを欠いた場合、最悪の場合犯罪者奴隷となるので気をつけて下さい。そして年に1度納税として中銀貨1枚を商業ギルドに収めてください。時期としては4月ですのでまだ先のお話です。しかし、忘れないうちに払っておくことをお勧めします。ここまでで不明な点は御座いますか?」
「問題ないです。続けてください」
「承知しました。では御値段の方になりますが、ミセルは小金貨1枚、100万Lになります。ルゥは大銀貨8枚、80万L。ハクは小金貨5枚、500万Lとなります」
一応日本円に換算すると・・・
ミセル=100万円
ルゥ=80万円
ハク=500万円
(ハクやっぱり高ぇな。でも欲しいから買っちゃう!)
「では、ハクをお願いできますか?代金は此方になります」
そう言って愁はアイテムボックスから小金貨5枚を出した。
「確かに小金貨5枚受け取りました」
代金を受け取ったカインは左奥の扉の中へと姿を消し、3分ほどしてハクと共に出て来た。
「それでは契約をするので御手数ですが此方の小皿に血を1滴お願いします」
そう言われてナイフと小皿を渡してくる。愁は右手の人差し指を少し切り血を小皿に垂らした。そしてカインは血をハクに渡しハクはそれを飲む。そしてカインは契約の呪文を唱えた。
「この度ハク・アルフィンは彼の者の奴隷となることをカインが見届け契約を許可する」
そうするとハクの首輪が青色に発光した。ハクが志願奴隷であることをこの時愁は知った。
「これで契約は完了しました。確認していきますか?」
そう言ってカインは水晶を取り出す。
「えぇ、そうさせて貰います。ステータス」
名前:シュウ クホウイン
年齢:18歳
種族:人族 男
所持奴隷:ハク・アルフィン
ちなみにだが、ハクのステータスには
名前:ハク・アルフィン
年齢:18歳
種族:エルフ族 女
主人:シュウ クホウイン
となっていた。
「シュウ様・・・いえ、御主人様これからよろしくお願いしますね」
そう言ってハクは頭を下げて来た。
「うん。これからよろしくね」
「この度は奴隷の御買上ありがとうございました。シュウ様、またの機会が御座いましたらよろしくお願いします」
「そうします。カインさん機会があればよろしくお願いしますね。それでは失礼します」
そう言って愁はハクを連れて外へと出た。
―――…――…―――
「さてと、まずは必要な物を買わないとね。何が必要?」
「えっとー、コップと洗濯用の桶と歯を磨くためのスラムの枝と荷物を入れるリュックを頂けたら当面は大丈夫です」
「武器は何が良いの?」
「杖と盾でお願いします」
「んじゃそれに追加で服と靴と肌着と武具だね!」
「い、いえ御主人様・・・服は奴隷商会での物が・・・」
「良いから良いから!いくよ!」
そう言って愁はハクを連れて近くにあるグレイブの武器屋へと向かった。
―――…――…―――
「グレイブさーん」
「おぅ、坊主じゃないか。久しぶりだな。どうかしたか?」
「えっとですねー、武器の買い取りと新しい武器を買いたいのでお願いします」
「おぅ、わかった。買い取って欲しい武器ってのはなんだ?」
そう言われて愁は以前山賊から盗った武器をカウンターの上に置いた。
「うーん、この剣と槍はもう使えないから安くなるな。全部で1万Lってところか」
「その値段でお願いします」
それを聞いたグレイブが中銀貨1枚を愁に渡す。
「んで、欲しい武器ってのはなんだ?」
「剣を2振、槍を1本、斧を1振、杖を1本お願いします。予算は1000万Lでお願いします」
この中金貨は山賊から奪った物である。山賊からは大金貨1枚、中金貨3枚、小金貨5枚、大銀貨6枚を奪えた。山賊に感謝です。
「結構な数と額だな・・・少し待ってろ」
そう言ってグレイブは奥へと行く。そしてガチャガチャと騒がしい音がした後に両手に様々な武器を持ってグレイブが現れた。
「一応これで予算ぐらいだ」
全ての武器を鑑定してみると、聖銀の剣、魔銀の剣、ドライグスピア、グランアックス、ラトナと出た。
「なんかすんごい豪華な武器ですね・・・」
「剣が1振200万Lだ。槍は130万L、斧が210万L、杖が300万Lだ。まとめて買ってくれるから40万Lはおまけだ」
「ありがとうございます!」
そう言いながら大きく頭を下げる愁。
「それと、お勧めの防具のお店ってありますか?」
「おう、隣に2軒行ったところにあるフロスガーのお店をお勧めする。やつは俺のダチだ。しっかりとした腕を持っている。安心しろ」
「わかりました!何から何までありがとうございます!また来ますね!」
そう言って愁は武器をアイテムボックスになおし、代金の中金貨1枚をグレイブさんに渡して防具を売っているフロスガーへの店へと向かった。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
続きは今日中に投稿出来たら投稿します。なんといっても試験期間間近なので投稿できないかもしれません。




