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12話:テンプレなんて・・・

時間が出来たので投稿!


はっちゃけました!後悔はしてません!

―――…―Sight of SHU Start―…―――



 階段を登った俺とカインさんの視界には4つの扉が見えた。


「此方の階層が戦闘用の奴隷のいる階層となっております。それでは参りましょう」


 そう言って俺は一番左の扉に案内されて入った。そこには・・・ヤンキーがいた。いや。正確にはヤンキーの溜まり場だった。1人や2人なんてそんな生易しい物じゃない。20人以上いた。


 うん。生命の危機を感じたよ。18歳にして死ぬかと思ったよ。入った瞬間睨まれて死ぬかと思ったよ。久鳳院愁、享年18歳、死因は複数の男性に睨まれて死亡。


 ・・・考えただけで情けねぇ。


「いかがでしたか?気に入った方がおられm「いません!」・・・左様ですか。では此方から隣の部屋に入りましょうか。」


 即否定してやりましたよ。無理です。不可能です。インポッシブルです。


 カインさんはそんな俺を気にすることもなく右側の扉を指さす。どうやら隣の部屋と繋がっているようだ。俺とカインさんは扉を開けて隣の部屋へと入った。



―――…――…―――


 うん。俺にも次こそは・・・と期待した時期があったよ。夢見てたよ。でもね・・・


 そう。ヤンキ-の溜まり場の隣の部屋もヤンキーの溜まり場だったよ。うん。また生命の危機を感じたよ。1日で2回も死ぬと思ったの18年生きてきて初めてだよ。河原とお花畑が見えちゃったよ。


「此方の部屋は先ほどと違いはじめt「結構です!」・・・左様ですか。」


 うん。説明聞かなくてもわかるよね。つまり、最初の部屋は言ってしまえば、童〇を卒業した男性。今の部屋は〇貞の男性って事だよね。俺からしたら何も変わんないよ。


 ・・・誰?オホモ達って言ったの?聞こえてないとでも思ったの?俺ノーマルだよ?一般人だよ?イッパンピーポーに部類されるよ?アブノーマルじゃないよ?ノーマルだよ?


 ・・・ゲフゲフ。少し暴走しちゃいました。申し訳ないです。


「さて、数は少なくなりますが隣の部屋は女性の部屋となりますので一度廊下に出てから渡ることになります。それでは行きましょう」


 あー・・・良かった。うん。このまま3度目の生命の危機を感じずにすんだよ。まだ見ぬ天使たちよ!今行くからね~!


 そんな事を考えながら俺とカインさんは廊下に出て隣の部屋へと入っていった。



―――…――…―――


 俺こと久鳳院愁はこの場を持ちまして異世界の考えを改めさせられました。だってさ、女性の奴隷が複数いるって聞けば男性からしたら天使の溜まり場、つまり天国だよね?そんなこと考えてた俺が愚かにもいたわけですよ。


 戦闘向きの女性の奴隷がいる部屋。うん。レディースの溜まり場でしたよ。また睨まれたよ。今日だけで寿命が17年と4ヶ月縮んだよ。


「いかがでs「結構です!次お願いします!」・・・左様ですか」


 はい。もう慣れました。あれですね、今回だけで何度も通い詰めた常連客並みの対応速度でしたよ。我ながら素晴らしい適応力。


 ちなみに部屋の中にいた女性たちだけど、全員美人なんですよ。それなのに睨まれて本日3度目の死を覚悟しましたよ。1日で記録更新しました!誰?おめでとうって言ったの!怒るよ?おめでたくないよ?むしろ不幸だからね?起きて欲しくない記録更新だよ!


 ・・・ゲフゲフ。またもや暴走してしまいました。申し訳ないです。


 とりあえず、さっきは結構ですと言ったけどレディースの中から目力が弱い人(頑張って見つけました!褒めて褒めて!)2名を後程個人面談することにしました。うん。なんとか見つけたよ。俺頑張った。今年の頑張った大賞はきっと俺だな!


「次が最後の部屋になります。次の部屋は男性経験のないsyピー(一時的な電波障害が発生しました。)の女性の御部屋になりますが、この度お出しできる人が1人しかいないのです。貴族が先日まとめ買いをしてしまい、それ以降sピー(再び一時的な電波障害が発生しました。)の奴隷は1人しか入荷しなかったのです。しかしながらその奴隷は見目も麗しく大変な器量をお持ちです。尚且つ冒険者ランクもD止まりですがCランク程度の実力を持っていました。なので期待して貰って大丈夫ですよ!」


 カインさんの発言にウキウキする俺。そんな事も知らないで俺とカインさんは隣の部屋へと入るドアを開けた。



―――…――…―――


 はい。さっきから生命の危機を感じまくってる久鳳院愁です。今回も生命の危機を感じました。うん。舐めてました。カインさんが商人だから営業の意を込めた意味での『見目麗しい』だと思っていたんだ。


 目の前には超が付くほどの美女がいました。うん。女神よりこっちの方が俺は好みだよ!簡単に言うと銀髪のエルフだよ!思わず鑑定を使いました。


名前:ハク・アルフィン

年齢:18歳

種族:エルフ 女

レベル:18

HP:220

MP:440

STR:200

INT:390

SPD:255

ギフトスキル>

生活魔法Ⅲ

闇魔法Ⅱ

炎魔法Ⅲ

水魔法Ⅱ

スキル>

杖術Ⅲ

気配遮断Ⅱ

探知Ⅲ

料理Ⅲ


 ktkr!この子最高!絶対買う!


「いk「面談お願いします!」・・・左様ですか。では一旦最初の御部屋へと行っていてください。私は面談の準備をしますので」


 そう言われて俺は最初に通された応接間へと意気揚々と向かった。



―――…―Sight of SHU End―…―――

最後まで読んで頂きありがとうございます!


ヒロインの名前・・・ぶっちゃけハクは決めていたんですけど・・・


苗字的なあれが思いつきませんでした。適当ですいません。細かい描写がない事に関しては次にじっくり書く予定です。


一応ヒロイン登場したし・・・いいや。

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